パンダンリーフは、皮膚の健康を保つ作用や殺菌作用のあるハーブ。
パンダンリーフはタコノキ科の植物で、個性的な香りと色鮮やかな緑の葉が特徴です。
アジア、アフリカなどの環太平洋の熱帯地域で自生する植物で、「東洋のバニラ」、「ニオイタコノキ」とも言います。
タイ料理に広く使われている植物で、タイでは、パンダンリーフのことを「バイトゥーイ」といいます。
お茶以外にもパンやお菓子の原料にしたり、色付けに使ったり一緒に入れてご飯を炊いたりしています。
タイ以外にもマレーシア、シンガポールなどの様々な料理に使われます。
パンダンリーフは、ほんのりと甘い香りがしますが、あまり味のないお茶です。
この記事では
- パンダンリーフ茶の効果・効能
- パンダンリーフ茶の正しい淹れ方やオススメ入手法
について詳しくご紹介します。
パンダンリーフ茶の効果・効能
パンダンリーフ茶は、皮膚保護作用や殺菌作用のあるお茶です。
成分 | 効果・効能 |
---|---|
クロロフィル(葉緑素) | 貧血予防、コレステロール吸収抑制作用、抗酸化作用、消臭作用、殺菌作用 |
ビタミンA | 免疫機能強化作用、皮膚保護作用 |
リン | 体液バランス調整作用、ホルモン調節作用 |
パンダンリーフ茶の効果や効能について、もう少し詳しく説明していきましょう。
クロロフィル(葉緑素)
植物や藻類の緑色の歯に多く含まれる天然色素の成分です。
- 体内からコレステロールやダイオキシンなど余分なものを排出させる
- ヘモグロビンと似た構造をしており造血作用により、貧血を改善する
- コレステロール吸収抑制作用により、動脈硬化を防ぐ
- 血の巡りを改善し冷え性を改善する
- 抗酸化作用により身体の老化を予防
- 消臭・殺菌効果があり口臭を予防
といった効果があります。
ビタミンA
皮膚や粘膜の健康を保つ作用のある成分です。
- 免疫機能を高めて風邪などを予防
- 薄暗いところでも視力を保つ
といった効果があります。
リン
ミネラルの一種で身体に必要な成分。
- 体の中のリンパ液・血液・細胞液などの量の調節やバランスを整える
- ホルモンや神経を調節する
- 骨や歯をカルシウムと一緒に構成する
などの効果があります。
パンダンリーフには、アミノ酸やビタミンが豊富で、消化促進、不妊症などにも効果があると言われていますが、研究中のため詳しいことはまだわかっていません。
パンダンリーフ茶の副作用について
パンダンリーフ茶には、特に注意すべき副作用は今のところ言われていません。
また、ノンカフェインのお茶になります。
しかし、ハーブには様々な作用があるため、がぶ飲みなどはせずに適切な量を飲むようにしてください。
パンダンリーフ茶の味と香りについて
パンダンリーフは、人によっては甘いお米の香りやナッツ・ポップコーンの香り、入り豆の香りなど香りの感じ方に個人差がでます。
お茶にするとほのかに甘い香りがしますが、味はほとんどありません。
パンダンリーフ茶の香りや味が苦手な場合は、砂糖を入れて甘みを足したり、他のハーブティーなどとブレンドすると飲みやすくなります。
パンダンリーフ茶を美味しく飲む方法と作り方
パンダンリーフ茶を美味しく飲む方法についてお伝えします。
基本の作り方
パンダンリーフを10~15分煮出してお茶を淹れます。
温かいまま飲んでもいいですが、冷やして飲んでもおいしいです。
ブレンドティーレシピ
パンダンリーフ茶+ショウガ+紅茶 | パンダンリーフ茶とショウガと紅茶を混ぜて淹れます。甘い香りの漂うお茶で、砂糖やはちみつなど甘みを足したり、レモンをいれて飲んでもおいしいです。 |
---|---|
パンダンリーフ茶+レモングラス | パンダンリーフ茶とレモングラスを混ぜてお茶を淹れます。レモングラスの香りがパンダンリーフの香りを和らげてくれるので、パンダンリーフの香りが苦手な人にはおすすめのお茶です。 |
パンダンリーフ茶に合うお菓子、食事
パンダンリーフ茶は、ほんのり甘い香りはしますがあまり味のないお茶です。
食事よりは、ちょっとしたティータイムなど、お菓子類と一緒に食べるのがおすすめ。
パンダンリーフは、お茶以外にもお菓子や食事などに使われます。
基本的に葉は固いので、
- 細かく粉砕してジュースにし絞った液を材料に混ぜて使う
- 香りづけとして粽のようにくるんで一緒にあげたりする
など色々な食べ方があります。
パンダンリーフ茶のオススメ入手法と買い方
パンダンリーフ茶はインターネットで10gを457円で購入することができます。
日本では、アジアンショップなどに置いてあることもあります。
パンダンリーフの他に「ランペ」「バイトゥーイ」など色々な呼ばれ方をしているので店員さんに聞いてみるのが一番よいです。
パンダンリーフ茶のまとめ
パンダンリーフ茶の要点
- 体内からコレステロールやダイオキシンなど余分なものを排出させる
- ヘモグロビンと似た構造をしており造血作用により、貧血を改善する
- コレステロール吸収抑制作用により、動脈硬化を防ぐ
- 抗酸化作用により身体の老化を予防する
- 皮膚や粘膜の健康を保つ作用がある
- 免疫機能を高めて風邪などを予防します
- ホルモンや神経を調節する
- ほんのりと甘い香りはするが、あまり味のないお茶
- 香りが苦手な場合は、レモングラスなどとブレンドして飲むのがおすすめ
パンダンリーフはタイ、シンガポールなどアジア諸国では、馴染みのあるハーブです。
日本ではあまり見かけない植物なので、機会があれば旅行に行ったときにパンダンリーフを使ったお茶や食べ物など試してみてはいかがでしょう。
コメント