[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]「お茶の味が前と変わった…」
「久しぶりに飲もうとしたら、緑茶の茶葉が茶色になっていた…」
といった経験はありませんか? [/chat]
[chat face=”otya4.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] あります…! [/chat]
[chat face=”chap4.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”greenf” bg=”green”] おそらくそれは茶葉の品質が落ちてしまったことに原因があります。 [/chat]
お茶は元々乾燥しているものなので、どんな場所や入れ物でも長く持つものと思いがち。
しかし実は茶葉はとてもデリケートで、適さない環境の中ではすぐに品質が低下していってしまうのです。
そのため、美味しいお茶を長く楽しむためには、正しい方法で保存する必要があります。
この記事では、
- お茶の品質が低下する原因
- 茶葉の正しい保存方法
- 茶葉の賞味期限
- 古くなった茶葉の使い道
について詳しくお伝えします。
お茶の品質を悪くする原因は?
お茶の品質が悪くなる原因には
- 湿気
- 高温
- 酸素
- 光
- 移り香
の主に5つがあります。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]茶葉を保存する際は、これらの影響を受けないように気を付けなければなりません。 [/chat]
それぞれ茶葉にどのような影響を与えるか見ていきましょう。
湿気
湿気は茶葉の大敵です。
茶葉が湿気を吸い水分を含んでしまうと、茶葉に含まれている成分の酸化が進行。
茶葉の色・お茶の水色・香りの質を悪くさせ、茶葉全体の品質を大きく低下させます。
高温
高温の環境に置かれると、茶葉に含まれる葉緑素やカテキンが酸化。
茶葉の色やお茶の水色が褐色に変色してしまいます。
酸素
酸素は、茶葉に含まれる葉緑素・カテキン・ビタミンCなどの成分を酸化させ、お茶の美味しさを奪ってしまいます。
光
茶葉に光が当たると、葉緑素の分解が進み、茶葉の色が褐色に変化。
さらに、日光臭やひなた臭と呼ばれる臭さの原因にもなります。
移り香
茶葉には、消臭剤としても使えるほどの臭いを吸収する強力な力があります。
そのため、密封していない状態で保存すると周囲の臭いを取り込んでしまい、品質が一気に低下してしまいます。
茶葉の正しい保存方法はこれ!
茶葉の正しい保存方法は、未開封のままなのか、開封した後なのかで変わってきます。
それぞれの状態に適した保存方法をご紹介していきます。
未開封の場合は冷蔵庫へ
未開封の茶葉は、そのまま冷蔵庫に入れて保存しましょう。
または冷凍庫でもOK。特に長期保存する場合は冷凍庫がオススメです。
未開封のパッケージ内は真空状態になっているため、他の食材から臭いが移る心配はありません。
ただし、注意点が一つ
冷蔵庫や冷凍庫で保管していた茶葉は、必ず常温に戻してから開けること。
出してすぐに開封すると、温度差により湿気が発生してしまいます。
すると茶葉が水分を吸収し品質が劣化、味わいが落ちてしまう可能性が高いのです。
そのため、
- 冷蔵保存していたものは最低12時間以上
- 冷凍保存していたものは最低24時間以上
の時間をかけて、常温に戻してから開封するようにしましょう。
開封後は冷暗所へ、理想的な保存容器は?
開封後の茶葉は、気密性の高い容器に入れ、冷暗所に保存するのがベスト。
保管場所は、キッチンの収納棚や食器戸棚の中がオススメ。
冷蔵庫はというと、他の食材などの匂いが移る可能性が高いため、避けた方が無難です。
保存に理想的な容器は、中蓋付きの茶筒。
気密性・遮光性に優れた、ステンレスやスチールで出来たものがオススメです。
また、サイズも重要です。
茶葉の量に対し茶筒が大きすぎると、その分茶筒の中に空気が入ってしまいます。
できるだけ茶葉の量に見合ったサイズのものを用意しましょう。
茶筒がなければ、缶ケースでもOK。
気密性を高めるパッキン付きのものがいいですね。
ガラス瓶は光を通してしまうため、NGです。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]適した容器がない場合は、パッケージを輪ゴムで止め、そのままジップロックに入れて保存する方法もありますよ。
遮光性のあるパッケージと気密性の高いジップロックで、茶葉の鮮度を保つことが出来ます。 [/chat]
茶葉はどのくらい持つ?
茶葉の賞味期限は、未開封の状態で半年~1年ほどです。
賞味期限にはお茶の種類やメーカーによって違いがあるので、まずはパッケージを確認してみましょう。
期限が切れた後でも、未開封であれば数か月~1年以内の間は飲むことが出来るとされています。
ただし、一度開封したら2週間~1か月以内を目安に飲み切りましょう。
以上の期間はあくまで目安です。
お茶を飲む前には必ず茶葉の色や香りを確認し、もし品質が落ちているようなら飲むのは止めるようにしましょう。
無駄にすることがないように、茶葉を購入する際はなるべく100gなどの少量単位で購入することをオススメします。
短期間で無理なく飲み切れる量であれば、長期間保存する必要もなく、茶葉が悪くなることもありません。
大容量のものはお買い得なことが多いですが、結果的には少量を購入した方が損が少ないと言えそうです。
古くなってしまった茶葉の使い道
古くなったり、美味しく飲めなくなってしまったお茶。
でも、捨てるのはまだ待ってください!
古くなった茶葉にもまだまだ多くの使い道があります。
オススメの活用方法を3つほどご紹介します。
自家製ほうじ茶に変身
古くなった茶葉は、フライパンで煎ることで自家製のほうじ茶に生まれ変わらせることが出来ます。
茶葉が古いのに飲んで大丈夫なのかと気になるかもしれませんね。
しかし実は、ほうじ茶自体が古くなった茶葉を焙じたことで誕生したお茶なんです。
ほうじ茶の歴史については以下の記事でご紹介しています。
<自家製ほうじ茶の作り方>
- フライパンにクッキングシートを敷きます。
- その上に茶葉を広げ、弱火でじっくりと炒ります。
フライパンをこまめに揺すり、茶葉が焦げないように注意しましょう。 - 茶葉が褐色になり、香ばしい香りがしてきたら完成です。
消臭剤として使う
茶葉には強力な消臭効果があり、古くなってもその効果は変わりません。
そのため、飲めなくなった古い茶葉は消臭剤代わりとして使うことが出来ます。
作り方は簡単。
茶葉をお茶パックやだしパックに詰めるだけ。
あとは臭いが気になる靴の中に入れたり、下駄箱の中に置いたり。
冷蔵庫の中の臭い消しにもぴったり。
ありとあらゆる場所の気になる臭いを取り除いてくれますよ。
入浴剤として利用すると保湿など嬉しい効果も
茶葉を入浴剤として使用すると、保湿効果やリラックス効果が期待出来ます。
また入浴剤にアレルギーがあり、普段は使えないという方でも安心して使うことが出来ますよ。
茶葉をお茶パックやだしパックに詰めたら、そのままお風呂に入れましょう。
バスタブに茶渋がつく可能性があるので、入浴後は綺麗に洗い流してください。
まとめ
日本茶の茶葉の保存方法についてまとめます。
<茶葉の品質を下げる原因>
- 湿気
- 高温
- 酸素
- 光
- 移り香
<保存方法>
- 未開封ならパッケージのまま冷蔵庫へ。
- 開封後は気密性の高い容器に入れ、食器戸棚の中など冷暗所で保存する。
保存容器は中蓋が付いた茶筒がおすすめ。
<茶葉の賞味期限>
- 未開封なら半年~1年以内。期限が切れても数か月~1年は飲むことが出来る。
- 開封後なら2週間~1か月を目安に飲み切る。
<古い茶葉の使い道>
- 茶葉をフライパンで煎り、ほうじ茶を作る。
- 茶葉をお茶パックに入れ、靴や下駄箱、冷蔵庫に置き、消臭剤として利用する。
- 茶葉をお茶パックに詰め、入浴剤として利用する。
乾物だから大丈夫と思いがちですが、茶葉はちょっとしたことで劣化してしまいます。
[chat face=”otya4.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] 私自身も、開けてから日が経った茶葉でお茶を淹れた際、緑茶なのにほうじ茶のような色になっていて驚いたことがあります…。
開け口を輪ゴムで縛っただけだったので、適した保存方法でないことが原因でした。 [/chat]
[chat face=”chap2.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]このようにせっかく買ったお茶を無駄にすることがないよう、保存方法には細心の注意を払いましょう。
また、万が一色や味が落ちてしまっても捨てずに、ほうじ茶を作ったり、消臭剤・入浴剤代わりに使うなど活用してみて下さいね。[/chat]
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