ハーブティーには色々な効果があります。
自分の体調や気分に合わせて日々の生活にハーブティーを取り入れる人は少なくありません。
また、健康的な生活を送るために飲んでいる人も多いはず。
でも、ハーブティーを飲みすぎてお腹の調子が悪くなったことありませんか?
実は飲みすぎると下痢になるハーブがあるんです。
色々な効果があると期待して飲んでいたのに、お腹を壊してしまっては本末転倒。
しかし、下痢になる原因と対策を知れば、その問題はほぼおきません。
この記事を読めば安心してハーブティー生活が過ごせます。
しっかりと解説させていただきますね!
なぜハーブティーで下痢になるのか
ハーブの種類は豊富で、それぞれに複数の効果があります。
そのため、体調や悩みに合わせてハーブを自由に選ぶことができるのもハーブティーの特徴です。
ハーブティーの中には、消化促進作用や整腸作用を持つものがあります。
これらの作用があるハーブティーを飲み過ぎると、その作用が過剰に働いてしまうのです。
そのため、胃腸の働きが過敏になってしまいます。
胃腸が通常であれば栄養として取り入れられます。
しかし飲みすぎると過剰な働き、結果的に下痢となってしまう…というわけなんです。
ハーブティーを飲み過ぎて下痢を起こさないための対策
ハーブティーをどのくらい飲むと下痢を起こしやすくなるのでしょう。
ハーブティーの適切量は、効果や種類、その人の体質によるところがあり、明確な一日の適切量が決まっていません。
1日に約3~4杯を目安に飲むといいとされています。
一日に飲む水分を全てハーブティーにして飲むといいという話も聞きます。
しかし、日本人は西洋のハーブティーに馴染みが薄いため身体に合わないことも。
飲み過ぎで効果が強く出てしまい結果、身体に合わずに下痢などの症状を引き起こすことがあります。
逆に日本人は昔から緑茶などのカフェインを含むお茶を飲んでいたため、カフェイン耐性が強いと言われています。
もちろん、人によっては日本人でもカフェインに敏感な人もいます。
このように下痢になるかならないかは、結局のところ自分自身の体質耐性によるところも多いのです。
新しいハーブティーを飲む場合には自分の身体に合っているか確認しながら毎日少しずつ飲むことをおススメします。
また、もともと胃が弱い人や胃潰瘍などの消化器症状を持っている人は消化促進作用や整腸作用のあるハーブティーは避けるほうがよいです。
飲みすぎると下痢を引き起こすハーブティー
ここでは、実際に飲みすぎると下痢を引き起こすハーブティーについて、説明していきます。
キャンドルブッシュ
別名ゴールデンキャンドルとも言われているハーブです。生薬でも「センナ」として便秘薬として使われるものです。
下剤効果が高いため、長期間飲み続けると身体のミネラルバランスが崩れ下痢になることがあります。
デトックスティーやお腹がすっきりする健康茶として、ブレンドティーとして販売されていることがあるため、しっかりと確認してから飲むようにしましょう。
ブレンドの配合によっては、カップ2~3杯ほどで薬と同程度の効果を発揮する場合もあるので、気をつけたほうがよいです。
下痢を緩和してくれるハーブティー
ハーブティーには、下痢症状を緩和してくれるハーブティーがあります。
下痢症状を引き起こすと脱水にもなりやすくなるので水分摂取をかねて飲むとよいです。
ここでは、飲むと下痢症状を緩和してくれるハーブについて説明していきます。
ここでは、ハーブの
- 選んだポイント・効果効能
- 副作用
- カフェインの有無
について、詳しく説明していきます。
紅茶
紅茶は赤い水色に少し渋みのある味が特徴的なお茶です。種類によって花の香りや渋みの濃さなど色々な違いがあります。
- 選んだポイント・効果効能
紅茶に含まれるタンニンは、収斂作用があり組織を引きしめる効果がアリ。
色々な植物に含まれており、お茶類の中では紅茶がもっともタンニンを多く含んでいます。
タンニンの収斂作用は、腸内の炎症を軽減が期待できるんです。炎症を起こした粘膜が収斂作用によって引き締まり、有害物質の吸収を抑えて分泌液の抑制をしてくれます。 - 副作用
紅茶は、飲みすぎると貧血や尿路結石などの副作用を引き起こすことがあるので飲み過ぎないように注意が必要です。下痢には温かい紅茶を、一日に1~2杯飲むとGOOD。 - カフェインの有無
紅茶はカフェインを含む飲み物です。
飲みすぎると胃の不快感や不眠などが上げられますが適切量を飲むとリラックス効果も得ることができます。授乳している人や妊娠中の人は特に注意が必要ですが、一日に2杯程度であれば問題ない摂取量なので量に気をつけて飲むようにしましょう。
ニンジン
ほんのりとニンジンの甘い匂いがし、口当たりがまろやかな甘い美味しいお茶です。
- 選んだポイント・効果効能
ニンジンには、ペクチンが含まれ体液を吸収して便の容量を増やす効果があります。
これにより腸を鎮静させることができます。またお茶以外にも調理して食べることでも摂取することができるのでオススメです。 - 副作用
特に注意すべき副作用などはありません。
色々な効果のあるお茶なのでがぶ飲みはせずに適切な量を飲むようにしましょう。 - カフェインの有無
ノンカフェインなので、子供や妊娠している人も飲むことができます。
オレンジピール
オレンジピールは爽やかなオレンジの香りをほのかに感じるお茶です。
- 選んだポイント・効果効能
血行促進作用により身体を温めてくれます。
また、腸の働きを正常にするため、軽い下痢のときに効果的。
また、リラックス効果もあるためストレスによる腹痛や過敏性腸症候群などにも適しています。 - 副作用
むかつきを伴う偏頭痛や関節炎の症状がある場合には飲むのを避けたほうがよいです。 - カフェインの有無
ノンカフェインのお茶にはなりますが、妊娠中は飲むのを控えたほうがよいお茶です。
もしもハーブティーを飲みすぎて下痢症状がでたら
ハーブティーを飲みすぎ下痢症状が出た場合。
無理をせず飲むのをすぐにやめましょう。
軽い症状の場合は水分を十分に取って、消化によいものを食べるなどして様子を見てください。
もしも下痢症状が強い場合は、脱水などをおこすこともあるので医療機関で相談するといいでしょう。
まとめ
- ハーブティーには、消化促進・整腸作用があり、飲みすぎると下痢症状を引き起こす
- ハーブティーは、飲みすぎに注意して1日に約3~4杯を目安に飲むといいとされている
- 日本人は西洋のハーブティーに馴染みが薄いため身体に合わないこともある
- 体質耐性によるところも多く、ハーブティーを飲む場合には自分の身体に合っているか確認する
- 胃が弱い人や胃潰瘍などの消化器症状を持っている人は避けるほうがよい
- キャンドルブッシュは、下剤効果の高いハーブティーのため注意が必要
- 下痢に効果があるは、紅茶、ニンジン、オレンジピールなど
- 下痢症状が強く出た場合は、医療機関に相談する
ハーブティーは様々な効果があるものなので、飲みすぎると効果が強く出てしまいます。
自分の体質に合っているか確認しながら適切な量を飲み、楽しくハーブティーと付き合ってください。
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