黒豆はマメ科ダイズ属の植物から取れる大豆の仲間です。
表皮が黒い大豆ということで、黒大豆とも呼ばれます。
黒豆には「アントシアニン」をはじめとするポリフェノールがとっても豊富。
ポリフェノールといえば、やっぱり抗酸化力ですね。
身体の酸化(=サビ・老化)から来る様々な不調から身体を守ってくれる力があります。
さらに血糖値や脂質を抑え、スリムな身体へとサポートする働きも。
ということで、美容と健康に良いとされる黒豆茶。
香ばしさと甘さがあり、とっても飲みやすいのも特徴です。
この記事では、
- 黒豆茶の効果・効能
- 黒豆茶の正しい淹れ方やおススメ入手法
について詳しくご紹介します。
黒豆茶の効果・効能
黒豆茶はポリフェノールが豊富なお茶です。
そのため美容効果にすぐれ、生活習慣病予防やメタボ予防にも役立ちます。
アントシアニンの目を元気にする働きもポイントですね。
主な有効成分と、その効果について表にまとめました。
成分名 | 効果・効能 |
---|---|
アントシアニン | 抗酸化作用、目の網膜保護、血糖値の抑制 |
イソフラボン | エストロゲン様作用 |
サポニン | 界面活性作用、脂肪の蓄積抑制、コレステロール・過酸化脂質の抑制、免疫力アップ |
黒豆茶の効果・効能について、成分別に詳しく見ていきましょう。
アントシアニン
これはフラボノイド系ポリフェノール配糖体で、赤〜紫の色素成分です。
ブドウやブルーベリーにも含まれています。
- 紫外線によるダメージから目を守る
- パソコンやスマートフォンのブルーライトから目を守る
- 動脈硬化を防ぐ
- 血糖値の上昇を抑制し、糖尿病を予防する
といった効果が期待できます。
その他、体脂肪を抑える働きについても研究が進められています。
イソフラボン
こちらもフラボノイド系ポリフェノールの仲間で、マメ科の植物に多く含まれています。
- 女性ホルモンのバランスを整え、更年期症状を和らげる
- 肌や髪をツヤツヤに女性らしく保つ
などの効果が期待できます。
サポニン
これは苦味やエグみを出す成分です。
黒豆茶を煮出したときにブクブクと白く泡立つのは、サポニンの界面活性作用によります。
サポニンには多くの種類があり、中でも大豆サポニンは身体に様々なメリットをもたらします。
- 脂肪の蓄積を抑える
- コレステロールや過酸化脂質を抑え、血液サラサラ
- 免疫力を上げ、風邪をはじめとする感染症から身体を守る
といった効果が期待できます。
黒豆茶の副作用について
大豆アレルギーの人は黒豆を食べることはできませんが、お茶であれば飲むことができるようです。
しかし体質によってはアレルギー症状が出るおそれもあります。
かかりつけ医に相談しながら試してみると良いでしょう。
ちなみに黒豆茶はノンカフェインです。
妊娠中、授乳中の女性や子供でも安心です。
しかしどんな食材でもそうですが、偏って摂りすぎることはよくありません。
黒豆茶についても普段の食生活の中にバランス良く取り入れることを心がけましょう。
目安としては1日あたり3杯から5杯くらいまでなら大丈夫です。
黒豆茶の味と香りについて
黒豆茶は豆類ならではの香ばしさ、自然な甘さが最大の特徴です。
それゆえ大変飲みやすいお茶です。
口コミを見ても「美味しい」「香ばしい」などの意見が多数見られます。
黒豆茶はアイスでも飲めますが、個人的には温かくして飲むのがオススメです。
心までほっこりしますよ。
黒豆茶を美味しく飲む方法と作り方
黒豆茶を美味しく飲む方法をご紹介します。
基本の作り方
黒豆茶は黒豆をあらかじめ焙煎加工したものが市販されていますので、そちらを使います。
ティーバッグタイプであれば、急須やティーポットで。
バラ売りタイプは大さじ1杯を直接マグカップに入れて。
お湯を注いで待つこと2分〜5分。
これで黒豆茶の出来上がりです。
お茶を飲み終わったら、残った黒豆も一緒に食べることができますよ。
自家製黒豆茶の炒り方
自家製で黒豆を炒って黒豆茶を作ることもできます。
ただし、フライパンが空焼き状態になりますので、フライパンのテフロン加工に負担がかかります。
できれば鉄製のフライパンを使うのがオススメです。
- まず、黒豆をザーッと水洗いします。
- そしてボウルに黒豆と水を入れ、最低15分〜1時間位つけておきます。
これ以上長くすると成分が出て行ってしまいますのでご注意下さい。 - しっかり水気を取った黒豆をフライパンに入れ、弱〜中火で炒ります。
ここでのポイントは、焦げないようにひたすら混ぜることです。 - だんだん皮が弾けて中の白い部分が見えてきます。
その白い部分が茶色くなってきたら火からおろします。 - 次に電子レンジで1分〜3分ずつ様子を見ながら加熱します。
完全に水分を飛ばすのがポイント。
カリッと仕上がったら出来上がりです。
その後の黒豆茶の淹れ方は、「基本の淹れ方」と同じです。
炒りたての自家製黒豆茶はまた格別の美味しさですよ。
オススメブレンドティー
黒豆茶は優しい甘さでとても飲みやすいため、単体で飲むのもオススメです。
もしも味に変化が欲しくなったら、「ココア」とブレンドしてみて下さい。
黒豆茶とココアは飲み心地が似ているので、ブレンドにはぴったり。
さらに両者がそれぞれに持つポリフェノールの相乗効果で、さらなる健康効果も期待できますよ。
黒豆茶に合うお菓子、食事
黒豆茶の優しい味わいは朝の一杯にもぴったりです。
あるいはお休み前のリラックスタイムにもいかがでしょうか。
そんな時にオススメのお茶うけは、何といってもカップに残る黒豆です。
香ばしく炒った黒豆は、お湯を加えることで良い感じに柔らかくなっています。
クセになる美味しさで、栄養面では良質なタンパク源でもあります。
食べないともったいないですね。
一方、ティーバッグのタイプによっては、中身が粉砕加工されているものもあります。
その場合は黒豆をお茶うけにすることはできません。
代わりのお茶うけとしては、ドライフルーツなどがオススメです。
ドライフルーツは食物繊維やビタミンなどの栄養がたっぷり含まれている優秀食材です。
ただし、くれぐれも砂糖や油が控えめのものをセレクトして下さいね。
黒豆茶のオススメ入手法と買い方
黒豆茶は大きく分けてティーバッグタイプと、バラ売りタイプがあります。
黒豆の種類や製造方法によっても味に違いがありますので、いくつかお試ししてみるのも良いですね。
黒豆茶のネット通販での取り扱いをいくつかご紹介します。
まずご紹介するのは、バラ売りタイプです。
熱湯を注いで待つだけで、美味しい黒豆茶が出来上がります。
さらにこちらはティーバッグタイプです。
水出し、お湯だし、急須で手軽に作ることができます。
便利ですね♪
まとめ
[box01 title=”黒豆茶の要点”]
- ポリフェノールの抗酸化力で身体の酸化ダメージ(老化)を防ぐ
- 生活習慣病やメタボリックシンドロームを予防する
- アントシアニンの働きで目を元気にする
- 香ばしさと自然な甘さでとても飲みやすい
- お茶を淹れた後の豆を食べるのも美味しい
[/box01]
近年のスマートフォン普及、とても便利な時代になりましたが目への負担が心配されます。
あっちでもこっちでも皆さんスマホを凝視していますから、私も含めて(笑)
これからは、目に優しいアントシアニンなどの成分がますますクローズアップされていくのかもしれませんね。
皆さんも黒豆習慣、始めませんか。
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