赤いハーブティーといえば、独特の酸味のあるハイビスカスティーが有名です。
プレゼントでもらったりされることもありますが、すっぱくて苦手と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
といえ、ハイビスカスティーには、
- 緩下作用(お通じをよくする)
- 消化促進作用
- 代謝促進作用
- 利尿作用(尿の出をよくする)
- 肉体疲労の回復
- 目の疲れ
など様々な体に良い作用があるハーブティーです。
そのため、酸味を感じすぎず、美味しく飲む方法がわかれば嬉しいですよね!
この記事では、ハイビスカスティーを飲みやすくするための方法についてご紹介します。
すっぱいハイビスカスティーを飲みやすくする方法
すっぱいハイビスカスティーを飲みやすくする方法とは、
- 甘味を加える
- 香ばしいお茶と合わせる
- ドライフルーツと合わせる
- 清涼飲料水で割る
- 他のハーブと合わせてハイビスカスの酸味を調節する
等の方法があげられます。
各々の方法について詳しく解説していきます。
まずは、ハイビスカスティーの酸味を抑えるために、甘味を加えることについて解説いたします。
甘味を加える
ハイビスカスは、クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸などの植物酸が豊富に含まれるため、酸味の強い味となっています。
部活動の栄養補給に「レモンのはちみつ漬け」を作るように、酸味は甘味を加えることで飲みやすくなります。
エジプトでも、たっぷりのお砂糖と一緒にハイビスカスティーを煮出して作る、ハイビスカスのアイスティーが好んで飲まれているそうです。
甘味は、はちみつや砂糖などの甘味料のほか、甘味のあるハーブと一緒にお茶として淹れることもオススメです。
甘味のあるハーブについてはまた後述いたします。
香ばしいお茶と合わせる
甘いお茶は苦手という方には、香ばしいお茶と合わせることもオススメです。
ハイビスカスティーの酸味に負けないようなはっきりとした香ばしい味と香りのお茶と合わせることで、ハイビスカスティーの酸味が気にならなくなり、飲みやすくなります。
ドライフルーツと合わせる
酸味の強いハイビスカスティーを、アップルやオレンジピール(ミカンの皮)など加糖されていないドライフルーツと合わせることで、酸味が少しフルーティーになり、甘酸っぱい果物のようになります。
市販のブレンドハーブティーの中にもドライフルーツが含まれるものがありますが、ハイビスカスティーの酸味に慣れない方でも飲みやすいお味になるので人気です!
清涼飲料水で割る
ハイビスカスティーを淹れた後、ソーダなどの清涼飲料水で割ることも飲みやすくするためのオススメの方法のひとつです。
これは酸味によって飲みにくいハイビスカスティーだけでなく、
- ハーブティーが飲み慣れない方
- お子さまにも飲みやすくしたい方
にも効果的な、飲みやすくする方法です!
他のハーブと合わせてハイビスカスの酸味を調節する
最後に、他のハーブと合わせてハイビスカスの分量自体を抑えて、ハイビスカスの酸味を調節する方法もあります。
カモミールのようなハーブ独特の味と香りが強いものとはハイビスカスティーは合いにくいので、そういった特徴が強すぎないハーブがオススメです。
ハイビスカスティーを飲みやすくするためのオススメブレンドレシピ5選
ここでは、実際にハイビスカスティーを飲みやすくするオススメのブレンドレシピを5つご紹介します。
栄養満点・うれしい作用目白押しのハイビスカスティーですので、美味しい飲み方を知っていただき、是非飲んでみてくださいね。
ではまずは、甘味を加えてハイビスカスティー美味しく飲めるレシピです!
1.リコリスやステビアなどの甘味ハーブ
強い酸味のあるハイビスカスティーは、はちみつや砂糖などの甘味料を加えるほか、甘味のあるハーブと一緒にお茶として淹れても飲みやすくなります。
甘味のあるハーブとは例えば、
といったハーブです。
両方ともノンカフェイン、ノンカロリーです。
多量に飲用しなければ安全にお飲みいただけますので、ハイビスカスティーに少量ブレンドし、少し甘みを付けて味を調えてくれます。
リコリス
リコリスは、甘草(かんぞう)ともいい、その名の通り砂糖の50倍の甘さを持ちます。
甘いだけでなく、のどの炎症や去痰作用、抗ウィルス作用や免疫をアップさせる作用もあり、漢方などにも使われてきました。
―注意・禁忌―
- 少量だけ含まれるブレンドハーブティー以外では、6週間以上の長期間の使用や多量の飲用は避けるようにしてください。
- 肝臓疾患のある方、高血圧の方、腎不全の方には禁忌です。
- 妊娠中や授乳中は飲用しないでください。
ステビア
ステビアは、キク科のハーブで、砂糖の200~300倍の甘味成分を持っています。
甘味成分「ステビオシド」は、人間が消化酵素を持たない甘味料なので体内に吸収されず、排出され、血糖値の急激な上昇を抑える作用もあります。
昔、低カロリーのポカリスエットとしても発売されていた緑の缶の「ステビア」という飲み物の原料でもありました。
―副作用―
- キク科アレルギーの方には、のどがイガイガすることがありますのでお避け下さい。
2.紅茶やルイボスなどの香ばしいお茶
紅茶やルイボスティーなどの香ばしくはっきりした味のお茶とハイビスカスとのブレンドは、ハイビスカスティーの酸味が和らいで飲みやすくなります。
紅茶もルイボスティーも抗酸化作用の高いフラボノイドが豊富。
そのため、するハイビスカスティーとの相性もバッチリです!
紅茶
紅茶は、香りの強いアールグレイよりも、飲みやすいダージリンやコクのあるアッサムの方がハイビスカスティーと合います。
―副作用―
- カフェインが含まれますので、妊娠中などカフェインを避けたい方は多量に飲用されないようお気を付けください。
ルイボス
ルイボスは、南アフリカに自生しているハーブで、糖尿病を予防する効果や美肌効果など数々の健康効果が期待されています。
強力な抗酸化力を持つフラボノイドが豊富に含まれており、リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの主要なミネラル類も多く含んでいます。
葉が発酵された「ルイボス・レッド」と呼ばれるものの方が香ばしく、ハイビスカスティーとよく合います。
3.ドライフルーツ
酸味が強くて飲みにくいハイビスカスティーに、甘くてフルーティーな味と香りのドライフルーツを合わせることもオススメのブレンド。
加糖されていないアップル、オレンジピール(ミカンの皮)、レモンピール(レモンの皮)などは、市販のブレンドティーにも結構含まれているのです。
自然なフルーティーさや甘味に調整してくれるので、甘味料や甘いハーブにも抵抗がある方にもドライフルーツはオススメですね。
4.ソーダやカルピス
意外に思われるかもしれませんが、ハーブティーは清涼飲料水で割って飲むと美味しいです。
ハーブティーなどのお茶をジュースなどで割るのに抵抗があるかもしれませんが、イギリスなどでもお子さまに飲みやすいようにカモミールティーをオレンジジュースで割って飲まれたりしています。
例えば、酸味のあるハイビスカスティーは爽やかなソーダや夏場に人気のカルピスなどの清涼飲料水で割るのがオススメです。ハイビスカスティーに限らず、飲みにくいハーブを飲みやすくしてくれます。
5.マルベリーやネトル
他のハーブと合わせてハイビスカスの酸味を抑えて調節することもオススメです。
これまで上げてきたハーブ以外ですと、ハイビスカスティーと合わせやすいハーブとしては、はっきりした味を持ちながら香りはバッティングしないマルベリーやネトルがあげられます。
二つともグリーンなハーブですが、マルベリーには糖やコレステロールの吸収を抑える働きがあるため、ダイエットしたい方には、代謝を促進させるハイビスカスティーと相乗効果も出せるハーブです。
ネトルは浄血・造血のハーブと言われています。
クエン酸等の豊富なハイビスカスは通常ビタミンCの豊富なローズヒップとブレンドすることが多いですが、ビタミンCは鉄の吸収も高めてくれます。
鉄や葉酸、クロロフィルが含まれるネトルとのブレンドは、女性に多い貧血の症状にとてもオススメのブレンドです。
両方とも、副作用は特になく、妊娠中もお飲みいただけます。
飲みやすくてオススメのハイビスカスブレンドティー
ここまでお伝えしてきたハーブたちを無理なく取り入れることができる、美味しいブレンドティーをご紹介致します。
飲みやすくて美味しいリラックスハーブティーなら、ハーブの専門店である生活の木のハーブティーがオススメです。
おいしいハーブティーシリーズ人気№2で、ラズベリーの甘酸っぱい香りと、ハイビスカスの程よい酸味がお楽しみいただけるノンカフェインハーブティーです。
ハイビスカスとローズヒップのほか、アップルやオレンジピール、アサイーパウダーがブレンドされています。
ハーブティーが飲みなれない方やお子さまにも飲みやすいお味になっています。
そして次にご紹介するのもハーブティー専門店のenherbさんのブレンドハーブティーです。
気持ちをリフレッシュしてくれ、疲労回復を促すハーブたちでブレンドされているハーブティーです。
ハイビスカスとローズヒップのほか、シベリアンジンセン、レモンマートルやローズマリーがブレンドされています。
ハイビスカスティーを飲みやすくするためのオススメブレンドレシピまとめ
今回は、ハイビスカスティーを飲みやすくするためのオススメブレンドレシピについてお伝えしてきました。
改めてご紹介したハイビスカスティーを飲みやすくするオススメブレンドレシピについてまとめておきます。
- 甘味を加える(はちみつやリコリスなど)
- 香ばしいお茶とブレンドする(紅茶やルイボス)
- ドライフルーツとブレンドする(アップルやオレンジピールなど)
- 清涼飲料水で割る(ソーダやカルピスなど)
- マルベリーやネトルなどのハーブとブレンドする
最もイチオシは1の甘味を加えるで、個人的には少量のはちみつを加えて飲むことです。
甘味がほしくない時は、2の紅茶やルイボスとブレンドしたり、おうちにハーブがある方は、5のその他のハーブティーとのブレンドすることで、ハーブティーの効能も得られるのでオススメです。
是非色々試してみて、酸味のあるハイビスカスティーも美味しく飲んでみてくださいね!
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