ギムネマは、糖質の吸収を抑える効果が期待できるハーブ。
更に、葉の部分を噛むと甘みを感じなくなるという、驚きの効果があることでも有名です。
ギムネマの正式な名前は「ギムネマ・シルベスタ」で、和名はホウライアオカズラといいます。
インド南部・中部やスリランカの熱帯林が原産の、キョウチクトウ科つる植物です。
ギムネマは、二千年以上前からインドの伝統療法「アーユルヴェーダ」において、糖尿病の治療に使われてきました。
ヒンディー語でギムネマを指す「グルマール」は、砂糖を壊すもの、という意味です。
その甘みを感じさせなくなる効果から、ダイエットに役立つとも考えられています。
葉の部分を使って作るギムネマティーは、草の香りと苦みの強い味が特徴的です。
この記事では、
- ギムネマティーの効果・効能
- ギムネマティーの正しい作り方やおススメ入手法
について詳しくご紹介します。
ギムネマティーの効果・効能
糖質は、甘い物だけでなく、普段の食事にも含まれています。
その上で更に甘い物を摂り過ぎるのはダメだとわかっていても、いつもついつい手が伸びてしまって……。
自分で誘惑を断ち切るのは中々難しくて困ってしまいますね。
ギムネマティーには、「糖質の吸収を抑える」効果と、「甘みを感じさせなくなる」効果があるのです。
糖質が吸収されるのを防ぐということは、糖尿病予防にもなりそうです。
また甘い物が美味しく感じなくなれば、摂取も自発的に控えられるようになりますね。
ギムネマティーの主な有効成分と、その効果について表にまとめました。
成分名 | 効果・効能 |
---|---|
ギムネマ酸 | 甘みを感じさせないようにする、糖質の吸収抑制 |
ギムネマティーの効果・効能について、成分別に見ていきます。
ギムネマ酸
ギムネマティーで得られる効果は、ほとんどがこのギムネマ酸によるものです。
ギムネマの葉の部分に含まれている成分です。
人間の舌の甘みを感じる部分を麻痺させる働きや、小腸で糖が吸収されるのを防ぐ働きがあると考えられています。
- 糖質の摂り過ぎを防ぐ
- ダイエットに効果的
- 血糖値が上がるのを防ぐ
- 腸内環境を整え、便通を良くする
- 虫歯を予防する
などの効果が期待出来ます。
また現在はまだ研究途中ではあるものの、糖尿病の予防・改善にも効果が期待されています。
ギムネマ酸の効果があるのは甘みだけで、うま味や酸味、塩味などは通常と変わらずに感じることが出来ます。
ギムネマティーの副作用について
ギムネマティーには、注意すべき副作用などはありません。
しかし、飲み過ぎにより起こる症状には注意が必要です。
糖の吸収を抑える働きがあるギムネマティーですが、一度に飲み過ぎると逆に低血糖になってしまいます。
低血糖になると、立ちくらみを起こしたり、集中力が低下したりします。
また、現在糖尿病を治療中で血糖降下薬などを服用している方は、飲む前に医師への相談が必要です。
更に、ギムネマティーには鉄分の吸収を抑えてしまう働きもあるので、貧血気味の方はご注意ください。
飲んだ後に、めまいなどの症状が出た場合は、摂取を控えるようにしましょう。
以下の方は飲用を避けるようにしましょう。
- 小さな子供
- 妊娠中、授乳中の方
- 病気を治療中で、薬を服用中の方
ギムネマティーの味と香りについて
ギムネマティーは、独特な香りと味のハーブティーです。
草のような緑の香りと苦みが強い味が特徴で、少しクセがあるので、他のお茶とブレンドされることが多いです。
元々インドでは薬として使われていたハーブなので、その苦さにも納得できますね。
飲むと直後には甘みを感じなくなり、その効果は長くて2時間程度持続するので、飲むタイミングを考える必要があるお茶と言えます。
ギムネマティーを美味しく飲む方法と作り方
ギムネマティーを美味しく飲む方法についてお伝えします。
基本の作り方
大さじ1~2杯のギムネマティーをティーポットに入れます。
お湯を注ぎ入れ、フタをして蒸らします。
蒸らし時間は3分~5分程度です。
茶こしを通して、カップに注げば出来上がりです。
ギムネマティーは苦みが強いので、苦手な方は蒸し時間を短くするなどして濃さを調節しましょう。
オススメブレンドティー
ギムネマティーは、苦みが強いハーブティーなので「飲みやすく、更に効果をアップさせるお茶」とブレンドされることが多いようです。
玄米茶 | 玄米の香ばしい香りと、優しい味わいの玄米茶とのブレンド。
玄米茶の割合を多くすることで、ギムネマティーのクセのある味が抑えられ、飲みやすくなります。 玄米茶にはダイエット効果やアンチエイジング効果といった、美容に効果的な成分が含まれています。 ギムネマとブレンドすることで、生活習慣病予防効果と美容効果が同時に得られるようになります。 |
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プーアル | 香りもよく、まろやかな味のプーアル茶とのブレンド。ギムネマティーの苦みが薄まる為、飲みやすくなります。
更に、プーアルには、脂肪の吸収を抑える働きがあります。 |
ギムネマティーに合うお菓子、食事
ギムネマティーは、お菓子の甘みを消してしまいます。
甘いものを控えたい時以外は、お菓子と一緒に飲まないようにしましょう。
食事の場合は和食よりも糖質の多い、洋食と一緒に飲むとより効果を発揮します。
糖質の吸収を抑える為に一番効果的なのは、食前にギムネマティーを飲むことです。
でも飲むとすぐに甘みを感じなくなってしまうので、せっかくの食事が味気なくなってしまう可能性も考えられます。
ギムネマティーは食後に飲んでも効果はあるので、食事を美味しく楽しみたい方は食後に飲むことをおすすめします。
ギムネマティーのおススメ入手法と買い方
ギムネマは主にインドで広く栽培され、重宝されてきたハーブです。
その為、ギムネマティーの茶葉になるギムネマはその大半がインド産のものです。
日本では、糖の吸収を抑える効果があることから薬局などにも置いてあることがあるようです。
ただ、一番確実に入手できるのはハーブ専門店と言えるでしょう。
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まとめ
[box01 title=”ギムネマティーの要点”]
- 最大の特徴は糖質の吸収を抑えることと、甘みを感じさせなくなること
- ダイエットに効果的で、腸内環境を改善する働きもある
- 糖尿病の予防・改善にも期待がかけられている
- 飲むときは適量を守る
- 貧血気味の方、糖尿病の薬を服用中の方は要注意
- 草のような香りに苦みが強い味
- 飲みやすくて効果もアップさせる玄米茶やプーアル茶とのブレンドがおすすめ
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食事を取る度に糖質を気にしていくというのは、中々難しいものがあります。
そんな中で糖質が多めな食事を取ってしまったとしても、ギムネマティーがあれば一安心ですね。
そしてギムネマの働きがあれば、私のように甘い物の誘惑に弱い人でもその誘惑に打ち勝っていけそうです。
糖質が気になるときにはギムネマティーを飲んで、毎日の食事を美味しく健康に楽しんでいきたいなと思います。
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