日本茶の入門講座

日本茶ってどんなお茶?

茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
日本人にとって一番身近なお茶といえば、「日本茶」。
すっきりまろやかな味で飲みやすく、体の健康にも効果的な日本茶ですが、毎日当たり前のように飲んでいる人も多いのではないでしょうか。
お茶子
お茶子
ですが、そもそも日本茶とはどのようなお茶なのかって聞かれるとお茶はお茶としか言いようがないですよね…
茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
うん、そうですね。
そこで今回は
「どんなお茶が日本茶?」
「どんな効能があるの?」
「原料は?」
など、日本茶に関する基礎知識について解説していきますよ!

この記事では、

  • 日本茶とはどんなお茶か
  • 日本茶の効能や成分
  • 日本茶の原料となるチャノキの品種
  • お店に並ぶ日本茶にほどこされている加工

についてお伝えします。

日本茶とは?

日本茶とは「日本でつくられたお茶」のことをいいます。

といっても、日本で生産されているお茶のほとんどは緑茶。
なので、日本茶というと一般的には「緑茶」のことを指しますよ

日本茶としてよく名前が挙がる、ほうじ茶や番茶、玉露、抹茶なども実は全て緑茶の一種
茶葉の育て方や加工方法の違いだけで、緑茶も数種類に分かれるんですね。

そんな日本茶(緑茶)の一番の特徴は、日本独自の製法でつくられていること。
その製法とは、茶葉を発酵させずに「蒸す」ことです。

元々中国から伝わったお茶は、茶葉を発酵させてつくるものでした。
それが日本において「茶葉を蒸して発酵を止める」という独自の発展を遂げたことで、緑茶が誕生。
「日本茶」というものが確立しました。

茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
また、お茶の茶葉は蒸すことで味がよく出るようになるという特徴があります。
このことから、日本茶はお茶の味を楽しむことに向いているお茶と言えますね。

日本茶の効能や成分について

お茶子
お茶子
日本茶には様々な効能があり、体の健康や美容に役立ちます。

主な効能としては、

  • 生活習慣病予防
  • がん予防
  • 老化予防
  • 抗菌、殺菌作用
  • 虫歯予防
  • リラックス効果
  • 利尿作用

など。

茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
更に詳しく、日本茶の主な有効成分とその効果・効能について見ていきましょう。
成分名 効果・効能
カテキン抗酸化作用、血中コレステロール値低下、血糖値上昇抑制、肥満予防、がん予防、殺菌・抗菌作用
テアニン心身のリラックス効果、睡眠改善効果、更年期障害・PMS緩和
カフェイン 覚醒作用、利尿作用
ビタミンC老化予防、美白効果、免疫力向上
ミネラル身体の機能維持、利尿作用

カテキン

緑茶の代表成分。
ポリフェノールの一種で、渋み・苦みのもとになっています。
強力な抗酸化作用を持っている為、体の健康維持に大きな効果を発揮します。

  • 活性酸素の発生を抑制する他、血中コレステロール値や血糖値を低下させ、生活習慣病を予防する
  • 体の老化を予防する
  • がん細胞の増加を防ぎ、がんを予防する
  • 体内に入った菌やウィルスの増殖を防ぎ、風邪などの感染症や食中毒を予防する
  • 体脂肪を減らし、肥満を防ぐ
  • 口内の細菌を殺菌し、虫歯や口臭を予防する

などの効果が期待出来ます。

テアニン

お茶に含まれているうま味成分で、アミノ酸の一種。
緑茶の中でも玉露や抹茶などに特に多く含まれています。

  • α波というリラックス状態に出る脳波を増やし、心身をリラックス状態へ導く
  • 睡眠の質を上げる
  • 更年期障害やPMSといった女性特有の症状を改善する

といった効果が期待出来ます。

カフェイン

コーヒーに含まれていることで有名なカフェインはアルカロイドの一種。
覚醒作用により、脳を活性化させて目を覚ます効果が知られていますね。
妊娠中・授乳中の方は摂取を控えた方がいいとされている成分です。

  • 眠気を覚ます
  • 疲労を回復する
  • 体から余分な水分を排出し、むくみを改善する
  • 血管を広げて血流を良くする

などの効果が期待出来ます。
前項のカテキンと一緒に摂取することで、脂肪燃焼効果が更に高まると言われています。

ビタミンC

ビタミンCは体を老化から守る抗酸化ビタミンの一つ。
美容や免疫力アップといった効果で知られています。
人間の体内で生成できない成分のため、食事を通して摂取する必要があります。

  • 活性酸素の増加を防ぎ、生活習慣病や老化を予防する
  • メラニン色素の沈着を防ぎ、美肌を維持する
  • 傷の治りを早める
  • 免疫力を高めて感染症にかかりにくくする
  • 精神的、身体的なストレスに対する抵抗力を高める

など様々な効果が期待出来ます。

ミネラル

人間の体に欠かすことのできない五大栄養素の一つ。
人間の体内では作り出すことが出来ないため、食品から取らなければなりません。

  • 身体の機能を正常に維持する
  • 水分を排出し、むくみを予防する

などの効果が期待出来ます。

原料はチャノキ!日本で栽培されているのはどんな品種?

日本茶の原料になっているのは、チャノキというツバキ科の常緑樹。
茶畑の光景でおなじみの植物ですね。

チャノキには品種があり、大きく分けて「中国種」と「アッサム種」の二つに分けられます。
このうち、日本で栽培されているのは中国種のチャノキ。
中国種のチャノキは葉が小さめで寒さに強く、日本の環境でも栽培しやすい品種になっています。
そして、日本茶・緑茶向きの茶葉が取れることが最大の特徴。
これらの理由から、現在日本で栽培されているチャノキはほとんどが中国種となっていますよ。

茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
ちなみにアッサム種のチャノキからとれた茶葉は、主に紅茶に利用されます。
実はチャノキは緑茶だけでなく、紅茶やウーロン茶などの原料でもあるんです。
加工方法によって、味も香りも別物のお茶になるのが不思議ですよね。

お店に並ぶ日本茶にはある加工がされている!

茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
今や、日本茶はスーパーやコンビニを始め、どこでも気軽に手に入れられますね。
そんなお店に並ぶ日本茶には、ある加工がされているのをご存知でしょうか。

日本茶が作られる際の工程を追ってみましょう。
まず、チャノキから収穫された茶葉はすぐに工場へ運ばれ、蒸気で蒸されます。
水分を飛ばして乾燥状態にするこの加工を「荒茶加工」といい、加工された茶葉を「荒茶」と呼びます。
この時点では、まだ製品として売り出せるお茶ではありません。

この後、製品として完成させるために「仕上げ」と呼ばれる加工が施されます。
仕上げ加工では、

  • 味や香り、茶葉の大きさなどを統一する
  • 茶葉を更に乾燥させて保存が効くようにする

などの作業が行われます。

この仕上げ加工が終わると、ようやく商品としてのお茶が完成。
市場に出回るようになります。

お茶子
お茶子
つまり私たちがお店で手にするお茶は、全て「仕上げ茶」ということなんですね!
茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
ちなみに茶畑から収穫したばかりの荒茶は、お茶好きなら一度は飲んでみたいお茶、とも言われています。
荒茶はお茶農家さんから直接購入するか、ネット通販でも見つけることが出来ます。
普通の煎茶などとは違う、茶葉本来の素朴な味が楽しめますよ。

まとめ

日本茶についてまとめます。

  • 日本茶とは「日本でつくられたお茶」のこと、一般的には「緑茶」のことを指す
  • 日本茶は茶葉を発酵させずに、「蒸す」製法でつくられる
  • 日本茶には、生活習慣病予防効果や美容効果など多くの優れた効能がある
  • 日本茶の原料となるチャノキは中国種のもの
  • お店に並んでいる日本茶には「仕上げ」という加工がされている

日本で独自の発展を遂げたことで出来上がった日本茶。
日本人が好む味にできているのも納得ですね。
日本茶は味を楽しむことに向いているお茶なので、是非様々なお茶を飲み比べてみてはいかがでしょうか。

お茶子
お茶子
私自身、日本茶はほとんど毎日飲んでいるのですが、まだまだ知らないことばかりでますます日本茶が好きになっちゃいました!。
茶ルパカ博士
茶ルパカ博士
奥深いですよねー。今後も日本茶についての記事を上げていく予定なので、楽しみにしていてください!
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