ハーブティー図鑑

キンモクセイ茶の気になる味は?効果・効能、飲み方を解説!副作用や妊娠時の心配事は?


キンモクセイ茶は、別名を桂花茶といいます。
中国や台湾、東南アジアなどでの生産が主流です。
キンモクセイの花だけを蒸らすものもありますが、緑茶やウーロン茶などにキンモクセイの花を混ぜて香りを移したものが一般的とされています。

その歴史は古く、中国の宋の時代に福建省で行われていたものがもとになっているといわれています。
当時は、お茶にキンモクセイから抽出した精油をかけて香りをつけていました。
近年利用されている製法は、茶葉と花を交互に重ねて花の香りを移すもので、これは宋の次の元の時代から使われている製法です。
元の次にやってきた明の時代に書かれたお茶の解説書「茶譜」には花と茶葉の割合は1:3で用意するのがよいと記述されています。

この記事では、

  • キンモクセイ茶の効果・効能
  • キンモクセイ茶の正しい淹れ方やおススメ入手法

について詳しくご紹介します。

キンモクセイ茶の効果・効能


キンモクセイ茶は緑茶やウーロン茶など、合わせるお茶によって成分が少し変わってきます。
ここでは、キンモクセイ茶の効果や効能について、ベースとなるキンモクセイの主な成分から見ていきましょう。

成分名効果効能
パラハイドロオキシフェノール鎮静作用
パルミチン酸美肌効果、抗酸化作用
リナロール精油成分、リラックス効果

パラハイドロオキシフェノール

これは、鎮静作用を持つ成分です。
気持ちの高ぶりを抑えてくれるので、緊張しているときなどに気持ちを落ち着けるリラックス効果を持っています。
また、リラックスすることで、不眠症の方も眠りにつきやすくなるので、安眠作用も備えていますね。

パルミチン酸

これには、過剰な皮脂分泌を抑える作用があります。
また、コラーゲン生成を促したり、肌の炎症を抑えてくれたりするのに必要なビタミンAを強化する働きがあるので、ニキビの予防や改善に効果的とされています。

リナロール

これは、精油成分の一種です。
鎮静効果があり、気持ちをリラックスさせてくれる香りを持つので、心のバランスや自律神経のバランスを整えます。
これによって、うつ病の予防や改善、イライラの解消、更年期障害やPMS(月経前症候群)の改善につなげることができるのです。

その他の効果・効能

キンモクセイ茶にはこのほかもいろいろな効果を持っています。

  • 胃炎の緩和や解消を促す効果
  • 整腸作用
  • 低血圧の解消
  • 解毒作用

また、ブレンドするお茶の効果としては、以下のようなものもあります。

  • 緑茶をはじめ、紅茶やウーロン茶にはポリフェノールやカフェインが含まれる
  • ポリフェノールの効果で代表的なものは、強い抗酸化作用
  • 抗酸化作用は、この活性酸素の発生を減らし、酸化を抑える
  • カフェインの効果は、眠気を覚ます覚醒作用がある。

このほかにも、疲労回復を助けてくれたり、消化を促進してくれる作用もあるのです。
また、カフェインに含まれる利尿作用によって、体内の余分な水分や老廃物が体外に排出されるため、デトックス効果やむくみの改善にもつながっています。

キンモクセイ茶の副作用について


キンモクセイ茶は、キンモクセイの花だけでは特に副作用はありません。
花の部分にはカフェインは含まれていないので、ブレンドをしないキンモクセイだけのお茶であれば、妊娠中や授乳中のママさんでも安心ですね。

しかし、紅茶や緑茶、ウーロン茶とブレンドしたキンモクセイ茶には、カフェインが含まれていることを忘れずに。

カフェインは、過剰摂取すると興奮や不安、下痢や吐き気を引き起こすこともあるとされています。
妊娠中に摂取したカフェインは胎盤を通って胎児に送られます。

大人と違って胎児はカフェインを分解する力が弱く、それによって生まれてくる子どもが障害を持ったり、流産になってしまったりする可能性が高まってしまいます。

授乳中も同様に、母乳を経由してカフェインの成分が乳児に送られています。
赤ちゃんが眠れなくなったり、体調を崩したりと高いリスクがあります。

キンモクセイ茶の味と香りについて


キンモクセイ茶は、キンモクセイの花のように甘くかぐわしい香りがします。
味は、合わせるお茶にもよりますが、すっきりとしたやさしい味のものが多いです。

キンモクセイ茶と美味しく飲む方法と作り方


キンモクセイ茶は乾燥したキンモクセイの花を使います。
詳しい淹れ方をご紹介いたしますね。

基本の作り方

キンモクセイの花を摘みます。茎や葉は使わず、花だけを摘み取ってください。
摘み取った花は、流水できれいに洗います。水けをきって乾燥させます。

お茶とブレンドする場合は以下の工程を続けます。
乾燥したキンモクセイの花と、茶葉を用意。

茶葉は、春摘みダージリンや凍頂烏龍茶、緑茶などあまり発酵していない茶葉を選ぶのがポイントです。
花と茶葉は、3:1で合わせます。
香りを抑えたい場合は1:3などお好みで割合を変えてみてください。
花と茶葉を混ぜて一晩一緒に置いておくと香りが移ります。

お茶を入れる際の蒸らし時間は、ブレンドするお茶の種類によって異なります。
例えば、緑茶であれば、70℃~85℃くらいのお湯で1~2分。
ウーロン茶であれば、熱湯で1分程度。
紅茶とのブレンドなら、熱湯で2~3分が目安ですね。

オススメブレンドティー


キンモクセイ茶は、ブレンドされることが多いお茶ですが、私のオススメは台湾烏龍茶です。
特に、凍頂烏龍茶や阿里山烏龍茶などは、発酵も浅く、キンモクセイとのブレンドに適しているんですよ。
杜仲茶・なた豆茶とのブレンドはダイエットに。
また、ドクダミ茶とのブレンドは肌荒れや便秘に良いですよ。

キンモクセイ茶に合うお菓子、食事


甘い香りのキンモクセイ茶にオススメなのは、おせんべいなどの少ししょっぱいお菓子です。
香りは甘い花の香りですが、味は甘すぎないので、塩気のあるものとでも違和感なく組み合わせることができますよ。

キンモクセイ茶のオススメ入手法と買い方


キンモクセイ茶は、桂花茶という名前で売られることが比較的多いです。
お茶専門店、とくに中国茶の専門店などで販売されています。
ここでは、インターネット上で購入できる商品をいくつかご紹介いたしますね。




これは、キンモクセイとアッサム紅茶をブレンドしたものです。
茶葉での販売なので、好みで薄くも濃くもできてより自分好みのお茶にすることができますよ。

まとめ

キンモクセイ茶の要点
  • キンモクセイ茶は、桂花茶とも呼ばれる。
  • 中国や台湾、東南アジアで生産されることが多い。
  • リラックス効果がある
  • キンモクセイの花を緑茶やウーロン茶にブレンドして作られるのが主流
  • ブレンドする際は、あまり発酵していないお茶と相性がいい

キンモクセイの花の甘くかぐわしい香りには、リラックス効果があるのですね。
疲れた時や、嫌なことがあった時、気持ちが沈みがちな時に、キンモクセイ茶を飲んでほっと一息つくのもいいかもしれませんね。

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