お茶の中でもかなりメジャーなものになってきた、ジャスミンティー。
その華やかな香りとすっきりとした飲み心地から、現在では女性のみならず、男性からの人気も高まっていますね。
その人気を裏付けるように、お茶のブランドとして有名な伊右衛門や伊藤園からも、手軽なペットボトルタイプのジャスミンティーが売り出されています。
- 伊右衛門は、明るいブルーが印象的なパッケージ
- 伊藤園は、透明で中のジャスミンティーの黄金色が映えるパッケージ
がそれぞれ特徴です。
スーパーや自動販売機でよく見かけますね。
伊右衛門、伊藤園、とそれぞれ異なる会社で製造されているジャスミンティーですが、その味や香りに違いはあるのか、徹底的に比較してみました。
ジャスミンティーについて
ジャスミンティーは中国茶の一つです。
「緑茶の茶葉にジャスミンの香りをつけたもの」で淹れたお茶のことをジャスミンティーといいます。
この緑茶の茶葉の香り付けには、モクセイ科ソケイ属のマツリカ(アラビアジャスミン)という品種が使われています。
ジャスミンの香りがついた茶葉で作るジャスミンティーは、明るい黄金色のお茶で、華やかで甘い香りとほのかに苦みがあるのが特徴です。
ジャスミンティーの主な効果効能としては、
- 肌を綺麗にする
- 脂肪を燃焼させる
- ホルモンバランスを整える
- 気持ちをリラックスさせる
- 口臭、体臭予防になる
- 二日酔いの改善
などが期待出来ます。
ジャスミンティーはこのような多岐にわたる効果によって男女問わず人気を集めています。
伊右衛門のジャスミン茶と伊藤園のジャスミンティー、味や香りを比較!
伊右衛門のジャスミン茶と伊藤園のジャスミンティーについて、それぞれ味や香りに違いはあるのか、比べてみます。
味の違いについて
伊右衛門のジャスミン茶には、伊右衛門こだわりの国産茶葉が使われた「緑茶がブレンド」されています。
飲んでみると、ジャスミンティーの苦味は少しある程度で、緑茶の味がやや強い印象。伊右衛門本家の緑茶にこだわりがあるだけあって、飲み口はスッキリとしています。
伊藤園のジャスミンティーは、他に混ざり物のない純粋なお茶です。
しかし、独特の苦みが抑えられていて、すっきりとしています。
香りが引き立つやさしい味わいのお茶です。
他のジャスミンティーと比べても、かなり飲みやすいですね。
伊右衛門と伊藤園、それぞれのジャスミンティーを比べると、苦みや渋みに違いがあるのが分かりますね。
つまり
- 緑茶が好き、またはブレンドティーが好きな人には伊右衛門のジャスミン茶
- 香りが好き、苦味・渋みが少なめが好きな人には伊藤園のジャスミンティー
がオススメと言えます。
香りの違いについて
伊右衛門のジャスミン茶は、緑茶がブレンドされている為、ジャスミンの香りはそこまで強くはありません。
伊藤園のジャスミンティーは、ジャスミンの華やかな香りが強く香り立ちます。
フタを開けた瞬間から飲んでいる時まで、鼻に抜ける香りが他のものに比べてずば抜けています。
どちらも香料は使用されていないので、品質には信頼が置けます。
ただ二つを比べると、よりジャスミンの香りにこだわって作られているのは伊藤園と言えます。
なぜかというと、伊藤園のジャスミンティーは、一般的なジャスミンティーに使われる量よりも多い、1.5倍ものジャスミンの花を使って香りがつけられてできたお茶なのです。
その為、豊かなジャスミンの香りを楽しみたい方には、伊藤園のジャスミンティーがおすすめです。
お茶の色の違いについて
伊右衛門と伊藤園の二つのジャスミンティーは、お茶の色にも多少の違いがあります。
伊右衛門のジャスミン茶は緑茶ブレンドしているため、やや茶色がかった黄金色となっています、
伊藤園のジャスミンティーは、明るく綺麗な黄金色をしています。
二つを並べてみると色の違いが分かると思います。
※画像は左が伊藤園、右が伊右衛門となっています。
伊右衛門のジャスミン茶と伊藤園のジャスミンティー、その他の違いを比較!
味・香りと比較しましたが、その他にも違いがあります。
内容量について
まずは二つのジャスミンティーの内容量を比較してみます。
製品名 | 伊右衛門 ジャスミン茶 | 伊藤園 ジャスミンティー |
内容量 | 525ml | 500ml |
二つの内容量を比べると、伊右衛門のジャスミン茶の方が内容量が少し多めになっていますね。
希望小売価格は同じ140円(税別)なので、内容量だけで見ると「伊右衛門の方がお得」と言えます。
カフェインについて
お茶を飲むうえで、多量摂取に気を付けたいカフェイン。
妊娠中・授乳中の方などは特に注意したい成分ですね。
ジャスミンティーには、基本的にカフェインが含まれています。
しかし、そのベースとなる茶葉によってカフェインの量は大きく変わってくるんです。
伊右衛門と伊藤園、それぞれのカフェイン量を比べてみました。
製品名 | 伊右衛門 ジャスミン茶 | 伊藤園 ジャスミンティー |
カフェイン | 約10mg | 7mg |
こうして比較すると、伊藤園のジャスミンティーがカフェイン少なめですね。
ペットボトルのパッケージにも「カフェインすくなめ」とプリントがあります。
伊藤園独自の茶葉を使用することで、カフェインを控えめに抑えているとのことでした。
この伊藤園のジャスミンティーに含まれるカフェイン7mgというのは、市販されているジャスミンティーの中でもかなり低い値となっています。
調べてみたところ、最低の値といっていいほどの低さでした。
その為、カフェインを気にしている方には、伊藤園のジャスミンティーの方が特におすすめだと言えます。
その他、カロリーや栄養成分の違いについて
その他、カロリーや栄養成分の違いについても表にまとめました。
伊右衛門と伊藤園の二つを比較してみます。
製品名 | 伊右衛門 ジャスミン茶 | 伊藤園 ジャスミンティー |
エネルギー | 0kcal | 0kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | なし |
炭水化物 | 0g | なし |
食塩相当量 | 0.02g | 0.02g |
カリウム | 約10mg | なし |
リン | 10mg未満 | なし |
カテキン | 30mg (100ml当たり) |
なし |
こうして比べると、伊右衛門のジャスミン茶の栄養成分のほうが多いことが分かります。
ジャスミンティーだけでなく緑茶も一緒にブレンドされているため、栄養成分もその分多く含まれていると言えます。
これこそがブレンドティーの利点ですね。
まとめ
[box01 title=”伊右衛門のジャスミン茶と伊藤園のジャスミンティー比較結果”]
- 伊右衛門のジャスミン茶は緑茶ブレンドの為、苦み渋みが強めで、香りは控えめ
- 伊藤園のジャスミンティーは苦みが控えめで飲みやすく、ジャスミンの香りが強い
- 伊右衛門は内容量と成分が共に多く、お得感がある
- 伊藤園はカフェインが少なめで安心
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一言でジャスミンティーと言っても、製造会社が違うだけで味や香りがこんなにも変わるのですね。
伊右衛門のジャスミン茶と伊藤園のジャスミンティーには、どちらも違ったこだわりと魅力があることが分かりました。
伊右衛門のジャスミン茶は、緑茶が好きな人やブレンドティーに興味のある方に特におすすめ。
そして伊藤園のジャスミンティーは、生粋のジャスミンティー好きにおすすめと言えます。
両方を飲み比べてみましたが、個人的には伊右衛門のジャスミン茶がほどよい渋みと苦みが丁度良く好みでした。
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