ふと鏡を見たら、いつの間にか増えている白髪。
先日も、ついこの間白髪染めでしっかり対策したばかりなのに、「またこんなところに生えてる!?」とショックを受けてしまったことはありませんか?。
でも、毎回染めていては髪が痛むし、染めないと目立つ…
そこで、「簡単に白髪予防ができたら良いのに」と思った私が色々試してたどり着いた、白髪対策についてご紹介します!
白髪ってどうしてできるの?
まず初めに、なぜ白髪が生えてくるのかご存知ですか?
髪は、根元にある毛母細胞という部分で作られていて、最初は全ての髪が白い状態で生まれてきます。毛根で成長する過程で、色素細胞(メラノサイト)からメラニン色素を取り込み、黒髪となります。
しかし、様々な原因によって、色素細胞を作り出す機能が低下し、メラニン色素の取り込みができずに成長してしまったのが「白髪」なのです。
白髪ができる原因は?
いつの間にか生えている白髪。それは主に5つの原因が考えられます。
①老化
一番考えられる原因の1つが老化によるもの。
加齢と共に色素細胞(メラノサイト)の生成が衰え、髪の色付けをするメラニン色素が毛根に十分に取り込むことができず、白髪となってしまいます。
個人差はありますが、平均的に40歳前後で白髪が気になってくる方が多いそうです。
②遺伝
10代や20代で白髪が出てきてしまう方もいれば、歳を重ねても綺麗な黒髪を保っている方もいます。
これは、医学的には完全に証明されてはいないものの、その人が持つ遺伝性の違いによるものが強いと言われています。
③生活習慣
日頃の睡眠不足や運動不足も白髪の原因として考えられます。
寝不足は、メラニン色素を生み出す色素細胞(メラノサイト)の修復や再生がされにくくなり、髪を黒くするメラニン色素の生成を低減させ、白髪を促進てしまう恐れがあります。
また、現代ではリモートワークが増え、一日中家で座りながらお仕事をする方も増えていますが、運動不足は成長ホルモンの分泌や血行促進の妨げとなり、老化を進めやすくしてしまいます。
④食生活の乱れ
ついつい忙しくて、献立を考えるのが面倒臭い時はいつも同じものを食べてしまったり、ダイエット中だからと食事を抜いてしまったりすることありますよね。
でもそれは、健康な髪を作るために必要な栄養が頭皮にまで行き渡らず、白髪を作りやすくしてしまいます。
また、油物が多いと毛根が酸化し、白髪を作り出す原因となります。私もジャンクフードが大好きなので、気をつけたいところ…
⑤ストレス
実は、ストレスが原因の白髪は老化や遺伝よりも急速に白髪になるスピードを早めてしまうんです!
ある研究では、「急激なストレスが、幹細胞(髪を黒くする色素細胞の親)を永遠に失ってしまう」恐れがあると発表してるんです。怖いですよね…。
また、ストレスはホルモンバランスの乱れや、血液循環の乱れを引き起こしやすいと言われ、新陳代謝の低下や頭皮や毛根への栄養を十分に運ぶことができなくなります。
白髪って治るの?
「一度白くなった髪、治せるものなら治したい!」と思いますよね。
実は、白髪には「治せる白髪」と「治せない白髪」があるんです。
5つの原因のうち、「加齢による白髪」「遺伝による白髪」は元に戻すことが難しいとされていますが、「ストレス」「食生活」「生活環境」からくる白髪は、努力次第で治せるのです。
一番大切なのは、日頃から白髪が生えてこないように予防を気にかけた生活を送ることですが、白髪が増えてしまったからといって諦めずに、コツコツと対策を続けていきましょう!
とはいえ、「残業が続いて睡眠不足だし、ストレスもたまるから今すぐ仕事をやめよう!」なんてことはできません。
そう考えると、「食生活の改善」が一番手っ取り早く、かつ効率的に白髪予防ができます。
食生活の中でも、特に食事と一緒に摂る飲み物から白髪予防の栄養を取り入れることができれば、簡単に続けられそうですよね。
ここでは、食事にも合う、白髪予防にとっておきのお茶を紹介します。
ルイボスティーの白髪予防効果
近年美容効果があると女性に注目されているルイボスティー。
実は白髪予防にもってこいなんです!白髪とルイボスティーには一体どんな関係があるのでしょうか。
「ルイボス」とは現地の言葉で「赤い(Red)茂み(Bush)」という意味です。
世界で唯一南アフリカ共和国でしか採れない貴重なお茶で、「ルイボス」というマメ亜科の葉を乾燥させて作られています。
古くからその地域の原住民たちが健康のために愛飲しており、そこからイギリスやオランダを初め、世界各国で普及しました。日本にはつい25年前に紹介され、着々とルイボスティーの効果が認められてきています。
①抗酸化作用
ルイボスティーにはSOD酵素がたっぷり含まれており、体の様々な老化を予防してくれます。
私たちが生きるのに必要な酸素、体内に取り込まれた2%は活性酸素というものに変わります。活性酸素は体をあらゆる外的刺激から守ると同時に、大量に発生してしまうと自分自身を攻撃し始めてしまうのです。
その結果、ストレスを感じやすくなったり、免疫力を下げたり、体の老化を進めてしまったりします。この働きを抑えるのがSOD酵素なのです。
白髪の一番の原因である老化にダイレクトにアプローチしてくれるので、白髪予防・改善だけでなく、お肌も若返らせてくれます。
②豊富なミネラル
ミネラルとは、人間に必要な五大栄養素としてとても大切な成分です。
そして、白髪予防にはこのミネラルが大いに役立ちます。ミネラルは、髪を黒くするためのメラニン色素を生成するためのエネルギーです。簡単にいうと、車でいうところのガソリン的な役割をしてくれます。
人間は、残念ながら体内でミネラルを生成することができないので、どうしても食べ物や飲み物などから摂取しなければなりません。仕事や子育てで忙しく、食事に偏りが出やすい現代人にとって、ルイボスティーを飲むだけでミネラルを摂取できるのはとってもありがたいですね。
③血行促進
ルイボスティーの中に含まれるミネラルは、他にも毛細血管を丈夫にしてくれる効果もあります。
認知症や骨粗しょう症にも繋がると言われているゴースト血管(消えてしまう毛細血管)をサポートし、血行促進をしてくれます。
そのため、血液をさらさらにして頭皮まで栄養を運んでくれたり、体を温めて自律神経を整えてくれるので、ストレス改善効果も期待できます。
緑茶の白髪予防効果
日本で大昔から親しまれている緑茶ですが、最近では緑茶を飲む習慣が失われつつあります。
私も、急須で緑茶を飲んだのは遠い過去…しかし、実は緑茶にも嬉しい白髪予防の効果があるんです。
①抗酸化&抗糖化作用
カテキンとは植物の苦味や色味を出すポリフェノールの一種。
このカテキンには、ルイボスティーにも含まれる抗酸化作用が含まれています。さらに抗糖化作用もあり、女性にとっても白髪予防にとっても効果的な成分なんです!
糖化とは、タンパク質と脂質が結びつくことを言います。食パンを焼くと、食パンの中の糖とタンパク質が結びついて「コゲ」となりますが、これが体内で起こります。
血液中に余分な糖分があると、体内の余分なタンパク質や脂質と結びつき、老化促進物質であるAGEsを生み出します。AGEsが毛根に蓄積されると、毛母細胞の働きが低下し、色素細胞(メラノサイト)でメラニン色素の生成が弱まり、白髪ができやすくなるのです。
カテキンの抗酸化&抗糖化作用のWブロックによって、白髪を予防できるんです!
②ストレス・うつ改善
緑茶の中には「テアニン」というアミノ酸の成分が含まれています。
これが心を落ち着かせてくれるストレス緩和効果の他に、うつ病や認知症の改善にも期待できるのです。
現代人の睡眠不足やストレス改善を促してくれるため、最近はうつ病やPTSDなどの精神的な症状、さらに認知症にも効くことから、お医者さんも大注目の成分。
また、テアニンには脳をリラックスさせるα波が出るという研究や、摂取後に副交感神経を優位にさせてくれるという研究もあります。日頃から緑茶でストレスを緩和できれば、「気がついたら髪が真っ白に!」なんてことも防げるかもしれません。
③血管拡張作用
緑茶にはカフェインが入っています。カフェインと聞くと、あまり良いイメージを持たない方もいますが、実は血管拡張作用があり、血流がよくなる働きをもたらします。
血流が良くなれば毛根まで栄養を十分に運んでくれて、新陳代謝を促してくれるのでメラニン色素の取り込み機能も活性化してくれます。
ただ、飲み過ぎてしまうと夜の睡眠の質が悪くなる恐れがあるので、カフェインに弱かったり、ガブ飲みをしたりするのは避けましょう!
ルイボスティーや緑茶以外にも、ホルモンバランスを整え毛母細胞を活性化させるローズヒップやカモミールなどのハーブティー、血流改善効果のある黒豆茶など、白髪予防が期待できるお茶が多くあります。
まとめ
今回の記事をまとめていきますね。
- 白髪は、老化、遺伝、生活環境、食生活、ストレスによって加速する
- 白髪は努力次第で治すことができる
- 一番手っ取り早く白髪予防できるのは食事と一緒に「お茶」を摂る
- バランス良く白髪予防できるルイボスティーがおすすめ!
- 日常に取り入れやすいのは緑茶。しかしカフェインに注意!
- 味や香りを見て取り入れやすいハーブティーから始めるのもあり!
何より、白髪予防は早いうちに対策をしておくのがベストです。
今からでも遅くありませんので、生活を少しずつ見直していきましょう。
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