ハーブティーはカフェで飲むのも楽しみの1つですが、毎日のヘルスケアに取り入れるならやはり自分で上手に淹れたいもの。
[chat face=”otya4.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] ハーブティーを自分で淹れるのは難しそう… [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]そんなことはありませんよ。一言で言ってしまえばハーブにお湯を注ぐだけなので、気軽にチャレンジしてみましょう。 [/chat]
美味しい緑茶や紅茶がそうであるように、ハーブティーにも美味しく淹れるためのいくつかのポイントがあります。
そこで今回の記事では、美味しいハーブティーの淹れ方を徹底解説。
- ドライハーブ
- ドライハーブ(ティーバッグ)
- 生のフレッシュハーブ
それぞれの場合に分けて詳しく解説しています。
合わせてアイスハーブティーの作り方や、飲みにくい時の対処法についても触れていますので、目次からお好きな章にスキップしてご覧下さい!
ドライハーブを使った入れ方
まずは基本となる、ドライハーブをティーポットで淹れる方法からご紹介します。
ハーブにお湯を注ぐだけなので、実はとっても簡単です。
ところで堅い種子や根、実などの部位を使うハーブは火にかけて煎じる(煮出す)こともあります。
これは特に薬効を重視したい時などに用いられる方法です。
ここではハーブティーをお茶として楽しむといった観点から、煎じる方法については割愛し、熱湯で淹れる方法についてご紹介します。
ティーポットにドライハーブを入れる
あらかじめ温めたティーポットに、ドライハーブを入れます。
ハーブの量はカップ1杯のハーブティーに対して、ティースプーン山盛り1杯が基本。
あとはハーブの性質により味が出にくいもの・反対に出やすいものがありますし、味のお好みには個人差もありますので微調整します。
[chat face=”chap2.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]この時、ブレンドティーの場合はあらかじめ混ぜてから入れると美味しいですよ![/chat]
ブレンドハーブティーは大きい茶葉や小さい茶葉が混ざり合っていますので、よくかき混ぜて味が均一になるようにするのがポイントです。
ご使用になるティーポットについては、耐熱ガラス製ですと中身が見えるのでおすすめ。
ですが最初はお手持ちの紅茶用・緑茶用のものでも構いません。
中級編!堅いハーブは抽出しやすくするひと手間を
先に少し触れました堅い種子や根、実などの堅いハーブは、少し下準備が必要です。
こちらに代表的なハーブの扱いについてまとめました。
特にミルクシスルは堅いですので砕くのに少し骨が折れます。
こちらの記事では砕き方の工夫を記載していますので参考にしてみて下さい。
熱湯を注ぎ入れる
ティーポットに人数分の熱湯を静かに注ぎ入れます。
沸騰したばかりの熱湯を使いましょう。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]熱湯を使った方がハーブの有効成分をしっかり抽出できるんですよ。 [/chat]
中級編!ブルーマロウティーは低めの温度で
キレイな青色が出ることで人気のブルーマロウティー。
このお茶は例外的に低めの温度で淹れるのがおすすめです。
なぜなら沸騰したての熱湯で淹れてしまうと、せっかくの青い発色がすぐに消えてしまうからです。
ブルーマロウティーを淹れる時は、70℃~90℃位のお湯で。
あるいはじっくり水出しされると良いでしょう。
フタをして蒸らす
熱湯を注ぎ入れたら、必ずティーポットのフタをして蒸らします。
蒸らし時間の目安は3分程度。
堅めのハーブが入っている場合は5分程度を目安にします。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]フタをすることで温度を保ち、有効成分をじっくり抽出します。香り成分も逃さないようにしましょう。 [/chat]
カップに注ぐ
蒸らし終わったら、ティーポットを軽く回して濃さを整えます。
そして茶こしを通してカップに注いだら完成!
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]茶こしはなるべく目の細かいものを使うと口当たり良く仕上がります。 [/chat]
複数の人数分を作った時は少しずつ回しながら注ぐようにして、濃さに違いが出ないようにしましょう。
それからティーポットにお茶を残しておくと苦みが強くなってしまいますので、一旦全て注ぎ切ってしまう方が美味しくいただけます。
ドライハーブのティーバッグでの入れ方
次にティーバッグでの淹れ方のご紹介です。
ティーバッグも基本的にはお湯を注ぐだけといたって簡単!
一方で麦茶のように、煮出すタイプのティーバッグもあります。
これは少し大きめのティーバッグになっており、まとめて煮出して冷水筒などで冷蔵保存するタイプ。
煮出し専用のほか、煮出し・水出し両用タイプなどもあります。
このようなタイプは主に健康茶系やルイボスなどに多いですが、煮出しをするタイプかどうかはお買い求めの際に商品説明をよくご覧になってみて下さい。
ここではお湯で淹れるタイプのティーバッグを使った淹れ方について、解説します。
カップを温める
まずはカップにお湯を注いで温めます。
前述のティーポットも事前に温めた方が良いのですが、ティーポットに比べてカップの方は保温能力が劣りますので、より丁寧に温めるようにしましょう。
温まったらお湯を流します。
ティーバッグに熱湯を注ぐ
カップにティーバッグを入れて、上から熱湯を注ぎ入れます。
こちらもやはり沸騰したばかりの熱湯を使います。
蒸らす
カップに小皿などをかぶせて蒸らします。
蒸らし時間の目安は3分程度。
[chat face=”chap2.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]蒸らすことで香りや成分がじっくり引き出された美味しいハーブティーになります![/chat]
ところでティーカップには便利なフタ付きのものも出ています。
一杯分だけ淹れることが多い方は、フタ付きカップを持っていると便利ですよ。
ティーバッグを取り出す
蒸らし終わったらフタを取り、ティーバッグを軽く揺らして風味を整えます。
ティーバッグを取り出したら完成。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]今回はティーカップ1杯分の作り方としてご紹介しました。
ですがティーバッグは少し多めに茶葉が入っているので、もう少し多めにティーが作れるものも多いですよ。 [/chat]
[chat face=”otya2.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”]大きいマグカップで作っても大丈夫そうですね! [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ティーポットやステンレスボトルで多めに作ることも可能ですよ。もちろん濃さにはお好みもありますので、色々試してみると良いでしょう。 [/chat]
生のフレッシュハーブでの入れ方
ガーデニングでハーブを栽培されている方は、是非フレッシュハーブティーにチャレンジしてみましょう。
ティーポットにフレッシュハーブを入れる
ハーブは柔らかそうなところを中心に多めに採取して、よく洗います。
そして適当な大きさにちぎって、少し手のひらで揉んだり叩いたりしておきます。
お湯で温めたティーポットにフレッシュハーブを入れます。
ハーブの量はカップ1杯のハーブティーに対して、ティースプーン山盛り3杯が基本。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]フレッシュハーブのポイントは量を多めにすること。1杯のハーブティーに手で小さく1つかみ程度のハーブを使います。ドライハーブの3倍程度をイメージしましょう。 [/chat]
熱湯を注ぎ入れる
ティーポットに人数分の熱湯を静かに注ぎ入れます。
このとき、必ず沸騰したての熱湯を使いましょう。
[chat face=”chap3.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”greenf” bg=”green”] フレッシュハーブの場合、特に沸騰直後のお湯を使うのが大切なポイントになります。そうしないと元気な生のハーブからは香りや成分を引き出すのが難しいからです。 [/chat]
フタをして蒸らす
熱湯を注ぎ入れたら、必ずティーポットのフタをして蒸らします。
蒸らし時間の目安は3分程度。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]繰り返しになりますが、蒸らすことで香りや成分がじっくり引き出された美味しいハーブティーになります! [/chat]
カップに注ぐ
蒸らし終わったら、ティーポットを軽く回して濃さを整えます。
そしてカップに注いだら完成!
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]茶こしは必要に応じて、ハーブが細かい場合に使いましょう。 [/chat]
―その他の注意点はドライハーブの時と同じ―
- 複数の人数分を作った時は少しずつ回しながら注いで、濃さを均一に。
- ティーポットにはお茶を残さず、全て注ぎ切ってしまう方が美味しくいただけます。
アイスハーブティーの作り方
暑い夏にはヒンヤリとしたアイスハーブティーも美味しいです。
―簡単!アイスハーブティーのシンプルな作り方―
- 先にご紹介したようなホットでの淹れ方で多めに作る。
- 茶葉を外してあら熱を取り、冷蔵庫で冷やせば出来上がり!
- 朝多めに作って冷蔵庫に入れておけば作り置きも可能!
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]この作り置きの注意点としては、なるべく1日以内に飲みきること。 [/chat]
ハーブティーは風味や色合いの変化が早く、時間とともに渋みや苦みが強くなってくる傾向があります。
特に香り成分には揮発性のものが多く、どんどん飛んでいってしまいます。
せっかくのハーブティーをなるべく美味しく味わうためにも、早めに飲み切ってしまうことをおすすめします。
以下でご紹介するのは冷蔵庫で冷やすのではなく、氷を使って作る方法。
アイスハーブティーを今作ってすぐ飲みたい時、そして来客時にもおすすめの方法です。
ホットの時の2倍ほどの濃さでハーブティーを淹れる
あらかじめ温めたティーポットで、ホットで飲む時の2倍ほどの濃さでハーブティーを淹れます。
ホットでの淹れ方は、先にご紹介したそれぞれの淹れ方を参考にして下さい。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]冷たい飲み物は濃いめの方が美味しく感じやすいです。氷を入れた時に薄くなりすぎないよう、濃いめをイメージして淹れてみましょう。 [/chat]
濃く淹れるコツとしては、ハーブの量を増やすのではなくお湯の量を減らします。
例えば2人分のグラスに作るのであれば、ハーブは2人分・お湯は1人分+α程度。
[chat face=”otya1.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] お湯の量が減っても氷があるので大丈夫ですね! [/chat]
グラスに氷をいっぱいに入れる
グラスに氷をいっぱいに入れます。
その間にハーブティーの方は3分を目安に蒸らして、ティーポットを軽く回して濃さを整えます。
グラスに注ぐ
茶こしを通して、グラスに注ぎ入れたら完成です!
―その他の注意点はホットの時と同じ―
- 複数の人数分を作った時は少しずつ回しながら注いで、濃さを均一に。
- ティーポットにはお茶を残さず、全て注ぎ切ってしまいましょう。
ハーブティーは水出しもできます
[chat face=”otya1.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] ハーブティーを最初から水出しできれば冷やす手間が省けるので便利ですね。 [/chat]
[chat face=”chap3.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”greenf” bg=”green”] 基本的にハーブティーはどうしても熱湯で淹れた方が効率的に抽出できるため、水出しする場合はじっくり時間をかけたり、ハーブを選んだりする必要があります。 [/chat]
そこでオススメなのが『水出し専用』『水出しOK』などと書かれているハーブティー。
これらの商品は水出しでも抽出しやすいように開発されています。
冷やして美味しいフルーティーな風味や爽やかな風味、そして鮮やかな色合い。
きっとアイスハーブティーが大好きになりますよ!
サーバーやボトルに入れて作り置きしやすいサイズ感のティーバッグも出ています。
もしもハーブティーが飲みにくかったら?
もしも作ってみたハーブティーが飲みにくかったら、甘味を足してみましょう。
砂糖でも良いですが、以下のような甘味素材もオススメ。
- はちみつ
- ジャム
- ドライフルーツ
特にどのハーブティーとも合わせやすいのが、はちみつ。
自然なコクと甘みでクセも少ないので、ハーブティーが飲みやすくなりますよ。
美味しいハーブティーの入れ方まとめ
今回は美味しいハーブティーの入れ方について、お伝えしてきました。
いくつかポイントがありましたので、改めてまとめておきます。
[box01 title=”この記事のポイント”]
- ハーブの量はカップ1杯のティーに対してティースプーン山盛り1杯
- ブレンドハーブの場合はあらかじめ混ぜてから使う
- お湯は沸騰したばかりの熱湯を使う
- 3分程度を目安に蒸らす
- フレッシュハーブで淹れる時の量はドライハーブの3倍程度
- 飲みにくいと感じたらはちみつを足すと良い
[/box01]
初めてハーブティーにチャレンジされる時は、やっぱりティーバッグが便利。
少し慣れてきたらリーフのドライハーブを使ってティーポットで淹れてみましょう。
ここをマスターすればお好みのハーブでさまざまにブレンドできるので、ハーブティーのバリエーションがぐんと広がりますよ。
※参考文献
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