雪茶は、抗炎症効果のあるハーブです。
雪茶は、中国チベット高原の標高の高い所の岩などに自生するムシゴケ科の植物を原料にしたお茶です。
一年中雪があるところで、茶葉の色が雪のように白いことから雪茶と付いたとされています。
別名「太白茶」「紅雪茶」「血茶」とも呼ばれています。
チベットでは厳しい環境のため、野菜があまり取れずに肉を主食としています。
雪茶を飲むことで油の分解を助けてもらっています。
雪茶は、淹れると鮮やかな紅色になりますが香りはほとんどなく、ほんのりと苦味と後味に甘みを感じるお茶です。
この記事では
- 雪茶の効果・効能
- 雪茶の正しい淹れ方やオススメ入手法
について詳しくご紹介します。
雪茶の効果・効能
雪茶は、抗炎症や解熱作用のあるお茶です。
成分 | 効果・効能 |
---|---|
ポリフェノール(デプシド類) | 抗炎症作用・解熱作用 |
リパーゼ酵素 | 血中の脂肪分やコレステロール分解作用、消化促進作用 |
カリウム | 塩分排出作用、心機能・筋肉機能の調節 |
亜鉛 | 味覚維持作用、免疫調節作用成分 |
雪茶の効果や効能について、もう少し詳しく説明していきましょう。
ポリフェノール(デプシド類)
炎症を抑える作用があり、また解熱作用も持つ成分です。
リパーゼ酵素
後発酵の過程で生成された酵素で脂肪分解作用があり、人の体の中にもある酵素です。
- 血中の脂肪分やコレステロールを分解、排出する作用がある
- 消化を促進させる作用がある
- 肥満や糖尿病を防ぐ作用がある
などの効果があります。
カリウム
体内の余分な塩分を排出して、血圧を抑える効果があります。
また、補助的に神経の伝達や心臓機能、筋肉機能の調節なども行っている成分になります。
亜鉛
体内でアミノ酸からのタンパク質の再合成やDNA合成に必要な成分で新しい細胞が作られる組織や器官では必須のミネラルです。
- 身体の細胞にダメージを与えるかつ活性酸素を除去する酵素の構成を助ける
- 味覚を正常に保つ作用がある
- 免疫反応を調節する
- ホルモンの合成や分泌の調整作用がある
といった効果があります。
他にも、アミノ酸やミネラル、ビタミンが豊富に含まれていますが詳しい成分は研究中のためわからないことが多いです。
脂肪分解成分は含まれているものの元々体内に貯蓄されている脂肪に対してまで分解能力があるのかは証明されていません。
雪茶の副作用について
雪茶は、3ヶ月間毎日1l飲んでいた女性が肝機能障害により、黄痰、倦怠感や急激な食欲減退が起こった症例があります。
この女性は雪茶を飲むのを中止したところ症状は改善されました。
健康によいといっても大量に飲むようなことはせずに適切な量と適切な方法で飲むようにしましょう。
ノンカフェインのお茶ではありますが、妊娠中の人や授乳中の人、子どもへの影響は研究中のため控えたほうがいいでしょう。
雪茶の味と香りについて
雪茶は、あまり香りのしないお茶でほんのりと苦味と後味に甘みを感じるお茶です。
他のお茶とブレンドして飲むのがお勧めです。
ウーロン茶やジャスミン茶、ローズヒップなどとブレンドして飲むと飲みやすくなります。
雪茶を美味しく飲む方法と作り方
雪茶を美味しく飲む方法についてお伝えします。
基本の作り方
雪茶5gを入れて、お湯を180ml注ぎます。
一回目のお茶は捨てて、二回目、三回目のお茶をのむようにしましょう。
ブレンドティーレシピ
雪茶+ジャスミン茶 | ジャスミン茶と雪茶を混ぜてお茶を淹れます。もともとジャスミンもすっきりとした味なのでお互いの味の邪魔をせずに飲むことができます。 |
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雪茶+ウーロン茶 | ウーロン茶と雪茶を混ぜてお茶を淹れます。雪茶の苦味をウーロン茶が緩和してくれるので飲みやすくなります。 |
雪茶+ローズヒップ+ルイボス | 雪茶にローズヒップとルイボスティーを混ぜてお茶を淹れます。ビタミン豊富なローズヒップは雪茶によく合います。お好みでハチミツを入れて飲むとよいです。 |
雪茶に合うお菓子、食事
雪茶は、消化作用にも優れていて、血中の脂肪分・コレステロールの分解する働きがあります。
こってりしたいものが、食べたくなった時、油っぽい食事を食べても怖くはありません。
雪茶は味も控えめなので、口の中をさっぱりとさせるのに適していますよ。
雪茶のオススメ入手法と買い方
雪茶はインターネットで、購入することができます。
中国茶などの専門店でも販売している場合があるので、近くにある場合は確認してみるとよいです。
雪茶のまとめ
[box01 title=”雪茶の要点”]
- 炎症を抑える作用があり、また解熱作用も持つ
- 血中の脂肪分やコレステロールを分解、排出する作用がある
- 消化を促進させる作用がある
- 肥満や糖尿病を防ぐ作用がある
- 体内の余分な塩分を排出して、血圧を抑える効果がある
- 身体の細胞にダメージを与えるかつ活性酸素を除去する酵素の構成を助ける
- 味覚を正常に保つ作用がある
- 免疫反応を調節する
- あまり香りのしないお茶でほんのりと苦味と後味に甘みを感じるお茶
- ウーロン茶やジャスミン茶などとブレンドするのがおすすめ
- 大量に飲み続けると肝機能障害を起こす可能性があるため、淹れ方一日の飲む量には注意
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雪茶にも色々な効果がありますね。
しかし、やはり健康茶といえど飲みすぎると身体に悪影響を及ぼすこともあるので量を守って飲むことが大切です。
淹れ方や飲む量をしっかりと守ってお茶を楽しみましょう。
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