ダイエット茶は授乳中に飲んでも大丈夫?授乳中に避けるべきお茶と安全性について徹底解説!

ハーブティーコラム
この記事は約8分で読めます。

出産後の体型が気になる!
なるべく早く体を戻したい!

というママさんも多いですよね。

育児で大忙しなママさんが手軽にダイエットできる方法のひとつに、ダイエット茶があります。

妊娠中も赤ちゃんへの影響を気にして、カフェインなどに気をつけていたからこそ、授乳中も母乳を通じて赤ちゃんへの影響がないか、気になりますよね。

そこでこの記事では、

  • 授乳中にダイエット茶は飲んでも大丈夫なのか
  • 授乳中に避けるべきお茶

についてご紹介します。

授乳中にダイエット茶は飲んでもOK!カフェインの取りすぎに注意

育児で大忙しなママさんが、体を戻すのに一番簡単なダイエットに、ダイエット茶を飲むことがあります。

結論から言いますと、授乳中もダイエット茶を飲んでOKです!

ダイエット茶にカフェインが含まれていた場合でもカフェインの量に気を付けて飲めば大丈夫です。

1日あたりのカフェイン最大摂取量

授乳中の女性に悪影響のない、1日あたりのカフェイン最大摂取量については、日本では決まりがありません。

欧州食品安全機関(EFSA)では、授乳中のカフェイン摂取は、1日200mgと勧告しているので、それを参考にするようにしましょう。

授乳中にカフェインの含まれるお茶を飲むことは厳禁ではありませんが、赤ちゃんへの影響を考慮し、普段より少なく摂ることが望ましいです。

(参考:内閣府「食品安全委員会 食品中のカフェイン」

授乳中に避けるべきお茶とは?

授乳中は、赤ちゃんの体が作られていた妊娠中ほどは避けるべきお茶は多くありません。

とはいえ、母乳を通じて赤ちゃんに影響を与える可能性があるため、授乳中に飲むのを避けたほうがよいお茶があります。

ここでは、授乳中に避けるべき

  • カフェインの入っているお茶
  • 母乳の分泌を抑制するお茶
  • 子宮に刺激を与えるお茶

について詳しくお伝えしていきます!

まずはカフェインの入っているお茶について解説いたします。

カフェインの入っているお茶

カフェインは、アルカロイドと言われる植物化学成分(フィトケミカル)のひとつで、脳や神経などの中枢を興奮させる作用があります。

授乳中でなくとも、コーヒーをたくさん飲んでカフェインを多量に摂取すると、脳を刺激します。
ママ自身が興奮しすぎて眠れなかったり、落ち着きがなくなったりすることも。
ただでさえ、慣れない子育てで寝不足になるのにそれは避けたいですよね。

また、授乳中のママさんがカフェインを摂取すると、そのうち1%程度のカフェインが母乳に移行すると言われています。
その母乳を通して、赤ちゃんにもカフェインが言っているという事。
母乳からのカフェイン摂取による赤ちゃんへの影響は少ないとされていますが、カフェインへの感受性には個人差が大きいのです。

赤ちゃんに

  • 興奮気味になったり不機嫌になるなど喜怒哀楽が激しい
  • 寝つきが悪い
  • 夜泣きの頻度が多い

などの症状が出たら、カフェインの影響も考えていいでしょう。

そのため、授乳中はカフェインの入ったお茶は避けるか、カフェイン量に気を付けて飲むようにしましょう。

母乳の分泌を抑制するお茶

お茶の中には、母乳の分泌を抑制する作用のあるお茶もあります。

そろそろ授乳を終えて卒乳したいといった場合や母乳が多すぎる場合には逆におすすめです。
しかし、順調に母乳がでていて授乳している時には母乳不足になる可能性がありますので、避けるようにしましょう。

子宮に刺激を与えるお茶

授乳を始めると子宮の収縮を促してくれて元に戻り始めるというように、授乳と子宮には影響を与える関係があります。

赤ちゃんがお腹の中にいた妊娠中ほど気をつける必要はありませんが、子宮への刺激が激しい作用を持つお茶は避けたほうがいいと言われています。

授乳中に避けるべきお茶一覧

カフェインの含まれるお茶や上でお伝えしたような作用のある授乳中に避けるべきお茶を表にまとめてみました。

お茶名 避けるべき理由
ウーロン茶 カフェインが入っているため
玄米茶 カフェインが入っているため
紅茶 カフェインが入っているため
セージ 母乳の分泌を抑制するため
煎茶 カフェインが入っているため
セントジョーンズワート 子宮を刺激するため
センナ 子宮を刺激するため
ソウパルメット 子宮を刺激するため
フィーバーヒュー 子宮を刺激するため
ブラックコホシュ 子宮を刺激するため
ほうじ茶 カフェインが入っているため
マテ茶 カフェインが入っているため

上記のうち母乳の分泌を抑制するお茶と子宮を刺激するお茶たちは、なるべく飲用は避けるようにしましょう。

また、カフェインが入っているお茶については、下記の「1日あたりのカフェイン最大摂取量」を目安に、取りすぎないようにすれば大丈夫です。

カフェイン200mgとはお茶5杯分

下の表のように、お茶によって含まれるカフェインの量は異なります。

お茶名 カフェイン含有量 1日上限目安
玉露 160mg/100ml 100mlを1杯
紅茶 30mg/100ml 200mlカップで3杯
ウーロン茶 20mg/100ml 200mlカップで5杯
煎茶 20mg/100ml 200mlカップで5杯
ほうじ茶 20mg/100ml 200mlカップで5杯
玄米茶 10mg/100ml 200mlカップで10杯

製品によっても異なるかと思いますが、玉露以外は1日あたり200mlのカップで3~10杯までは飲んでも大丈夫となります。

ペットボトル500mlだと2~4本分程度です。

カフェインの入ったダイエット茶とそのカフェイン量

カフェインの入ったダイエット茶とそのカフェイン量については、下の表にまとめてみました。

お茶名 カフェイン含有量 1日上限目安
プーアール茶 20mg/100ml 200mlカップで5杯
ヘルシア緑茶 22mg/100ml
(1本350mlにつき
カフェインは80mg
含まれています)
1日2本まで
黒番茶 10mg/100ml 200mlカップで10杯
マテ茶 6~15mg/100ml 200mlカップで6~16杯

プーアル茶、ヘルシア緑茶、黒番茶には没食子酸や重合型カテキンなどが含まれていて、脂肪の消化吸収を阻害する作用があります。

また、脂肪分解酵素であるリパーゼの分泌を促す効果があると言われています。

そのため、脂肪をつきにくくするだけでなく、すでにある脂肪を燃焼しやすくしてくれるため、ダイエット効果があると言われています。

マテ茶にはゲニポシド酸という成分が含まれ、コレステロールを下げ、中性脂肪の低下に効果があります。

プーアール茶等と同様に、脂肪をつきにくくし、すでにある脂肪を燃焼しやすくしてくれるダイエット効果があります。

1日あたりのカフェイン量に気をつけつつ、これらのお茶で美味しく手軽にダイエットしてみましょう。

授乳中でも安心なノンカフェインダイエット茶

また、ダイエット効果があり、カフェインの含まれないお茶や授乳中にさけるべき成分の含まれないお茶もあります。

ここでは

  • 杜仲茶
  • マルベリー(桑の葉茶)
  • ルイボス

の3つについて簡単にご紹介します。

杜仲茶

杜仲茶には、マテ茶と同様にゲニポシド酸という成分が含まれ、コレステロールを下げたり、中性脂肪の低下に効果があります。

脂肪をつきにくくし、すでにある脂肪を燃焼しやすくしてくれるダイエット効果があります。

ダイエット効果のあるお茶は未発酵のお茶が多く、体を冷やすものが多いですが、杜仲茶は体を温める作用もあります。

薬局などでも取り扱いがあります。

トチュウ茶の気になる味は?効果・効能、飲み方を解説!副作用や妊娠時の心配事は?
トチュウとは中国を原産地とするトチュウ目トチュウ科の落葉高木です。 トチュウの葉や樹皮には粘りのある白い液体があるので、害虫が寄り付かない為に農薬を使用しておらず安心して飲むことができます。 トチュウ茶は1990年代に「杜仲茶」としてブーム...

マルベリー(桑の葉茶)

マルベリーは、食後の血糖値の上昇を抑制する成分であるデオキシノジリマイシンが含まれ、高血糖や肥満をはじめとする生活習慣病の予防に役立つハーブです。

貧血になりやすい出産後に必要な鉄分やクロロフィル、カルシウムや亜鉛などのミネラルも含まれます。

和名は「桑の葉茶(くわのはちゃ)」と言い、薬局などでも取り扱いがあります。

マルベリーティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法
マルベリーは、糖の吸収を抑える効果が期待できるハーブです。 和名は「桑」です。和名であれば、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。 マルベリーは日本および中国原産、クワ科の落葉高木です。 ホワイトマルベリーと呼ぶこともあります。 大...

ルイボス

ルイボスは、強力な抗酸化力を持つフラボノイドが豊富に含まれており、リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの主要なミネラル類も多く含んでいます。

発酵させた茶色の茶葉の「ルイボス・レッド」と未発酵の緑の茶葉の「ルイボス・グリーン」がありますが、

ルイボス・グリーンはメタボリックシンドロームの予防に効果があるとされています。

404 NOT FOUND | お茶ラボ
”お茶で美しく健康的な生活”を合言葉に運営している総合お茶メディア「お茶ラボ」。ハーブティーや健康茶の解説やお茶のレビューなど行っています^^

マルベリーとルイボスは、プーアール茶等のように、すでにある脂肪を分解するなど直接ダイエットにつながる効果があるというよりは、やせやすい体質になっていくお茶たちです。

授乳中に避けるべきお茶と安全性まとめ

今回は、授乳中に避けるべきお茶と安全性についてお伝えしてきました。

改めてご紹介した内容をまとめておきます。

  • 授乳中に避けるべきお茶とは、カフェインの入ったお茶、母乳の分泌を抑制するお茶、子宮に刺激を与えるお茶である
  • 授乳中に避けるべきお茶一覧
  • 授乳中にダイエット茶は飲んでもOK!1日5杯を目安に
  • 授乳中でも安心なノンカフェインダイエット茶もある

妊娠中より食生活に気をつけ、色々我慢してきたママさんも多いのではないでしょうか。

授乳中のカフェインの影響については、摂りすぎると赤ちゃんに不眠や興奮などの影響をもたらす可能性があるという程度で、妊娠中ほどは心配する必要はありません。

ダイエット茶でダイエットするママさんは、カフェインの摂取量に気をつけて飲んでみてください。

香りでもストレス解消できるノンカフェインのハーブティーなども活用しつつ、楽しくダイエットしてくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました