ハーブティーというと、「クセがあって飲みにくい」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
特にお子さんなどは苦手意識を持ってしまうこともあるはず。
でも実は、ハーブティーの中には甘くて飲みやすいものも存在するんです。
美味しい上に、体の健康維持にも効果があるので一石二鳥ですね!
今回は、子供でも飲むことが出来る、甘くて美味しいハーブティーを厳選してみました。
お子さんはもちろん、ハーブティーに馴染みのない方や美味しく飲みたい方にもオススメです。
この記事では、
- 子供でも飲めるような、甘くて美味しいオススメハーブティー
- 子供に飲ませる際の注意点
についてご紹介します。
子供も飲める、甘くて美味しいハーブティーランキング!効能や副作用も紹介
子供でも飲むことが出来る、甘くて美味しいおススメのハーブティーを1位から5位までご紹介します。
第1位 甘茶
アジサイの変種である甘茶。
その甘茶の乾燥葉で淹れるハーブティーは名前の通り、とても甘い味がするお茶です。
その甘さはなんと砂糖の400~800倍ともいわれるほど。
それでいてしつこくない、すっきりとした飲み心地なので、子供でも好きになれる美味しいハーブティーです。
- 効果・効能
甘茶には、「アレルギー症状を抑える」という優れた効能があります。その為、花粉症やアトピー性皮膚炎に悩んでいるお子さんには、積極的に飲ませたいお茶と言えます。その他にも、- 歯周病、口臭を予防する
- 生活習慣病を予防する
- アンチエイジング
- 気分をリラックスさせる
などの効果があります。
甘茶はノンカロリーなので、甘いものが欲しくなるダイエット中に飲むお茶としてもぴったりです。
- 副作用
甘茶には注意しなければならない副作用などはありません。
ただし飲み過ぎてしまうと、お腹がゆるくなることがあるので、必ず適量を守って飲むようにしましょう。また、あまりに濃すぎる甘茶の場合、中毒を起こし嘔吐などの症状が出る可能性があるとされています。
その為、厚生労働省も「2~3グラムを1リットルの水で煮出して飲むこと」を推奨しています。
お子様に甘茶を飲ませる際は、濃さに注意して飲ませるようにしてください。
第2位 リンデンフラワーティー
和名では「セイヨウボダイジュ」や「セイヨウシナノキ」という、リンデン。
その花を乾燥させて作るのがリンデンフラワーティーです。
リンデンフラワーティーは、甘い花の香りと優しい味わいのハーブティーで、クセがないのが特徴。
クセのあるハーブティーを飲みやすくするためのブレンドにも用いられます。
- 効果・効能
リンデンフラワーティーには、「気分を落ち着かせるリラックス効果」があります。
特に、精神的にストレスを感じている時や夜眠れない時に効果的。フランスでは落ち着きのない子供に飲ませることもあるようですね。リンデンフラワーティーにはその他にも、- アンチエイジング
- 生活習慣病を予防する
- 風邪を予防する
- 悪寒、のどの痛みなど風邪のひき始めの症状を緩和する
- むくみを改善する
などの効能があります。
- 副作用
リンデンフラワーティーには、注意すべき副作用はありません。
ただし、妊娠中・授乳中の方の飲用は安全性が確認されていないので、控えた方がいいでしょう。
第3位 エルダーフラワーティー
和名では「セイヨウニワトコ」として知られるエルダー。
その花を乾燥させたもので淹れるエルダーフラワーティーは、マスカットのような甘い香りと、ほのかな甘みがあります。
甘く爽やかなハーブティーなので、ハーブティーが苦手な方でも飲みやすいのがポイント。
- 効果・効能
エルダーフラワーティーには、「風邪やインフルエンザを予防する」効能があります。免疫力アップ、抗菌・抗ウイルス作用、発汗・利尿作用などの働きがあり、その効果は「インフルエンザの特効薬」と呼ばれるほど。
特に冬場は日常的に摂取して、予防効果を高めておきたいですね。その他にも、- 冷え性やむくみを改善する
- 老化を防ぐ
- 生活習慣病を予防する
- 気持ちをリラックスさせる
などの効能があります。
- 副作用
エルダーフラワーティーには、注意すべき副作用はありません。
お子様や妊娠中・授乳中の方でも安心して飲むことが出来ます。
第4位 ルイボスティー
南アフリカでしか生産できないことで知られるハーブ、ルイボス。
ルイボスの乾燥葉で淹れるルイボスティーは、赤茶色が特徴的なハーブティーです。
独特の香りとほのかな甘みがあり、味わいは紅茶に似ています。
渋みはなくすっきりとしているので、苦手意識を持たずに飲むことが出来ますよ。
- 効果・効能
ルイボスティーは、優れた抗酸化作用を持っています。
その為、- アンチエイジング効果で肌を若々しく保つ
- 動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防する
など、美容と健康の両方に効果が期待出来ます。
その他に、
- 花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を改善する
- 血行を良くして冷え性を改善する
- 代謝を高め、むくみや便秘を解消する
- 二日酔いを治す
- 生理痛や更年期障害など女性特有のトラブルを改善する
などの効果も期待出来ます。
- 副作用
ルイボスティーには、注意しなければならないような副作用はありません。
お子様や妊娠中・授乳中の方でも安心して飲むことが出来ます。
第5位 カモミールティー
数多くあるハーブティーの中でも、高い人気を誇っているのがカモミールティーです。
青リンゴのような甘い香りとさっぱりした味で、子供やハーブティー初心者でも挑戦しやすいのが魅力。
はちみつをプラスしたり、牛乳とブレンドして飲むのもオススメです。
- 効果・効能
カモミールティーの最大の特徴は、高いリラックス効果があること。
ストレスでイライラしていたり、不安を感じている時に飲めば、気持ちを落ち着かせることが出来ます。安眠効果もあるので、寝る前の一杯にもオススメ。その他にも、- 胃腸の調子を整える
- 風邪を予防する
- アレルギー症状を緩和する
- アンチエイジング
- 生活習慣病を予防する
などの効果が期待出来ます。
- 副作用
副作用はありませんが、キク科アレルギーの方はアレルギー反応を起こす場合があるので、摂取は控えましょう。また、カモミールティーには子宮収縮作用があるので、妊娠中の方はご注意ください。
子供にハーブティーを飲ませる際の注意点!
ハーブティーを子供に飲ませる場合、いくつか注意点があるのでお伝えします。
まず原則として、乳幼児には与えないようにしてください。
まだ体が十分に発達していない乳幼児の場合、思わぬ症状が現れる可能性があるので危険です。
早くても1歳を過ぎてからにしましょう。
子供に飲ませる際は、大人と同じ量を飲ますのではなく、少量の摂取から始めると安心です。
茶葉を半分の量にする、もしくは2倍に薄めるなど工夫しましょう。
飲ませてからしばらくは、目の痒みや鼻水、発疹などアレルギー症状が出ないか確認することも必要です。
安全に飲めることが分かっても、子供自身がハーブティーを嫌うことがあります。
もし、子供が「苦くて飲めない…」や「この味嫌い!」という反応をした場合は、はちみつを足してみるのがオススメ。
砂糖よりも健康的に甘さをプラスして飲みやすくすることが出来ます。
もう一つ、飲みやすい味のハーブとブレンドするという手もあります。
今回ご紹介したハーブはどれもブレンドに向いているものです。
飲みにくいハーブティーに是非ブレンドしてみてくださいね。
まとめ
子供が飲める、甘くて美味しいハーブティーについてまとめます。
甘くて飲みやすいおススメのハーブティーは、
です。
子供に飲ませる際は、
- 茶葉を半分の量にする
- 2倍に薄める
など少量の摂取から始めるようにしましょう。
苦くて飲めない場合や味が嫌いな場合は、
- はちみつを加える
- 他のハーブとブレンドする
という方法がオススメ。
美味しくて飲みやすいものから始めて飲み慣れていけば、最終的に様々なハーブに挑戦することも出来ますね。
この機会に、家族全員でハーブティーを取り入れて風邪対策をしてみませんか。
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