クミンは、疲労回復や食べ過ぎたときなどに効果のあるハーブです。
クミンはセリ科のエジプト原産の植物で、お茶には種を使います。スパイスの一つとしてスーパーなどでも購入することができます。カレーなどのエスニック料理によく使われている香辛料です。
クミン茶は、少し刺激のある香りに香ばしさのあるお茶でクセが少なく飲みやすい味のお茶です。
この記事では
- クミン茶の効果・効能
- クミン茶の正しい淹れ方やオススメ入手法
について詳しくご紹介します。
クミン茶の効果・効能
クミン茶は、整腸作用、疲労回復作用のあるお茶です。
成分 | 効果・効能 |
---|---|
チモール | 消化促進作用、強壮作用、抗菌作用、鎮痛作用 |
食物繊維 | 整腸・緩下作用 |
植物ステロール | 肝機能改善、コレステロール吸収抑制 |
リモネン | リラックス作用、血行促進作用、免疫強化作用、食欲増進作用、抗菌作用 |
クミン茶の効果や効能について、もう少し詳しく説明していきましょう。
チモール
クミンの種子に含まれる香りの元の成分です。
- 唾液腺を刺激させて消化を助ける
- 強壮作用があり、疲労回復や風邪の初期症状を鎮める作用
- 殺菌作用が強く、消化器や呼吸器系の疾患に強い効果
- 痛みを鎮める鎮痛作用
といった嬉しい効果があります。
食物繊維
体内では消化できませんが、そのまま腸まで届き腸内をきれいにしてくれます。
- 水分を吸収して便の容積を増やし、便秘を解消してくれる
- 有害物質を吸着して、便と一緒に体外に排出する
といった効果があります。
植物性ステロール
植物由来の油でありコレステロールに似た作用を持ちますが、動物性のコレステロールと違い、体内にあまり吸収されません。
- LDLコレステロール吸収抑制作用があり、動脈硬化などを予防する
- 肝臓の機能を改善してくれる
といった効果があります。
リモネン
レモンなどの柑橘類に良く含まれる香りの成分です。
- 香りによるリラックス効果がある
- 免疫細胞の働きを整え、免疫を強化してくれる
- 神経を刺激して血行を促進し、代謝も促す作用がある
- 胃粘膜を保護し、消化吸収を促進され食欲を高める
- 抗菌作用があり、特にカンジダ菌の繁殖を抑える効果に優れている
という効果があります。
クミンには、クミンアルデヒドという香りの成分も含まれおり、リモネンの他、ビタミン・ミネラルを多く含んでいるのでアンチエイジング効果を期待できます。
クミン茶の副作用について
クミン茶には、安全性が確認されていないため、妊娠中や授乳中の人は避けた方が良いです。
また、セリ科の植物にアレルギーがある人も避けた方が良いでしょう。
血行促進させる作用を持つため、抗血栓薬や血圧の薬を飲んでいる人は、注意が必要です。
ハーブはいろいろな作用を持つのでがぶ飲みなどせずに、適切な量を飲むようにしてください。
クミン茶の味と香りについて
お茶を淹れる前のクミンは、カレーをイメージさせる香りです。
お茶にすると少し刺激のある香りに香ばしさのあるお茶になります。
クセが少なく飲みやすい味です。
どうしても、クミン茶の香りや味が苦手な場合は他のハーブティーなどとブレンドすると飲みやすくなります。
クミン茶を美味しく飲む方法と作り方
クミン茶を美味しく飲む方法についてお伝えします。
基本の作り方
クミン茶にはクミンシードを使います。小さじ1のクミンシードを茶色くなるまで乾煎りし、500mlの水を淹れて2、3分煮出します。
ブレンドティーレシピ
クミン+シナモン+紅茶+牛乳 | クミン、シナモンは粉々にしておきます。紅茶を片手鍋でお湯に入れて沸かし、牛乳を注ぎミルクティーを作ります。コップにクミン、シナモンをいれてそこにミルクティーを注いで飲みます。お好みで砂糖、はちみつなどをいれると飲みやすくなります。 |
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クミン茶+コリアンダー+フェンネル | クミン茶とコリアンダー、フェンネルを混ぜてお茶を淹れます。香ばしい香りがプラスされるので美味しく飲めます。 |
クミン茶に合うお菓子、食事
クミン茶は、消化を助けてくれるお茶なので食べ過ぎたときなどに最適です。
色々な食事に合いますが、スパイシーなエスニック料理や脂っぽいものを食べたときなどに一緒に飲むのもよいです。
また、香りがよいのでお茶以外にもカレー・エスニック料理などの色々な食事にスパイスとして活用できるのも魅力的です。
クミン茶のオススメ入手法と買い方
クミン茶はインターネットで100gを648円で購入することができます。
また、スーパーなどでも購入することができます。スパイスとして売られているモノがほとんどですが、お茶として使う分には問題ないので試してみてください。余ったら、スパイスとして料理に活用することもできます。
クミン茶のまとめ
[box01 title=”クミン茶の要点”]
- 唾液腺を刺激させて消化を助ける
- 強壮作用があり、疲労回復や風邪の初期症状を鎮める作用がある
- 殺菌作用が強く、消化器や呼吸器系の疾患に強い効果がある
- 痛みを鎮める鎮痛作用がある
- 水分を吸収して便の容積を増やし、便秘を解消してくれる
- 有害物質を吸着して、便と一緒に体外に排出する
- LDLコレステロール吸収抑制作用があり、動脈硬化などを予防する
- 神経を刺激して血行を促進し、代謝も促す作用がある
- 胃粘膜を保護し、消化吸収を促進され食欲を高める
- 妊娠中や授乳中の人、セリ科の植物にアレルギーがある人も避けた方が良い
- 抗血栓薬や血圧の薬を飲んでいる人は注意が必要
- お茶にすると少し刺激のある香りにクセが少なく飲みやすい味
- 飲みにくい場合は、紅茶や他のハーブなどとブレンドして飲むのがおすすめ
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ハーブティーにしても、スパイスとしても使っても体にいいハーブで色々な効果があります。
ハーブに含まれる色々な作用によって免疫力を高めてくれ、疲労回復し風邪や呼吸器の疾患を防いでくれます。
また、食べ過ぎたときなどにも消化を助けてくれるお茶です。
美味しいものを食べ過ぎて、胃が疲れてしまった時にはぜひ一度試してみてください。
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