フラックスシードティーの効果・効能や味とは?正しい作り方やオススメ入手法も徹底解説!

ハーブティー図鑑
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フラックスシードとは地中海を原産地とするアマ科アマ属の一年草です。

和名はアマ(亜麻)、アマニ(亜麻仁)と言い、淡いブルーの花を咲かせるのが特徴。

天然繊維のリネンとして知られていますが、ハーブティーには種子の部分が使用されています。

近年キヌアやチアシード、バジルシードと共に「スーパーシード」として注目を集めています。

また、フラックスシードから取れる亜麻仁油も健康に良いと注目を浴びています。

フラックスシードティーはほぼ無味無臭でドロリとした粘りのあるハーブティーです。

今回は、

  • フラックスシードティーの効果・効能や味について
  • 正しい飲み方・オススメ入手法

について徹底的に解説致します。

フラックスシードティーの効果・効能


フラックスシードの主成分は以下の3つです。名前と主な効果を下にまとめました。

成分名 効果・効能
フィトステロール コレステロール値低下、排尿障害改善、免疫力アップ
α-リノレン酸 血流改善、アレルギー抑制、老化予防、うつ症状の改善
亜麻リグナン エストロゲン様作用、抗酸化作用

フィトステロール

この成分は、“第7の栄養素”として注目を浴びているファイトケミカルの一種です。
ファイトケミカルとは植物だけが持つ「色素・苦味・渋味・香り・えぐみ・辛み」などの成分のことを言います。
フラックスシードでは粘り気の素となっている物質です。

  • 動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を予防する効果
  • 体内に入り込んだ病原菌をやっつけ病気になりにくくする効果
  • 尿の出をスムーズにし、残尿を予防する

という効果が期待されています。

α-リノレン酸

この成分は、オメガ3脂肪酸の一つです。
必須脂肪酸と呼ばれる身体のバランスを整えるのに必要な栄養素です。

  • 血液をサラサラにする
  • 動脈硬化や心筋梗塞の予防
  • リノール酸の過剰摂取によるアレルギー症状の悪化を抑制
  • 老化の進行を抑制

という効果が期待されています。

亜麻リグナン

この成分は、ポリフェノールの一種です。

  • ホルモンバランスを整える
  • 更年期障害などの症状を緩和する
  • 悪玉コレステロールを体外に排出し、善玉コレステロールの生成を促進する
  • 骨粗鬆症を予防する
  • 血液中の中性脂肪を減少させ、内臓脂肪を減らす

という効果が期待されています。

その他、期待されている効果

  • 腸の蠕動運動の促進
  • 排便を促す効果
  • 便秘改善・予防
  • 胃腸機能をサポートする

という効果が期待されています。

フラックスシードティーの副作用について

妊娠中・授乳中・乳幼児の摂取の十分なデータがないので摂取は控えた方が良いです。

また、粘液質の成分が薬の吸収を阻害する可能性があるので、摂取する場合は医師に相談してから使用して下さい。

生のフラックスシードには微量に体内に有害なシアン化合物が含まれているので、加熱か乾燥したものを使用して下さい。

フラックスシードティーの味と香りについて

フラックスシードティーは「ほんの少し甘みを感じるかな」というくらいの無味で、香りも無臭です。

特徴としてはどろりとした粘り気のある液体です。

単体で飲むよりはブレンドして飲むほうが飲みやすいハーブティーです。

フラックスシードティーを美味しく飲む方法と作り方

フラックスシードティーを美味しく飲むための方法についてお話します。

基本の作り方

フラックスシードを小さじ1杯分すりつぶし、熱湯を注ぎ5~6分程度置きます。
白っぽく半透明ににごり、くずみたいな粘度になれば完成です。

オススメブレンドティー

フラックスシードティーはほぼ味はなく、香りもないのでブレンドがオススメです。

タンポポ茶 タンポポ茶には肌荒れやシミの抑制、乾燥予防など美肌効果があります。また血糖値の上昇を抑制しコントロールする効果もあります。フラックスシードティーとブレンドすることにより、より効果的になるので「美肌効果」や「老化防止」、「生活習慣病の予防」にオススメです。
チコリティー チコリティーには食物繊維が豊富に含まれており、体内にある余分な水分や老廃物などの排出をサポートし、むくみの解消や便秘の改善に効果があります。また血糖値を下げる効果や抗酸化作用もあります。フラックスシードティーとブレンドすることにより、より効果的になるので「便秘改善」や「生活習慣病の予防」にオススメです。
ワイルドストロベリーティー ワイルドストロベリーティーには抗酸化作用があるのでアンチエイジングに効果があります。またメラニンの発生を抑制する作用もあるのでシミやそばかすなどの改善にも効果があります。フラックスシードティーとブレンドすることにより、より効果的になるので「肌トラブルの改善」、「老化予防」にオススメです。
パッションフラワーティー パッションフラワーティーには抗酸化作用があるのでアンチエイジング効果があります。また鎮静作用があるので神経系の緊張を緩め、ストレスを緩和してくれる効果があります。他にも子宮をリラックスさせる効果や高血圧を軽減する効果があります。フラックスシードティーとブレンドすることにより、より効果的になるので「更年期障害の改善」や「生理痛の緩和」にオススメです。

フラックスシードティーに合うお菓子・食事

フラックスシードティーは便秘改善や予防に効果があるハーブティーなので「レーズン」を一緒に食べるのがオススメです。

レーズンには生活習慣病の予防が期待されている抗酸化作用があります。
また、食物繊維や鉄分が豊富なので便秘改善や貧血予防にも効くとされてるんですよ。

フラックスシードティーと一緒に摂ることでより効果的になります。

食事の際は美肌効果や整腸作用のあるキムチと、免疫力を高める効果のあるオクラを混ぜた和え物と一緒に飲むのがオススメです。

ブレンドティーとして美味しくいただけるフラックスシードティーですが、ここではフラックスシードを使ったレシピを紹介していきます。

フラックスシードを使ったマフィン

(手順)

  1. ボウルにふるった小麦粉、ヨーグルト、卵、レーズン、牛乳、砂糖、ベーキングパウダー、サラダ油、フラックスシードを入れよく混ぜる
  2. 型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで20分程焼けば完成です。

※レーズンの代わりにチョコチップやブルーベリー、バナナなどでも合います。
※小麦粉・ベーキングパウダーがない場合、ホットケーキ粉でも代用可能です。

フラックスシードティーのオススメ入手法と買い方

フラックスシードオイル(亜麻仁油)はスーパーでも買えますが、フラックスシードはネット販売で購入した方が良いです。


他のハーブ専門店では取り扱いがなかったので、楽天やAmazonでお好みのフラックスシードを購入することをオススメします。
粉末タイプや種子のままのタイプがあるので自分に合うものを探して購入して見て下さい。

まとめ

[box01 title=”フラックスシードティーの要点”]

  • 緩下作用があるので便秘予防や改善に効果がある。
  • 粘膜を保護し、胃腸の機能をサポートする。
  • 細胞膜の劣化を防ぐことにより老化予防の効果がある
  • エストロゲン様作用により更年期障害の改善や生理痛の改善に効果がある。
  • 骨粗鬆症の予防にも効果的である。
  • 十分なデータがないので妊娠中・授乳中・乳幼児の摂取は控える。
  • 粘液質が薬の吸収を抑制する可能性があるので医師に相談してから摂取ずる。

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ほとんど無味無臭のハーブティーなので、単体で飲むより自分の好みのブレンドを見つけて飲む方が楽しいですよね。

個人的には、ルイボスティーとブレンドしハチミツを加えて飲むのがお腹にもお肌にも良いのでオススメです。

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