ハーブティー図鑑

カキドオシティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法


カキドオシはシソ科カキドオシ属の多年草です。
日本全域の、身近な空き地や野山に自生しています。

漢字で書くと「垣通」となります。
これは、地面を這っていき、垣根を通り越して隣の敷地に侵入してしまうことから名付けられました。

葉は丸っこく、薄紫色の花が咲くのが特徴です。

カキドオシの葉や茎を使ったカキドオシティーは、血糖値やコレステロール値を下げる効果で注目を浴びてきています。

さらには脂肪を分解してくれるという嬉しい効果も期待できます。
ダイエットやメタボ予防にぴったりのお茶です。

この記事では、

  • カキドオシティーの効果・効能
  • カキドオシティーの正しい作り方やおススメ入手法

について詳しくご紹介します。

カキドオシティーの効果・効能


カキドオシティーの主な有効成分と、その効果について表にまとめました。

成分名効果・効能
ウルソール酸血糖値・コレステロール値の抑制、抗炎症作用、筋力アップと脂肪減少、美白・美肌作用
コリン脂肪分解、コレステロール値抑制、高血圧予防
サポニン界面活性作用、血糖値・コレステロール値の抑制、抗酸化作用、免疫アップ
タンニン収れん作用、抗酸化作用
リモネン(精油)消化促進作用、食欲増進作用、鎮静作用、肝臓強壮作用

カキドオシティーの効果・効能について、成分別に詳しく見ていきましょう。

ウルソール酸

これはトリテルペンの仲間で、りんごの皮に多く含まれる成分です。

  • 血糖値、コレステロール値を抑える
  • 抗炎症作用で身体の様々な炎症を緩和する
  • 化粧品としては、美白作用やシワ、ほうれい線を防ぐ

といった効果が期待できます。

また「筋力をつけて脂肪を溶かす」という働きについて、新たに分かってきています。

しかし抽出が難しく、吸収率も悪いというのが難点です。
効果を得るにはしっかりと継続的に成分を摂ることが必要です。

コリン

これはビタミンをサポートする成分です。

  • 脂肪の分解を助け、脂肪肝を予防する
  • コレステロール値を減らす
  • 高血圧を予防する

などの効果が期待できます。

サポニン

これはお茶の苦味の元となる成分です。
水を加えて混ぜると泡立つ界面活性作用を持っています。

  • LDLコレステロールを減らす
  • 過酸化脂質を抑えて生活習慣病予防
  • 免疫力アップで、ウイルスや細菌から身体を守る

といった効果が期待できます。

加えて、血糖値の上昇を抑える作用についての研究も進められています。

タンニン

サポニンと並んでお茶の渋味の元となります。
ポリフェノールの一種で、収れん作用という引き締め効果を持ちます。

  • 抗酸化作用で、動脈硬化や老化を抑える
  • 腸の粘膜に働いて、下痢を抑える

などの効果が期待できます。

リモネン

これはモノテルペン炭化水素類に分類される精油成分です。

  • 胃腸の働きを元気にし、食欲を増進する
  • 神経の高ぶりを抑えてリラックス
  • 肝臓を強化し、デトックスの働きを高める

といった効果が期待できます。

カキドオシティーの副作用について


カキドオシティーには、特筆すべき副作用などの注意事項はありません。
ノンカフェインで、お茶として適量を楽しむ分には、どなたにも心配は要りません。

ただしこれは健康茶全般に言えることですが、様々な作用を持つ成分が豊富に含まれています。
そればかりだと逆に体に害を及ぼすことも考えられます。

カキドオシティーについても大量にガブ飲みすることは避け、ほどほどを心がけましょう。

カキドオシティーの味と香りについて


カキドオシティーは、一言でいうとミントに近いすっきりした味わいです。

ミントと違うところは、味の中にもっとまろやかな甘みがある点です。
これを「少し漢方に近い味」という人もいます。
また、「薬草っぽい」香りがします。

というわけで味と香りに少しクセがあり、好みが分かれるところです。
ミントティーが好きな方は、比較的受け入れやすいでしょう。

カキドオシティーを美味しく飲む方法と作り方


カキドオシティーを美味しく飲む方法をご紹介します。

「カキドオシティーはかなりクセが強め」という感想をネットで見かけます。
しかしこれは濃い目に淹れてしまっている可能性が。

ここでは、味を優先して飲みやすく作る方法をご紹介しています。
味の感じ方には個人差もありますので、お好みで少しずつ分量や時間を調整してみて下さいね。

基本の作り方

基本の作り方は緑茶とほぼ同じです。

まず急須に小さじ1杯程度の茶葉を入れます。
そこにカップ1杯の熱湯を注ぎ入れ、1分程度蒸らしたら出来上がりです。

寒い季節に温かいお茶として飲む時にオススメの方法です。

煮出す方法

ティーバッグタイプのものは、煮出しで入れるのがオススメです。

まず、ヤカンにティーバッグ1包と水1リットルを入れます。
水の量はティーバッグの大きさにより調節します。

カキドオシティーは精油成分を多く含んでおり、グツグツとやってしまうとこれらの成分が揮発してしまいます。

ですので、中〜弱火で様子を見ながら煮出すようにします。

沸騰までいったら、早めに火を止めて冷まします。

粗熱が取れたらボトルに入れて冷蔵庫で保管しましょう。
特に春夏シーズンは、アイスティーにするとサッパリ感が際立って絶対的にオススメです。

摘みたての葉を使う方法

後述もしますが、カキドオシは比較的簡単に採取することができます。
摘みたての葉を入手できた場合は、フレッシュティーにもチャレンジしてみましょう。

まず、葉は柔らかそうなところを選別してよく洗います。

フレッシュティーでは、葉をメインに使います。
茎の部分は基本的に外し、葉に茎がついている程度にします。

ティーポットにカキドオシの葉5〜6枚を入れて、カップ1杯分の熱湯を入れます。
フタをして3分〜5分蒸らしたら出来上がりです。

フレッシュならではの贅沢な香りを味わってみましょう!

オススメブレンドティー

カキドオシは「和のハーブ」とも言われ、風味に比較的しっかりとした主張があります。
ですから、ブレンドするならベースを下支えしてくれるお茶が良いでしょう。

最も無難でオススメなのは「ほうじ茶」です。

日本人にはとても身近で馴染み深く、安心感があります。
香ばしく味を整えてくれるでしょう。

カキドオシティーに合うお菓子、食事


清涼感のあるカキドオシティーは、リフレッシュしたい時にもピッタリです。
ティータイムにデザートと一緒にホッと一息つきたいですよね。

しかし、カキドオシティーはダイエットやメタボ予防に効果的なお茶。
ここは一緒に食べるデザートにも気を配りたいところです。

まずはクリームたっぷりの洋菓子などは控えめに。
代わりに、甘さ控えめのフルーツゼリーがオススメです。

ゼリーはダイエットを意識した商品も出ていますね。
私は個人的には果汁100%のものがジューシーで好きです。

カキドオシティーのオススメ入手法と買い方


カキドオシティーを入手するには、

  • カキドオシ茶葉を購入する
  • 野山のカキドオシを採取する

の2通りの方法があります。

カキドオシ茶葉を購入する

カキドオシティーの茶葉は、健康茶、緑茶、紅茶などを扱うお店で入手することができます。

こちらにネット通販での取り扱いを一例としてご紹介しておきます。



ティーバックタイプとなっています。まとめて作る時に便利です。


飲みたい時に飲みたい分だけ作れる茶葉が入っているタイプです。

野山のカキドオシを採取する

カキドオシは身近な野山に自生していますので、採取・乾燥してカキドオシティーとして楽しむことも可能です。

まず、地面を這うように生えているカキドオシを採取します。
ミントのような強い香りがありますので、嗅いで確認してみましょう。

採取する部位は、葉と茎です。
なるべく先端の方の柔らかそうなところを選びましょう。

採取したカキドオシをお茶にする手順は以下の通りです。

  1. しっかり洗って水気を切る
  2. 風通しの良い場所で乾燥させる
  3. 水分がすっかり無くなって、カサカサになったら完成
  4. 密閉容器で保存

ご自身で採取した自家製カキドオシ、きっと味も格別ですね!

まとめ

カキドオシティーの要点
  • 血糖値やコレステロール値を抑える
  • 脂肪を溶かす働きで、ダイエットに効果的
  • 風味はミントに近く、薬草っぽいクセがある
  • 煮出す際はグツグツやらない
  • アイスティーにするとサッパリして美味しい
  • ほうじ茶とのブレンドがオススメ
  • 野山で手軽に採取することができる

カキドオシは身近な野草なので、見つけることが出来たら嬉しいですね。
春に薄紫色の可憐な花が咲くので、目印になるかもしれません。

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