グァバはカリブ海沿岸や中央アメリカ、東南アジア、ハワイなどの熱帯地域に自生するフトモモ科バンジロウ属の低木です。
日本では、蕃石榴(バンジロウ、バンザクロ)、沖縄ではバンシルーとも呼ばれています。
グァバ茶は、10センチ前後の卵型の葉っぱの部分が使用されます。
洋ナシ型の黄緑色の実はデザートなどの食用にもなっていますね。
グァバの歴史はとても古いです。
古代インカでは「聖なる木」として大切にされていました。
また、中国や台湾などでは古来から高級茶として親しまれています。
近年では、日本でも健康茶としてドラッグストアやスーパーなどで見る機会も増えましたが、昔は高級なものだったのですね。
この記事では、
- グァバ茶の効果・効能
- グァバ茶の正しい作り方やおススメ入手法
について書いていきます。
グァバ茶の効果・効能
グァバ茶の主成分は以下の通りです。
成分名 | 効果効能 |
---|---|
グァバ葉ポリフェノール | 血糖値の上昇を抑える、抗酸化作用 |
ビタミンC | 美肌効果、免疫力アップ |
食物繊維 | 便秘解消 |
セスキテルペン | 抗アレルギー作用 |
グァバ葉ポリフェノール
これは、グァバの葉に含まれるポリフェノールです。
腸内で消化酵素と結びつき、ブドウ糖の分解を抑制することでブドウ糖の量が減少。
この働きは、血糖値の上昇を抑えられる要因となっています。
特に、炭水化物を食べる際にこのグァバ葉ポリフェノールを摂ることで糖質の吸収が抑制されます。
脂肪が燃えやすく太りにくい身体を作れるんですよ。
また、ポリフェノールに含まれる抗酸化作用には、老化防止やアンチエイジングなどの働きがあります。
抗酸化作用は、がんや生活習慣病の予防にも効果的です。
ビタミンC
ビタミンの一種。
メラニン色素を抑えてくれるので日焼け防止効果が期待できる成分です。
他にも、
- 免疫力を高めて風邪の予防
- 肌を美しく保つ
など様々な効果があります。
また、グァバに含まれるビタミンnCは、レモンの2倍に相当。
これは、果物の中ではアセロラに次いで2番目の量です。
食物繊維
グァバには不溶性の食物繊維が含まれています。
この食物繊維が便に吸収されると水を吸収し便の容積が増えます。
結果的に腸が刺激され、排便がスムーズに。
便は体内の不要な老廃物を、体の外に出してくれるのでデトックス効果が期待できます。
セスキテルペン
これは、アレルギー反応を抑制する働きがあります。
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーに効果があると期待されています。
その他の効果・効能
グァバ茶には、そのほかにも血液中のコレステロール値を抑える作用があります。
血液の流れが改善されることによって、新陳代謝がアップ。
ダイエットの効果が高まります。
グァバ茶の副作用について
グァバ茶には、特に大きな副作用はありません。
しかし、血糖値を下げる効果があるために、糖尿病の治療を受けている方や低血糖になりやすい方は注意が必要です。
念のため、医師に相談してから、飲むようにしましょう。
またグァバ茶はノンカフェイン。
妊娠中や授乳中の方でも安心して飲むことができます。
ただし、飲みすぎるとおなかが張ったり、おなかを壊すこともあるので気を付けましょう。
グァバ茶の味と香りについて
グァバ茶は、口当たりがさっぱりしていて軽く、クセなどもあまりありません。
香りなどのクセもないので、比較的飲みやすいお茶です。
グァバ茶と美味しく飲む方法と作り方
お茶は、乾燥したグァバの葉を使って淹れます。
基本の作り方
水1リットルに対して、乾燥したグァバの葉を5~10g使います。
火にかけて水から沸騰させます。
沸騰したら、弱火で1~2分ほど煮詰めてから、茶こしで茶葉を漉して完成です。
急須を使う場合は、急須に乾燥したグァバの葉を15g程度入れます。
熱湯を注いで、3~4分蒸らしたら完成です。
濃さは、各自のお好みの濃さになるように、蒸らし時間や茶葉の量を調整してくださいね。
オススメブレンドティー
グァバ茶はすっきりしているので、緑茶などとブレンドがオススメ。
粉末タイプのグァバ茶などはミルクを混ぜて、抹茶ミルクのように飲むことができますよ。
グァバ茶に合うお菓子、食事
さっぱりとした味のグァバ茶は、和食などとの相性がいいです。
特に、食前から食事中にかけて一緒に飲むことで、糖質の吸収を抑えて血糖値が上がるのを防いでくれますよ。
グァバ茶のオススメ入手法と買い方
グァバの生息地は、熱帯がほとんど。
しかし、日本でも沖縄に自生しているほか、本州などでも温室など屋内での栽培できます。
製品として売られているグァバ茶は、ティーバッグのタイプや茶葉のタイプ、粉末タイプなどがあります。
ここでは、インターネット上で購入できるグァバ茶をいくつかご紹介いたします。
この商品は、スーパーやドラッグストアなどで見かけることもあるので、日々の買い物のついでに入手しやすいものとも言えます。
グァバ葉ポリフェノールを積極的に摂りたい方にオススメなのはこちらです。
10倍に希釈して飲む商品なので、1本で5リットル分、4本で20リットル飲むことができます。
少し高めですが、濃縮液タイプなので加工の手間暇を考えると妥当なのかもしれませんね。
こちらはリーフのタイプです。
お好みで茶葉の量を調節したい方には、こちらがオススメです。
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まとめ
[box01 title=”グァバ茶の要点”]
- グァバは熱帯性の低木
- 日本では蕃石榴と呼ばれることがある
- 特有のグァバ葉ポリフェノールが含まれる
- 食事と一緒に飲むことで,]血糖値上昇を抑える効果がある
- ビタミンCが豊富で美肌効果や免疫力アップの効果が期待できる
- デトックスなどの点から、ダイエット効果が期待できる
- ノンカフェインなので妊娠中に飲んでも安心
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グァバ茶は、近年、その効果が国内でも注目され、スーパーやドラッグストアなどでも簡単に入手できるようになりました。
美容効果やダイエット効果、生活習慣病の予防など様々な効果があり、副作用もあまりありません。
習慣的に飲み続けていくことが可能なお茶です。
飲みすぎはあまりいいとは言えませんが、継続して飲み続けることで健康的な美しい身体を目指していきましょう。
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