オリーブティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法

ハーブティー図鑑
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オリーブティーは、オリーブの実でなく葉を茶葉として作ったもの。

健康維持、鎮静や解熱のために古くから地中海沿岸で飲まれていました。
オリーブティーは、現代において様々な健康効果があることが確認されています。

今回は

  • オリーブティーの効果・効能について
  • 美味しく飲むための方法と作り方

についてご紹介します。

オリーブティーの効果・効能について


オリーブティーの主な成分と作用を表にまとめました。

成分名 効果・効能
オレウロペイン 抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、血圧降下作用、免疫賦活作用、コラーゲンの生成補助、メラニンの生成抑制
ヒドロキシチソロール 殺菌作用、解熱作用
エレノル酸 殺菌作用、抗ウイルス作用
オレイン酸 悪玉コレステロールの増殖抑制、腸の蠕動促進
ケルセチン 抗酸化作用、抗炎症作用、動脈硬化予防、脳血管疾患予防、血圧降下作用、血管弛緩作用
アピゲニン 鎮静作用
ルテオリン 抗酸化作用
チロソール 抗酸化作用、メラニン生成抑制
ビタミンE 抗酸化作用、血流改善作用
ビタミンD カルシウム吸収を助ける

オリーブティーの効果・効能について、成分別に見ていきましょう。

オレウロペイン

多くの作用を持つポリフェノールの一種で、オリーブティーの健康成分の筆頭とも言えます。

  • 感染症予防作用
  • 免疫力向上
  • 動脈硬化予防
  • 肌のハリを戻す
  • シミ・そばかすを抑える

に役立つとされています。

ヒドロキシチソロール

主に感染症に役立ちます。

  • 殺菌作用
  • 解熱作用

が風邪やインフルエンザの時に効くとされます。

エレノル酸

主に感染症に役立ちます。

  • 殺菌作用
  • 抗ウイルス作用

が風邪やインフルエンザに効くとされます。

オレイン酸

動脈硬化を防いだり便秘を改善したりします。

  • 悪玉コレステロールの増殖抑制
  • 腸の蠕動運動促進

がこの理由です。

ケルセチン

  • 動脈硬化予防
  • 関節痛や喉の痛みなどの炎症を抑える
  • 血管壁を士官させて高血圧や脳疾患を予防

などの効果があります。

アピゲニン

鎮静作用があり、眠りにつきやすくします。

ルテオリン

抗酸化作用があり、動脈硬化などを防ぎます。

チロソール

抗酸化作用とメラニン生成抑制効果があるため、肌をきれいにします。

ビタミンE

血行を良くする機能があります。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助け、骨を強くします。

期待される効果効能

オリーブティーにはカルシウムも多く含まれているため、オリーブティーには

  • 解熱作用
  • シミ・ソバカスを防ぐ
  • アンチエイジング
  • 感染症予防
  • 動脈硬化予防
  • 高血圧予防
  • 便秘改善
  • 血行改善
  • 鎮静作用
  • 骨粗鬆症予防
  • 関節炎の緩和

が期待できます。

また、関わっている成分は不明ですが、オリーブティーは

  • 貧血改善
  • 血糖値低下
  • 脳機能の改善

にも効果があるとされています。

オリーブティーの副作用について


妊娠中・授乳中も安心して飲めるハーブティーです。
しかし、低血圧の人、降圧剤服用中の人は医師に相談してください。
また、大量に飲みすぎると下痢をしますので、通常の量摂取してください。

オリーブティーの味と香りについて

ほのかな渋味と苦味があり、緑茶と似ていると感じられるでしょう。
飲んだ後はオリーブの実と似た香りが鼻に抜けます。

オリーブティーをおいしく飲む方法と作り方

基本の作り方

乾燥したオリーブの葉5gに熱湯500mlを注いで、5~10分蒸らします
大量に作りたい場合は1Lのお湯で3分煮出してもいいです。
そのままでもあっさり飲めますが、蜂蜜で甘くしたほうが美味しく似めます。

オススメブレンドティー

+ミルク 苦味を減らしてくれ、カルシウムを更に供給してくれます。妊娠中の方にもおすすめです。
+スライスレモン(またはオレンジ) 香りがアイスオリーブティーに合います。レモン汁とはちみつを加えてレモネード風にしてもおいしいです。
生姜+ペパーミント 風邪を引いたときなどにおすすめです。生姜の発汗佐用による解熱とペパーミントの解熱作用がオリーブの解熱作用と相乗して効果を発揮してよく効きます。また、生姜とペパーミントはオリーブティーの苦さを和らげる働きもあります。
レモングラス+スペアミント こちらも風邪の時におすすめです。レモングラスに利尿・解熱効果、スペアミントに鎮静、抗炎症作用があるため、オリーブティーの解熱作用と鎮静作用で熱がひいてよく眠れるでしょう。
アイスで冷やして飲んでも良いです。
+レモンバーム 寝る前におすすめです。レモンバームも鎮静作用、感染症緩和作用を持つので、相乗効果が期待できます、
ローズペタル アンチエイジングにおすすめです。ローズペタルの香りは、女性ホルモンバランスを整えてPMSや更年期障害を緩和します。オリーブティーのメラニン生成抑制効果、コラーゲン生成補助と相まって、美肌が期待できます。
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オリーブティーに合うお菓子、食事


口の中の油を流してくれるので、脂っこい料理全般に合いますし、油脂を多く含む洋菓子にも合います。

オリーブオイルをたくさん使う地中海式料理でも、脂っこいチーズをたくさん使うアメリカのファストフードでも、揚げ物の多い中華料理でも、オリーブティーを楽しみましょう。

オリーブティーのオススメの入手法と買い方


ドラッグストアやネット通販で茶葉は手に入ります。


ペットボトルのオリーブティーやパウダー状オリーブティー茶葉まで売られています。

まとめ


[box01 title=”オリーブティーの要点”]

  • 古くから飲まれ、鎮静・感染症緩和・解熱・その他色々の健康効果がある
  • 味は緑茶に似た苦味と渋み、香りはオリーブ
  • 妊娠中・授乳中にも安心して飲めるハーブティー
  • 風邪やインフルエンザに効果的で、他のハーブとブレンドするともっと効果がでる
  • 鎮静にも効果的で、他のリラックス作用のあるハーブとブレンドすると相乗効果が出る
  • ブレンドハーブによってはアンチエイジングが期待できる
  • 脂っこい料理に合う
  • ドラッグストアやネット通販で購入可能

[/box01]

オリーブティーはカルシウム・鉄分が豊富なので、同じくビタミン・ミネラル豊富で、妊娠中・授乳中にも大丈夫なネトル(イラクサ)とブレンドしても、栄養補給にいいかもしれません。
生活の様々なところで取り入れていきたいハーブティーですね。

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