甘いものがお好きな方には、
- イライラして甘いものがやめられない!
- もしノンカロリーの甘いものがあれば…
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハーブの中には少量でもブレンドすることで甘くなったり、ノンカロリーなのに砂糖を入れたかのように甘いお茶があります。
また、ミントなどの草っぽいハーブティーは苦手だけど、甘くておいしいハーブティーだったら飲んでみたいという方もいらっしゃいますよね。
この記事では、
- 甘いハーブティーの働き
- 甘くておいしいハーブティー6選
- オススメのブレンドハーブティー
についてご紹介します。
甘いけどノンカロリー!甘いハーブティーの働きとは?
甘くておいしいハーブティーの働きは、
- ノンカロリーだからダイエット中の甘味に!
- のどに優しい働き
が期待できます。
各々の働きについて詳しく解説していきます。
まずは、ダイエット中の甘味になるハーブのノンカロリーについて解説いたします。
甘いけどノンカロリー!ダイエット中に甘いものが食べたいときに
ハーブの中には、天然の甘味成分を含み、強い甘みをもつ甘いハーブティーとなるものがあります。
砂糖の50~400倍など少量でも強い甘みをもつため、ハーブティーとして飲む際に少量だけブレンドすればよく、カロリーもほぼノンカロリーとなります。
甘いものがやめられない方のダイエットには、甘い味のするハーブティーを飲み物として飲むことで、甘いものをとりつつカロリーも抑えられます。
また、そもそもストレスを感じることが多くなって、甘いものを食べる機会が増えたという方もいらっしゃるでしょう。
ハーブの香り(芳香成分)には、ストレスを緩和し、リラックスを促すものもあるため、甘いものに変わって、飲み物をハーブティーにすることで、ストレスもケアすることが出来ます。
甘いのに、のどにも優しい!
もう1つの働きは、のどの炎症や痰を切るなど、のどに優しい働きです。
ハーブは薬ではないため、穏やかに腫れたのどの炎症を軽減し、痛みを鎮めてくれます。
痰が切れずに、ずっとのどがムズムズする際に飲むと、痰が切りやすくなり、のどの不快感が早く治る効果があるハーブもあります。
のど不快感にもハーブティーを飲むことで、ケアできるのはうれしいですね。
甘くておいしいオススメのハーブティー6選
ここからは、甘くておいしいオススメのハーブティーを6つご紹介します。
ダイエット中、甘いものが食べたいときに飲みたいほか、のどの痛みや痰を切りたいときにも効果的な働きがあります。
それではランキング形式で第1位から発表いたします!
第1位:リコリス(甘草)
リコリスは、マメ科の根を利用したハーブで、和名を甘草(かんぞう)といい、その名の通り砂糖の50倍の甘さを持ちます。
のどの炎症や去痰作用、抗ウィルス作用や免疫をアップさせる作用があり、漢方やアーユルヴェーダなどの伝統医学にも用いられてきた薬効の確かなハーブです。
様々なハーブティーに少量ブレンドされることで、少し甘みを付けて味を調えている存在です。
ノンカフェイン、ノンカロリーです。
―注意・禁忌―
- 少量だけ含まれるブレンドハーブティー以外では、6週間以上の長期間の使用や多量の飲用は避けるようにしてください。
- 肝臓疾患のある方、高血圧の方、腎不全の方には禁忌です。
- 妊娠中や授乳中は飲用しないでください。
第2位:レモンバーベナ
レモンバーベナは、ベルベーヌとも呼ばれ、フランスではイブニングティーとして就寝前に飲まれています。
砂糖のような甘みを持つ、リコリスやステビアなどと異なり、ミルキーな甘みを持つハーブです。
穏やかな鎮静作用があり、高ぶった気持ちを鎮めてくれるため、ホットミルクに濃いめに淹れたレモンバーベナをいれたハーブラテもオススメです。
優しいシトラス系の香りで、ノンカロリー、ノンカフェインです。
妊娠中や授乳中も安心してお飲みいただけます。
第3位:フェンネル
フェンネルは、セリ科の植物の種をハーブやスパイスとして料理やハーブティーとして使用されています。
インド料理屋さんでは食後の口臭予防のためにレジ横に置いてあったりもしますね。
砂糖のような甘みのリコリスやステビアとは異なり、甘くスパイシーな味と香りです。
お腹のガスを排出したり、消化を促したり、痰を切る作用(去痰作用)もあり、のどにもよいハーブです。
ノンカロリー・ノンカフェインで、妊娠中や授乳中も安心してお飲みいただけます。
第4位:ステビア
ステビアは、南アフリカ原産のキク科ハーブです。
甘みを持つハーブとして、砂糖の代わりにダイエット健康食品にも使われていて、昔はポカリスエットのカロリーの低い緑の缶の「ステビア」という飲み物もありましたね。
ステビアに含まれる甘味成分「ステビオシド」は、人間が消化酵素を持たない甘味料なので体内に吸収されず、排出されます。
そのため、血糖値の急激な上昇を抑える作用もあるそうです。
甘さは砂糖の200~300倍、カロリーは1/100と言われていますが、ほんの少しいれるだけで甘くなるので、ほぼカロリーはありません。
かつて古代ペルーでは避妊薬として使われていたそうで、危険なのではとの危惧もありますが、
2004年6月にWHO(世界保健機構)とFAO(国際連合食糧農業機関)から安全宣言が出され、多量に飲用しなければ健康被害などはないとされています。
ご家庭のガーデニングでも簡単に育てられるハーブで、ホームセンターなどでも手に入れられます。
―副作用―
- キク科アレルギーの方には、のどがイガイガすることがありますのでお避け下さい。
第5位:甜茶
甜茶は、中国茶の中でチャノキ以外の木の葉から作られたお茶の総称です。
花粉症などのアレルギーに効果があるとしてドラックストアで売られているのは主にバラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)と呼ばれるものです。
甜茶には甘み成分ルブソシドが含まれており、ノンカロリーであるものの、砂糖の75倍ほどの甘味があります。
喉の炎症を抑える作用や抗菌作用もあり、風邪の予防や口臭改善、口腔内の殺菌効果も期待できます。
ノンカフェインで、多量に引用されなければ、妊娠中や授乳中に飲んでも問題ないでしょう。
第6位:甘茶
甘茶は、ヤマアジサイの葉に甘みのあるものを乾燥させたお茶で、主にお釈迦様の生誕を祝う花祭りにて飲まれます。
砂糖の主成分でもあるショ糖の400倍以上の甘みがあり、「麦茶に砂糖を入れたような味」とも言われています。
胃や腸の働きを促進、アンチエイジング作用もあります。
―注意―
- 濃く淹れると食中毒が発生することがありますので、1ℓの水に甘茶2~3gをいれて煮出して飲むようにしてください。
- 妊娠中や授乳中の女性が飲んでも安全であるという十分なデータがないため、避けたほうが無難です。
甘くておいしいオススメのブレンドティー
ここまでお伝えしてきた甘いハーブたちは、主に他のハーブとブレンドして飲まれることが多いです。
そのため、どんなハーブたちと合わせると美味しいのか、ブレンドティーとなっているものもご紹介致します。
飲みやすくて美味しいハーブティーなら、ハーブ専門店でもある生活の木の「おいしいハーブティー」シリーズがオススメです。
生活の木おいしいハーブティーシリーズ人気No.1のハーブティーです。
リコリスのほかアップルやローズヒップ、ピーチなども含まれており、甘くてフルーティー、飲みやすいハーブティーです。
レモンバーベナやフェンネルのほか、ローズヒップやアップルなども入っている飲みやすいフルーツティーです。
甘くておいしいオススメのハーブティーまとめ
今回は、甘くておいしいオススメのハーブティーについてお伝えしてきました。
改めてご紹介したハーブティーを一覧にまとめておきます。
どれもノンカロリーで、甘くておいしく、多量に飲用しなければ安全に飲めるハーブたちでした。
最もイチオシはやはり1位のリコリス。薬効が優れているものの、様々なブレンドハーブティーに含まれているので、「甘い」ハーブティーが飲みたい際には、リコリス入りのハーブティーを是非飲んでみてください。
ホットミルクと合わせてもおいしい!ミルキーな甘みがあるのは2位のレモンバーベナ。
やかんなどで一度にたくさん作るには5位の甜茶や6位の甘茶もオススメです。
甘いものがほしくてついつい食べてしまうときには、是非これらの甘いハーブティーを上手に飲んで、カロリーコントロールしてみて下さいね!
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