麦茶は飲みすぎてはいけない?麦茶の飲みすぎが体に与える悪影響とその理由4個を解説!

ハーブティーコラム
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夏になると定番になる飲み物の麦茶。
暑い季節に冷えた麦茶は身体を潤してくれ、とてもおいしいです。

さっぱりとした味に、汗などで失った水分の補給としてゴクゴク飲め、熱中症予防にもよいとされるお茶ですよね。

飲むとよいことが多い麦茶ですが、飲みすぎるとどうなるのでしょうか?

ここでは、麦茶の飲みすぎが体に与える悪影響とその理由について詳しく説明していきます。

麦茶を飲みすぎると出る症状

麦茶は脂肪分解や利尿作用など健康に良いとされているお茶です。
さっぱりした飲みごたえに加え、お子様でも比較的飲みやすいので、麦茶は常に冷蔵庫にある方もいるのではないでしょうか。

しかし、飲みすぎてしまうと様々な症状として身体に出てきます。
ここでは、麦茶を飲みすぎが体に与える悪影響の4つの理由を詳しく説明していきます。

麦茶を飲みすぎが体に与える悪影響4つ

麦茶を飲みすぎると

  • むくみがでる
  • 体温を下げる・冷え性になる
  • 消化不良
  • 塩分不足

の4つが体に影響します。

悪影響があるからと麦茶を控えるのはナンセンス。
理由を理解し、気をつけることで麦茶とうまく付き合っていけます。
1つずつ詳しく理由を解説しますので、安心して最後までお読みくださいね。

むくみが出る

麦茶には、カリウムが含まれており適度な量を飲む分には、むくみを解消してくれます
しかし、麦茶を飲みすぎると体の中のミネラルのバランスが崩れていくんです。
そのため体内のカリウムの量が多くなりすぎるとむくみを悪化させます。

体温を下げる・冷え性になる

麦茶の原料である大麦、カリウムには体を冷やす効果があります
利尿作用を促して尿と一緒に体の体温を分散もするので、運動などで火照った体を落ち着かせるのに良いです。

また、アルキルピラジンという血液をサラサラにする効果を持った成分があります。
あったかい麦茶であれば、冷え性改善につながります。
しかし、冷たい麦茶は逆効果になり冷え性を悪化させます。

このように飲みすぎると身体が冷えてしまうので気を付けましょう。
特に冷たい飲み物を一気に飲むことは、体のエネルギーを余計に使うことにつながります。
体力の回復が追いつかなくなるという悪循環になり、疲れやすくなることも。
適度な量を心がけましょう。

消化不良

麦茶を飲みすぎると胃液が薄まり、消化不良を起こしやすいです。
下痢や腹痛の原因にもなるので飲みすぎないようにしましょう。
また、食事前に大量に飲まないようにし、こまめに麦茶を飲むのがおすすめ。

塩分不足

麦茶にはカリウムが含まれていると言いました。
このカリウムは尿と一緒に塩分も排出してしまいます。
適切な量を飲む分には血圧を下げてくれ、むくみを改善するなどの効果があります。
飲みすぎると塩分が足りなくなって、体のミネラルのバランスが崩れるので注意。

麦茶には塩分は含まれていません。
体の塩分濃度が低くなると頭痛や吐き気、めまいなどを引き起こしてしまうので、特に暑い夏には熱中症に気をつけましょう。

麦茶の上手な飲み方

麦茶は、適切な量を飲む分には身体によい飲み物です。
ただ、この適切な量には個人差があります。
水分摂取としては、多くても2リットルまでがよいとされています。

カフェインの入っていない麦茶は、適切な量を飲む分には水の代わりに飲んでも大丈夫です。

熱中症などの予防にいいとされる麦茶ですが、実は麦茶には塩が含まれていません。
体を冷やしてくれるので夏の水分補給の飲み物としてはいいのですが、汗と一緒に流れ出た塩分の補給は難しいです。

そこで、麦茶を作るときに少しひと手間を加えます。塩を麦茶に入れるとさらに効果的。

麦茶1リットルに対して塩1gをいれ塩麦茶を作って飲むと体のミネラルのバランスを崩さずにすみますし、熱中症対策にもなります。
塩の量も少ないので飲んでも普段と変わらない麦茶の味です。

また、麦茶は暑い夏だと特にキンキンに冷やした麦茶を飲みたいと思うかもしれません。
冷えた麦茶はあまりおすすめできません。
飲む場合は常温の麦茶や熱い麦茶を飲むことをおすすめします。

また一気に大量にがぶ飲みするよりは、こまめに少しずつ飲むようにしてください。

まとめ

  • カリウムの量が多くなりすぎるとむくみが悪化する
  • カリウムは利尿作用を促して尿と一緒に体温を外に逃がし飲みすぎは体温低下に繋がる
  • 冷たい麦茶は逆効果になり冷え性を悪化させる
  • 麦茶を飲みすぎると胃液が薄まり、消化不良を起こし下痢や腹痛の原因になる
  • カリウムは体の塩分も排出してしまう。塩分不足になると頭痛や吐き気、めまいなどがおこる
  • 麦茶は、ノンカフェインなので適切な量を飲む分には水の代わりに飲んでも大丈夫
  • 麦茶1リットルに対して塩1gをいれて、飲むとミネラルバランスを崩さず熱中症対策になる
  • 冷えた麦茶よりも常温の麦茶や熱い麦茶を飲むことがおすすめ
  • 食事前に大量に飲まないようにし、こまめに麦茶を飲む

香ばしくてサッパリとした麦茶は日本人には馴染みの深いお茶です。
しかし、飲みすぎると色々な症状が出ることはあまり知られていないです。
夏は美味しくてゴクゴク飲んでしまいそうですが、できるだけこまめに少しずつ飲むようにしてみましょう。

過剰な量を飲むことは健康にあまりよくないので、適切な量を摂取して麦茶の効果を最大限発揮させていきたいですね。
夏に熱い麦茶は難しいかもしれませんが、常温から初めて見るのもいいですね。ぜひ一度試してみてください。

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