ハーブティー図鑑

ニワトコ茶の気になる味は?効果・効能、飲み方を解説!副作用や妊娠時の心配事は?


ニワトコ茶は風邪気味かな?という方、むくみがちな方、関節などの痛みがつらい方におすすめのお茶です。

ニワトコとはスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木。
大きいものだと高さ6メートルにもなり、開花期の4月頃にはクリーム色の可憐な花をまとまって咲かせ、その後赤い実をつけます。

ヨーロッパ生まれの仲間、西洋ニワトコもメディカルハーブのエルダーフラワーとして良く知られる存在です。

主に茎が使われるニワトコ茶の風味はどこか懐かしい木の風味。
多少クセもありますが、全体的に薄味なので続けやすいお茶です。

この記事では、

  • ニワトコ茶の効果・効能
  • ニワトコ茶の正しい作り方やおススメ入手法

について詳しくご紹介します。

ニワトコ茶の効果・効能


ニワトコは生薬でもあり、生薬名は接骨木(せっこつぼく)。

発汗・解熱・むくみ・利尿に良く働き、体内の不要なものを排出してくれます。
また体の痛みを取り去る働きもあるとされ、外用にも用いられます。

ニワトコの主な有効成分と、その効果について表にまとめました。

成分名効果・効能
トリテルペン抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、利尿作用
ケルセチン抗酸化作用、毛細血管の保護、血流調整作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用
ケンフェロール血流調整作用、抗酸化作用、抗アレルギー作用、高血圧・糖尿病予防
タンニン収れん作用、抗菌・抗ウイルス作用

ニワトコ茶の効果・効能について、成分別に詳しく見ていきましょう。

トリテルペン

これはモノテルペンなどの精油成分と同じテルペン類に属する成分です。
さらに色々な種類に細分化されますが、代表的な作用として抗酸化、抗炎症、抗腫瘍、抗アレルギーなどの働きを持ちます。

  • 免疫機能をアップし、炎症を抑えるのでリウマチや神経痛を和らげる
  • 風邪を予防するとともに、喉の痛みや鼻水などの諸症状を抑える

といった効果が期待できます。

特にリウマチや神経痛など体の痛みにはニワトコ薬草風呂を作って入ったり、打ち身などには湿布にしたりして、外用としても使われてきました。

また、ニワトコに含まれるトリテルペンは利尿作用に優れ、不要な老廃物を体の外に出してくれるとも言われています。

ケルセチン

これはフラボノイド系ポリフェノールの仲間です。
生活習慣病の予防に関わる豊富な効能を持つ、フラボノイドの代表選手です。

  • 抗酸化作用で若々しさアップ、免疫細胞も活性化
  • 毛細血管を保護する働きで、血の巡りを良くして体ポカポカ
  • アレルギーなど様々な炎症トラブルを抑える

などの効果が期待できます。

ケルセチンは血流によく働くため体をポカポカと温めて発汗を促し、抗炎症作用とも結びついて解熱にも役立つと考えられます。

ケンフェロール

こちらも前のケルセチンと同じくフラボノイドの仲間です。

  • 血行を促進して発汗を促す
  • ケルセチンと同様に若々しさアップ、免疫力アップ
  • アレルギー症状を抑える
  • 高血圧や糖尿病といった生活習慣病を予防する

といった効果が期待できます。

タンニン

これはお茶に渋みを出す成分です。
舌や粘膜を引き締める収れん作用のほか、抗菌・抗ウイルス作用もあります。

  • 収れん作用で下痢を落ち着かせる
  • 風邪などの感染症をシャットアウト

などの効果が期待できます。

ニワトコ茶の副作用について


ニワトコ茶は飲みすぎるとお腹を壊すことがあります。
また胃の弱い人は、吐き気や嘔吐といった症状があらわれることも。

このようにニワトコ茶には胃腸への刺激が見られますので、様子を見ながら少しずつ飲んでみられることをおすすめします。

それから妊娠中や授乳中の使用は十分な情報が無いためお避け下さい。

ニワトコ茶の味と香りについて


ニワトコ茶は茎のほか、花や葉も薬用として利用されます。
ここでは茎を使ったニワトコ茶の味と香りについてご紹介します。

まず香りですが、かすかに甘いような懐かしい香りがあります。
木くずのような香りを持つため懐かしくもあり、逆に飲みにくいと感じる方もいらっしゃるようです。

味の方にも木の風味があります。
あるいは少し甘みのある漢方っぽい風味という意見もあります。

全体的には多少クセがあるものの味も香りも強くなく、あっさりしているので続けやすいお茶です。
ちなみにお茶の色もとても淡いため、見た目からあっさりしていますよ。

ニワトコ茶を美味しく飲む方法と作り方


ニワトコ茶を美味しく飲む方法をご紹介します。

基本の作り方

急須やティーポットに小さじ1杯の茶葉を入れます。
そこにカップ1杯の熱湯を注ぎ入れてフタをします。

抽出時間は長めに10分ほど。
花や葉を使った茶葉であれば3分ほどで出来上がり。
茶こしを通してカップに注いでいただきます。

煎じ薬としての作り方

薬効を重視した煎じ薬としての作り方をご紹介します。

  • 花の部位を煎じる:発汗、解熱、むくみ、利尿などに
    1日量を5gとし、400mlの水に加えて半量になるまで煮詰めます。
  • 茎の部位を煎じる:むくみ、利尿などに
    1日量を10gとし、同じく水400mlに加えて半量まで煮詰めます。

それぞれ1日数回に分けて飲むと良いでしょう。

ブレンドティーレシピ

ニワトコ茶は胃に少々刺激がありますので、ブレンドティーでいただくのがおすすめです。

トウモロコシのひげ茶利尿作用でデトックス。
トウモロコシのほんのりとした甘みで、風味に広がりが生まれます。
ハブ茶健胃作用や疲れ目改善、デトックスなど多彩な効能を持つお茶。
その上、甘みと香ばしさをあわせ持ち抜群の飲みやすさです。
ペパーミント疲れた胃を元気にし、心はリラックス。
ガムなどでおなじみの清涼感ある風味が特徴です。
コーンシルクティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法コーンシルクは、女性には嬉しいことに抗糖化作用による美肌効果やむくみを改善する力のあるハーブです。 中国では古くから漢方として、南...
エビスグサ茶(ハブ茶)の気になる味は? 効果・効能や飲み方を解説! 副作用や妊娠時の心配事は? エビスグサは目の疲労と便秘解消に効果のあるハーブです。 エビスグサ茶はあまり聞いたことのないお茶かもしれません。 別名「ハブ...
ペパーミントティーの効果・効能や味とは?正しい作り方やオススメ入手法も徹底解説! ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草でヨーロッパが原産です。 和名はセイヨウハッカと言い、アロマテラピーやガムなどの菓子類、...

ニワトコ茶に合うお菓子、食事


ニワトコ茶のあっさりした飲み口は、甘いデザートとも良く合います。
特に風邪などで食欲の無い時には「果肉入りゼリー」などがおすすめです。

ゼリーの程よい甘みとツルンとした喉越しは、体調が悪い時にもぴったり。
手軽にフルーツが摂れるのも嬉しいですね。

ニワトコ茶のオススメ入手法と買い方


ニワトコ茶を入手するにあたっては、

  • ニワトコの木から採取する
  • ニワトコの茶葉を買う

の2通りの方法があります。

ニワトコの木から採取する

ニワトコは日本の本州・四国・九州に分布しています。
庭木としても植えられていますので、採取できるケースも多いかもしれません。
ちなみに北海道にはエゾニワトコという品種が存在します。

花の採取時期は春、4月頃。
開花する直前に採取して洗い、陰干しで乾燥させます。

葉や茎は、7~8月に採取。
よく洗って刻み、陰干しにして乾燥させてから使います。

ニワトコの茶葉を買う

ニワトコ茶はニワトコという名前よりも、接骨木という生薬名を冠した商品の方が多く出回っているようです。
これは木質化した茎の部分を刻み乾燥させたもの(=接骨木)になります。

これに対して葉を使ったものは接骨木葉(セッコツボクヨウ)、そして花を使ったものは接骨木花(セッコツボクカ)と呼びます。
これらの販売は見当たりませんでしたので採取して頂く必要がありそうです。

あるいは、花についてはお仲間である「西洋ニワトコ=エルダーフラワー」を使うという方法も考えられます。
エルダーフラワーであれば、ハーブ専門店でカンタンに入手可能です。

ニワトコ茶のネット通販での取り扱いを、何点かご紹介致します。


ご参考としてエルダーフラワーもご紹介しておきます。
西洋ニワトコの花を使ったハーブです。

エルダーフラワーティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法エルダーフラワーティーは、風邪や花粉症、むくみに効くとされるハーブティーです。 エルダーフラワーはセイヨウニワトコとも呼ばれるニワ...

ニワトコ茶のまとめ

ニワトコ茶の要点
  • 発汗・解熱・むくみ・利尿に良く働く
  • 抗炎症作用に優れ、関節などの体の痛みを取り去る
  • 胃腸への刺激性が見られるため注意する
  • 妊娠中や授乳中の使用は避ける
  • かすかに甘みを含んだ木の風味で、若干クセがある
  • 熱湯で淹れる方法と、薬効を重視して煮出す方法がある
  • 茎を使用した茶葉(接骨木)のみ販売されている

ニワトコ茶は風邪のひき始めや寒い季節にもぴったり。
体の巡りを良くして発汗や利尿を促すので、冷え性の方にもおすすめです。

夜のお休み前に飲めば、きっと体がポカポカになってぐっすり眠れますよ。
ニワトコ茶で風邪の季節も元気に過ごしましょう!

お茶ラボ、line始めました!

QRコード読み取りでも登録できるよ!

注意点&免責事項:
掲載されている記事内容は、植物の治療や薬としての有効性を保証するものではありません。日々変化していく全ての情報を網羅しきれていない場合もあるかと思います。事故やトラブルに関してこのサイトは一切の責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にて情報の閲覧と利用を行ってください。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医にご相談ください