リンドウティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法

ハーブティー図鑑
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リンドウティーは、食欲増進や消化不良、健胃の効果のあるお茶です。

リンドウ(竜胆)は、日本では湿気のある山地に自生しており、秋になると釣鐘状のきれいな青みを帯びた花を咲かせます。

中国では生薬として使われ、またヨーロッパでも現在、薬として使われています。

ヨーロッパでは、青い花ではなく黄色い花を咲かせるゲンチアナという同じリンドウ科の植物が使われています。

リンドウティーは爽やかな香りがしますが、苦味が強いのが特徴です。

この記事では、

  • リンドウティーの効果・効能
  • リンドウティーの正しい作り方やおススメ入手法

について詳しくご紹介します。

リンドウティーの効果・効能


リンドウティーは食欲不振、胃痛、消化不良などに利用されるお茶です。

リンドウティーの主な有効成分と効能・効果について説明していきます。

成分名 効果・効能
セコイリドイド配糖体(ゲンチオピクロシド、スエルチアマリン 胃酸分泌作用、胆汁分泌作用、抗酸化作用、抗菌作用
ゲンチアノース(オリゴ糖) 整腸作用

リンドウティーの効果や効能について、もう少し詳しく説明していきましょう。

セコイリドイド配糖体(ゲンチオピクロシド、スエルチアマリン)

食欲増進や消化不良などに作用する成分になります。

  • 苦味成分が脳を刺激し胃液、胆汁の分泌を促し消化を助ける効果がある
  • 活性酸素の働きを抑え老化を予防する抗酸化作用がある
  • 抗菌作用があり、感染症の予防をする
  • 抗酸化作用により動脈硬化や脂質異常を予防し生活習慣病を予防する
  • 下痢の緩和や改善予防

などの色々な効果があります。

ゲンチアノース(オリゴ糖)

オリゴ糖は、腸内の善玉菌の栄養素になり、腸内環境を整える作用のある成分です。

  • 善玉菌が腸内に増えると腸内環境が整い便秘などが解消する
  • 悪玉菌の出す毒素によって、人の肌は新陳代謝が衰えることがあり、腸内の悪玉菌がへると肌荒れが予防できる
  • ミネラルの吸収を促進する効果
  • 動脈硬化を予防する

といった嬉しい効果があります。

リンドウティーの副作用について


特に注意すべき副作用などはありません。
しかし、ハーブには様々な作用を持つ成分がたくさん含まれています。
適切な量を飲み、がぶ飲みをするのは避けた方が良いでしょう。

また、体調や体質的に合わない場合も飲むのを控えましょう。

リンドウティーの味と香りについて


リンドウティーはほんのりと爽やかな香りがしますが、驚くほど苦味が強いお茶です。

熊胆(熊の胆嚢)という、とても苦い生薬と比べても劣らないほど苦いことから、竜の胆という名前が付いたという話があるほど。

リンドウティ―の成分に含まれるゲンチオピクロシドなどが苦味の素となっています。

苦味が苦手な人は、ハチミツを入れて飲むと少し苦味が緩和されて飲みやすくなります。

しかし、リンドウティーのこの苦み成分が胃液などの分泌を促すので、できるだけそのまま飲むことをオススメします。

リンドウティーを美味しく飲む方法と作り方

リンドウティーを美味しく飲む方法についてお伝えします。
リンドウは、根や根茎の部分を綺麗に洗って、天日干しし乾燥させたものを使います。

基本の入れ方

リンドウを1~3gに対して水を500~600ml注ぎ、15分ほど煮出します。

苦いのが苦手な場合は、蜂蜜を入れるなどすると良いでしょう。
苦味が緩和されます。

リンドウティーに合うお菓子、食事


驚くほど苦いお茶です。苦味を緩和してくれるやさしい甘みのあるお菓子が合うでしょう。

飲んだ後の口内に残る苦味を緩和するようにチョコレートや和菓子などの甘みが強いものと一緒にとったほうがいいです。
[box05 title=”ヨーロッパのリンドウ”]ヨーロッパではハーブ系のリキュールの材料として、同じリンドウ科の植物でこの根も同じ作用を持つ植物で、花が黄色いゲンチアナという植物が使用されいます。

「スーズ」というお酒なのです。
スーズは苦味がありますが、リンドウティーほど苦くはありません。
しかも苦味の中に爽やかさが感じられ、適度な甘さがあるお酒となっているので人気があります。[/box05]

リンドウティーのオススメ入手法と買い方


リンドウは、普段のお茶として飲むというより煎じて飲む民間薬という意味合いが強いものになります。
以前は日本でも生薬としてリンドウが、市販されていたのですが現在ではほとんど市場では、見かけません。

インターネットでリンドウは500gで、3456円で漢方、生薬として購入できます。

まとめ


[box01 title=”リンドウティ―の要点”]

  • 苦味成分が脳を刺激し胃液、胆汁の分泌を促し消化を助ける効果がある
  • 抗酸化作用により動脈硬化や脂質異常を予防し生活習慣病を予防する
  • 善玉菌が腸内に増えると腸内環境が整い便秘などが解消する
  • ミネラルの吸収を促進する効果がある
  • 苦味が苦手な人はハチミツを入れてのむのがおすすめ
  • 入手はしづらいが、生薬として手に入れることができる

[/box01]

リンドウティーは民間薬として活躍したお茶ですが、「良薬は口に苦し」で、とても苦いです。
花は可憐できれなのに驚きますね。

しかし、胃を健康に保ちたい人や食欲がない人には、おすすめのお茶になっています。
苦味も癖になることがあるので、一度は試してみるのもいいですね。

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