レモンバーベナティーの味は?効果・効能、飲み方を解説!副作用や妊娠時の心配事は?

ハーブティー図鑑
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レモンバーベナティーは、名前の通りレモンの香りがするハーブで気分を落ち着けリラックスさせてくれる鎮静効果があります。

和名は「香水木(こうすいぼく)」もしくは「防臭木(ぼうしゅうぼく)」です。
名前はそれぞれ、“この木から取れる精油が香水に使われること”、“明治期に流行したコレラ対策”から由来しています。

レモンバーベナは南米原産で主に暖かい地域で栽培されています。
高さは1~3メートル程度で葉っぱから強いレモンの香りがするんですよ。
夏から秋ごろにかけて白、もしくは薄紫色の小さな花を咲かせます。

地域によって使い方も様々で、近年では特にアロマとして重宝されることが多いハーブです。

この記事では、

  • レモンバーベナティーの効果・効能
  • レモンバーベナティーの正しい飲み方やおススメ入手法

について詳しくご紹介します。

レモンバーベナティーの効果・効能


毎日生活していく中で自分自身のケアは意外と雑になったりしますよね。
疲れていると肌のケアをうっかり忘れたり、運動を疎かにしたりと後回しにしがちです。
かといって休みの日にわざわざエステやジムに行くのはめんどうですよね。

近年、気軽にできるリフレッシュ方法として最近ではハーブティーが注目されています。

特にレモンバーベナティーは香りからリフレッシュできるだけでなく、アンチエイジングや保湿など様々な効果が期待できる成分が含まれているため体質改善も期待できるんです。
レモンバーベナティーの主成分を表にまとめました。

成分名 効果・効能
タンニン 整腸作用
フラボノイド 抗酸化作用、ストレス緩和
リモネン リラックス作用
ゲラニオール 抗菌、保湿

タンニン

緑茶に含まれる渋み成分としてよく聞きますよね。
こちらは植物に広く含まれています。

飲用した際、口内のたんぱく質と結合することで渋みを感じます。
この結合作用が粘膜分泌を抑える働きがあります。

  • 体内の調子を整えてくれる。
  • 老化予防

日々の健康作りにピッタリです。

フラボノイド

ポリフェノールの一種で、近年では人の生理調節機能に働きかける機能成分として注目されています。
体内に存在する活性酵素が働くとシワ、たるみなど体の老化に作用してしまいます。
抗酸化作用によってそれを防いでくれるため嬉しい効果が期待できます。

また、鎮静作用もあり精神を安定させてくれる効果もあります。

  • アンチエイジング
  • 気持ちを落ち着かせる

などの効果作用がわかってきています。

リモネン

レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類に含まれる精油成分です。
つまりは爽やかな香りの元です。

  • リフレッシュ効果
  • 安眠効果

香りから気持ちを明るくしてくれる素敵な成分です。

ゲラニオール

こちらも香りに関わるものでバラの香りがする成分です。
女性ホルモン分泌の手助けをしてくれるため、体内のホルモンバランスを整えてくれます。

  • 体臭対策
  • 心を静める
  • 肌の保湿

などの効果が期待できます。

レモンバーベナティーの副作用について


レモンバーベナには、特別に注意すべき副作用などはありません。
適量であればノンカフェインハーブティーとして安心して楽しむことができます。

ただ、レモンバーベナは刺激や効果が高いため、長期にわたる一定量以上の飲用は胃腸に負担がかかる場合があるのでこちらも注意が必要です。
また、乾燥した状態なら問題はないのですが、生葉だとリモネンの成分によってピリピリとした肌刺激を感じることがあります。

特に以下に当てはまる方はご注意下さい。

  • 妊娠中や授乳中の方
  • 敏感肌の方

レモンバーベナティーの味と香りについて


レモンバーベナティーは名前の通り、レモンの香りが特徴。
酸味は少なく、自然の甘みがほんのりと感じられる優しい味わいです。

含まれている成分と香りに気分を落ち着かせてくれる効果があるため、リラックスしたいときに飲むのがおすすめです。
口当たりもさっぱりしているので気分転換にもぴったり。

レモンバーベナティーを美味しく飲む方法と作り方


レモンバーベナティーを美味しく飲む方法についてお伝えします。

基本の淹れ方

レモンバーベナは葉が大きいので、カップ1杯分のハーブティーに対して、ドライハーブ大さじ1杯をティーポットに入れます。
お湯を入れたら、フタをして5分蒸らします。

茶こしを通してカップに注いで出来上がりです。

お好みで抽出時間を調節してみてくださいね。
ただ、タンニンが含まれているので長く蒸らしすぎると渋み成分を強く感じることがあります。

オススメブレンドティー

レモンバーベナティーは柑橘系の香りが特徴ですが、味わいが優しいためしっかりした味のベースのお茶にも合います。

+ニルギリ紅茶 紅茶の中でもクセがないと言われているニルギリ紅茶。茶葉自体の香気が柑橘系ですのでレモンバーベナととても相性が良いお茶です。
ミントカモミール 香り重視のブレンドティーです。爽やかな香りと優しい風味でリラックスすることができます。
ノンカフェインですので就寝前に飲んで安眠への導入効果も期待できます。
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レモンバーベナティーに合うお菓子、食事


レモンバーベナティーはさっぱりとした味わいとレモンの香りが特徴のお茶ですのでティータイムには最適です。

特にフルーツ単品や、チーズケーキ、ベリーたっぷりのバンケーキなどがお互いの酸味を邪魔することなく調和して美味しく感じられます。

また、食後の飲用もおすすめです。
胃腸の調子を整えるだけでなく、口内をさっぱりとさせてくれる効果が期待できます。

レモンバーベナティーのオススメ入手法と買い方


レモンバーベナはフランス語ではベルベーヌと言われていて食後に飲むのが定番。
他にも料理に使われたりとフランス人には欠かせない存在となっているメジャーなハーブです。

基本的にはドライハーブでの取り扱いがメインのお店が多いですが、気になる方は生葉を使って料理やポプリなど色々楽しんでみてくださいね。

ご参考としてネット通販での取り扱いをご紹介いたします。


まとめ


[box01 title=”レモンバーベナティーの要点”]

  • 名前の通りレモンの香りが特徴でリフレッシュ効果がある
  • 香りだけではなく、成分にも鎮静効果がある
  • 抗酸化作用によるアンチエイジングが期待できる
  • 優しい味わいが特徴なので飲みやすい
  • ブレンドするなら爽やかな香りのものと合わせるのがオススメ

[/box01]

レモンの香りがするハーブはレモングラスやレモンバームが有名ですが、味わいがやはりちょっとずつ異なります。

このふたつに比べてレモンバーナムティーは酸味が抑えてまろやかで自然の甘みがあります。

同じレモン系でもいろいろ飲み比べて、自分のお気に入りがみつかると楽しいですよね。

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