ギンコウは英語でGinkgoと書き、日本で言うイチョウのことを指します。
青葉がハーブティーとして用いられます。
ギンコウティーは血行促進に効くとされ、アルツハイマー型認知症、めまい、耳鳴りの治療に用いられます。
この記事では
- ギンコウティーの効果・効能について
- ギンコウティーの正しい作り方やおススメ入手法
についてご紹介します。
ギンコウティーの効果・効能について
成分名 | 効果・効能 |
---|---|
ギンコライド | 血小板活性化因子阻害、アレルギー抑制、抗酸化作用、動脈硬化予防、血流改善、女性ホルモンのバランスを整える、緑内障予防 |
ビロバリド | 神経保護作用、海馬の回復作用 |
ケンフェロール | 抗酸化作用、抗炎症作用、抗微生物作用、心臓保護作用、神経保護、抗糖尿病作用、抗骨粗鬆症、エストロゲン/抗エストロゲン作用、抗不安作用、鎮痛作用、抗アレルギー作用 |
ケルセチン | 抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用 |
イソラムネチン | 抗酸化作用、抗炎症作用、心疾患の予防、動脈硬化予防、血糖降下作用、 |
ギンコウティーの効果・効能について、成分別に見ていきます。
ギンコライド
ギンコウティーの効果の多くを代表する成分です。
- 血液凝固阻害
- 血流を良くする
- 抗酸化作用
- 更年期などを改善する
- 緑内障の予防
その他多くの効果があると言われています。
ビロバリド
ギンコウティーの神経や脳に対する作用に関わる成分です。
- 海馬(記憶に関わる脳の部位)の細胞を回復する作用
- 神経を保護する作用
等があると言われています。
ケンフェロール
ギンコウティーの血行に関する作用や精神に対する作用に関わる物質です。
- 血流改善作用
- 不安を軽減する作用
- 女性ホルモンを整える作用
- 痛みを鎮める作用
等があると言われています。
ケルセチン
様々な健康効果が確認されている植物成分です。
- アンチエイジング
- 血流改善作用
- 動脈硬化予防
- 血流改善作用
等があるとされています。
イソラムネチン
これも様々な健康効果が確認されている植物成分です。
- 炎症を鎮める作用
- 動脈硬化を予防し心疾患を予防する作用
- 血糖値を下げる作用
等があるとされています。
その他に期待される効果・効能
- 血管拡張作用
- 喘息緩和
- 収れん作用
- アルツハイマー型認知症改善
- めまい改善
- 耳鳴り改善
- 冷え性改善
- 高血圧予防
- 脳神経障害改善
- 脳外傷後遺症改善
- PMS改善
- 加齢黄斑変性症の予防
- 頭痛や偏頭痛の緩和
などがあります。
ギンコウティーの副作用
ギンコウティーを作る際に、蒸らしすぎたり煮出しすぎたりすると、ギンコール酸という物質が多く出てしまいます。
このギンコール酸はアレルギー物質であり、アレルギー性皮膚炎を起こす可能性があります。
また、ギンコウティーは妊娠中・授乳中は安全というデータがあまりありません。
ギンコウティーの過剰摂取により下痢、吐き気、嘔吐、情動不安、虚弱が引き起こされる可能性があります。
さらに、MAO阻害薬(抗パーキンソン病薬の一つ)に影響することがあるため、併用はいけません。
SSRI(抗うつ剤の一つ)に影響するため、併用はいけません。
ギンコウティーは抗血液凝固剤の効果を増強するので併用すべきではありません。
ギンコウティーは血糖を下げる効果があるため、糖尿病の場合は飲む前に医師に相談すべきです。
ギンコウティーの味と香り
枯れ草の香りがし、やや苦味があります。
緑茶に似た味で、すこし渋いという人もいます。
ややクセのある味なため、他のハーブでマスクするよう意識してブレンドティーにしたほうが飲みやすいです。
ギンコウティーを美味しく飲む方法と作り方
基本の作り方
カップ一杯(150~180ml)につき小さじ1の乾燥ギンコウティーを使います。
お湯を注いで5分蒸らせば完成です。
オススメブレンドティー
ゴツコラ | 神経系や脳への効果を増強します |
---|---|
セージ | 神経系への効果を増強します |
ローズマリー | 血行を促す効果が増強されます |
しょうが | 体を温め、血行を促す効果が増強されます |
レモンバーム | 風味が合います |
ギンコウティーに合うお菓子、食事
ギンコウティーには、味としては和菓子などが合います。
ギンゴウティーの効果を増強するという意味で合う料理は、薬膳的な意味で、
ここにテキストを入力
- 血を補う効果のある棗、参鶏湯
- 血の流れを良くする効果のある鮭を使った料理
- 血の流れを良くする効果のあるセロリ・シソ・三つ葉などを使った料理
などです。
血行を良くするスパイスを多く使ったお菓子であるジンジャーブレッドも合います。
オススメの入手法と買い方
ギンコウティーの茶葉を自分で作る方法も雑誌などで紹介されています。
しかし、自家製だとアレルギー物質であるギンコール酸が多くなってしまう可能性があるので、しっかりしたメーカーからネット通販などで購入がおすすめです。
その他、Amazon、楽天で『ギンコウ ハーブ』『イチョウ葉茶』で検索すると様々な出品があります。
まとめ
[box01 title=”ギンコウティーの要点”]
- 神経保護、海馬の回復、血流改善、血糖降下、不安などに効くとされている
- 耳鳴りやめまい、冷え性、アルツハイマー型認知症に効くともされている
- 枯れ草に似た香りとやや渋い味がする
- 効果を増強するブレンドティーがいろいろと作れる
- 味としては和菓子が、効果を増強する料理としては薬膳的に血を作ったり血を流したりする料理が合う
- 茶葉は自分で作るのではなく、ちゃんとしたメーカーから買うべき
[/box01]
ギンコウティーは様々な効果がありますが、ギンコール酸によるアレルギーの危険が伴います。
最初から大量に摂取はせず、少量を摂取するところから様子を見てください。
コメント