ハーブティーは自然由来の優しい味と香りに、ハーブそれぞれに異なる色を目で見て楽しむこともできる、植物の恵みいっぱいのお茶。
[chat face=”otya1.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] 普段コーヒーや清涼飲料、紅茶などを飲まれる方は、最初は手を出しづらいのでは? [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]確かにハーブにはそれぞれ個性もありますし、慣れるまでは色々心配になりますよね。 [/chat]
[chat face=”otya1.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] ハーブティーのことを少し知ってもらえれば、ハードルも少し下がるかもしれませんね! [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ハーブティーは、私たちの健康をサポートしてくれるんです。ぜひ多くの人に知ってもらいたいです。 [/chat]
この記事はハーブティーを知っていただくための、はじめの一歩。
ーこの記事でわかることー
- ハーブとハーブティーの基礎知識
- はじめに押さえたい副作用やカフェインのこと
- ハーブティー全般の主な効能
- 妊娠中は?カロリーは?などQ&A
少しボリュームのある内容になっていますので、目次をご覧になって興味のあるところへスキップしてみて下さい。
ハーブってそもそも何?
ハーブとは人々の生活に役立つ薬草のこと。
薬草といってもハーブは草花ばかりではなく、大きな樹木やタネ、果実などもありますので薬用植物とも呼ばれます。
ハーブのルーツはエジプトなどの古代文明までさかのぼりますが、その後ヨーロッパを中心に普及し、古くから様々な形で活用されてきました。
一般にハーブという場合、ヨーロッパで伝統的に薬草や料理、香料、保存料として用いられた植物を指す。
(引用:Wikipedia-ハーブ)
それらの植物たちが西洋のハーブ文化として日本にもやってきたというわけです。
一方ヨーロッパ以外にもそれぞれ独自に伝わる薬草文化があり、日本もその一つです。
[chat face=”otya2.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”]詳しくは後述しますね [/chat]
日本で西洋のハーブというと、最も身近なものはやはりミントでしょうか。
そのほか以下のようなハーブも一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
近年話題のルイボスも、ハーブの仲間になります!
ハーブは今回ご紹介するハーブティーのほかにも様々なシーンで用いられます。
例えばローズマリーや、スパイス系のコリアンダーなどはお料理に。
それからお部屋に飾って楽しむポプリや石鹸、手作りコスメ。
靴の消臭剤や虫除けにも!
[chat face=”chap2.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ハーブは人々の生活に寄り添い、自然の恵みをもたらしてくれていますよ。[/chat]
ハーブティーはハーブの恵みを取り入れる最も手軽な方法!
ハーブを楽しむ第一歩として最も手軽な方法が、ハーブティーです。
[chat face=”otya4.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] ハーブティーというと、ガラスのポットに色とりどりのハーブを浮かべて…優雅だけど少し面倒かな? [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ガラスのポットがなくても全然構いませんよ。急須でも淹れられますし、マグカップ1つで作れる美味しいティーバッグも沢山出ています [/chat]
[chat face=”otya2.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”]それならいつでも楽しめますね! [/chat]
ハーブティーはお湯を注ぐだけととっても簡単。
ハーブに含まれるタンニン・フラボノイド・ビタミン・ミネラルなどの成分が効率よく抽出され、私たちに良い作用をもたらしてくれます。
そして何よりも、ハーブティーの魅力はその香り!
実はハーブの持つ自然由来の香りは、私たちの脳や神経に働きかける力があります。
緊張を解きほぐしてリラックスできたり、頭シャキッとリフレッシュできたり。
中には香りをあまり持たないハーブもありますが、カモミールやミントなど人気のハーブには香りの良いものが多いのでオススメですよ。
ところでハーブティーにはドライハーブを使うものと、フレッシュハーブを使うものがあります。
この2つのスタイルについてご紹介しておきます。
ハーブを乾燥させたドライハーブを使うもの
ドライハーブは、ハーブを収穫し乾燥させたもの。
あらゆるハーブを扱うことができる上、茶葉として使いやすいようにカットされていて便利なのが魅力です。
(中にはくだいて使うような硬いものもあります)
さらにドライハーブには、緑茶の茶葉のように好きな分だけティーポットに入れて使う『リーフタイプ』と、マグカップだけで作れる『ティーバッグタイプ』があります。
ティーバッグには既に複数のハーブが美味しくブレンドされているものが多いので、難しい事は何もナシ!
[chat face=”chap2.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]まずはティーバッグで色々試してみると良いでしょう。[/chat]
ティーバッグにはアソートパック(詰め合わせ)が用意されているものもあるので、こういったもので少しずつ色々な味を見てみるのもオススメです。
採れたてのフレッシュハーブを使うもの
ハーブティーに力を入れているカフェなどのお店では、フレッシュハーブを使ったハーブティーを楽しめることがあります。
ミントやレモンバーム、レモンバーベナなどのハーブを使うことが多いです。
フレッシュハーブとは、まさに採れたての青々としたハーブのこと。
乾燥させる前の新鮮なハーブならではのフレッシュな香りを楽しめるのが最大の魅力。
フレッシュハーブティーはドライハーブティーに比べてお目にかかる事は少ないかもしれませんが、とても美味しいので機会があれば是非チャレンジしていただきたいです。
[chat face=”otya2.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”]私もハーブティーってこんな味だった?と感動しました! [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ハーブティーに対する見方がガラッと変わるかもしれません。 [/chat]
ハーブティーのカフェインや副作用について
ハーブティーは、マテ茶など一部カフェインが含まれているものもありますが、ほとんどのハーブティーにはカフェインは含まれていません。
そのためカフェインが苦手な方、カフェインを避けている方には特にオススメです。
ただし、ハーブティーによっては成分により副作用が出ることがあるため、特に妊娠中・授乳中、病気をお持ちの方は注意が必要になります。
―副作用の例―
- 妊娠中に気をつけたい子宮収縮作用や通経作用
- 授乳中に母乳の出を悪くしたり、赤ちゃんへの安全性が未確認
- 病気で治療中の場合、服用している医薬品との相互作用
- 吐き気や下痢など、胃腸に関する副作用
- 肝機能に影響する副作用
- アレルギー症状(キク科アレルギーなど)
一例を挙げておきましたが、ハーブの種類により副作用は様々です。
[chat face=”otya4.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] それぞれのハーブの副作用を知るのは大変そうですね。 [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]トラブルを避けるために、まずは適量を心がけることが一番です。 [/chat]
副作用リスクを避けるためのポイントをご紹介します。
ポイント①としては、初めて飲むハーブティーは1日1〜2杯程度で様子を見ること。
一般の健康な方であれば、この程度では心配ないことがほとんどです。
ポイント②は、商品として多く出回っている人気のハーブをチョイスすること。
人気のハーブを使ったオーソドックスな市販ティーバッグなどは、どなたにも合いやすく作られていて、副作用についてあまり神経質になる必要はありません。
特にブレンドハーブティーであれば1つ1つのハーブの摂取量が減るのでリスクが分散されます。
ポイント③は、ハーブティーの飲む量が増えてきた頃に注意を払うこと。
この段階になると薬効を期待して色々なハーブを取り入れたり、集中的に1つのハーブを使ったりということが考えられます。
それと同時に、副作用についてもより意識することが重要になってきます。
新しいハーブについてはお店の人に聞いたりパッケージを確認するなどして、少しずつ知識を増やしていきましょう。
日本で古くから伝わる健康茶=和のハーブティーもある
前述で、ハーブとは「ヨーロッパを中心として伝統的に活用されてきた植物を指す」とお伝えしました。
『ハーブ』という言葉自体、西洋のハーブ文化とともに日本にやってきたのです。
その一方で、日本にも古くから独自の健康茶文化が根付いています。
例えばどくだみ茶、桑の葉茶、はと麦茶など。
一部の地域だけに伝わるお茶など、日本の健康茶もハーブティーに負けず劣らず奥深いものがあります。
これらも「健康効果が期待できる薬用植物をお茶にして飲む」という考え方は西洋のハーブと全く同じ。
つまり日本が誇るべき和のハーブティーと言えるのではないでしょうか。
ちなみに日本で最もポピュラーな緑茶ですが、緑茶とハーブティーは別物として考えることが多いです。
紅茶や緑茶、ウーロン茶などは、全てチャノキ(茶ノ木)という一つの植物からできています。これらは発酵方法を工夫することで生まれました。
世界のお茶文化はこのチャノキのお茶を軸にして成り立っており、チャノキのお茶以外のお茶を『茶外茶』と呼ぶこともあります。
[chat face=”otya1.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] ハーブティーや健康茶はこの茶外茶に当てはまるのですね! [/chat]
西洋のハーブに限らず和のハーブにも目を向けると、お茶がもっと身近で楽しくなるかもしれませんよ。
ハーブティーQ&A
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ここではハーブティーに関してよくある疑問について回答していきます。 [/chat]
Q:ハーブティーにはどんな効能がある?
ハーブティーにはタンニン・フラボノイド・ビタミン・ミネラル・精油(香り成分)など様々な成分が含まれており、私たちの体に有効に働きかけてくれます。
ハーブティーの効能は、そのハーブに含まれる成分により異なりますが、なかでも代表的な効能について何点かご紹介します。
リラックス作用
精油成分などの働きで、リラックス=鎮静作用を得ることができます。
例えば、ラベンダーならフローラルな香りでリラックス。
心と体の緊張を解きほぐし、安眠にも役立ちます。
リフレッシュ作用
前のリラックスと似ていますが、心と体を癒して元気にしてくれます。
例えば、爽やかなミントは、目が覚めるようなスッキリとした気分になれます。
デトックス作用
体内にたまった不要な老廃物や毒素を排出してくれる働きです。
同時に便秘解消や利尿作用なども期待できます。
ローズヒップはデトックスのほか、ビタミンCも豊富なのでスキンケアにも有効。
抗酸化作用
老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれる働きです。
ほぼ全てのハーブが持っていて、アンチエイジングやがん予防にも役立ちます。
血液サラサラ作用
血流を良くして体ぽかぽか、発汗を促します。
冷え性改善にも役立ちます。
例えばローズマリーは『若返りのハーブ』と呼ばれ、血流を良くしてくれるほか消化を促す働きもあります。
Q:ハーブティーにカロリーはある?
ハーブティーは基本的にはノンカロリーです。
ハーブティーの中にはフレーバーがブレンドされているものもあり、全てがゼロカロリーとは言い切れませんが、含まれていたとしてもごくわずか。
緑茶や紅茶と同じノンカロリーをイメージしていただくと良いでしょう。
Q:ハーブティーはどこで売っている?
ハーブティーは以下のようなお店で扱っています。
お店の種類 | 取り扱い商品の特徴 |
---|---|
コンビニ | ティーバッグアソートなど 置いていないことも多い |
スーパー | ポピュラーなティーバッグ商品が中心 無印良品にもある |
輸入食材店、輸入雑貨店 (カルディ・成城石井など) |
ティーバッグ中心に複数のブランドを扱い豊富な商品展開 |
ドラッグストア | 健康茶が豊富 |
お茶専門店 (ルピシアなど) |
お茶屋さんならではのリーフタイプのブレンドティーなど |
ハーブ専門店 (エンハーブ・生活の木など |
ティーバッグ、リーフタイプ共に有 多種類のハーブを扱い、お取り寄せも可 |
通販 | 上記それぞれのお店の通販サイト ネット通販中心のハーブ専門店も有 |
[chat face=”otya2.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”]コンビニで買えるなんて便利ですね! [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ただし置いていないこともよくありますのでご注意を。 [/chat]
最初は気負わずにスーパーに置いてあるものから選んでみるのも1つの方法です。
ハーブティー専門店なら店員さんに相談できるのが嬉しいです。
Q:マイボトルに入れて持ち歩きできる?
ステンレスボトルやガラスボトルなどにハーブティーを入れて持ち歩いても特に問題はありません。
[chat face=”otya1.png” name=”お茶子” align=”right” border=”green” bg=”none”] 学校や職場に持っていければ便利ですね! [/chat]
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ただし、手作りのハーブティーは時間の経過とともに味に変化が出る場合もあります。 [/chat]
例えば時間とともに苦味が強くなってくる事は多いです。
それから色が徐々に茶色っぽく変質したり、濁りが出てきたりすることもあります。
だからといって朝作ったハーブティーが夜になって直ちに傷んでしまうということではありませんのでご安心を。
淹れたてのハーブティーが一番美味しいのは言うまでもありませんが、その日のうちにお飲みいただければ問題ないでしょう。
Q:妊娠中でも飲める?
ハーブティーはノンカフェインということもあって、妊娠中や授乳中に飲む習慣がついたという声も多いです。
しかし実は妊娠中でも安心して飲めるハーブティーはある程度限られています。
- 子宮収縮作用が確認されているもの
- 女性ホルモンに作用するもの
- 妊娠・授乳時の安全性の確認が取れていないもの
このようなハーブは妊娠中には避けるべきとされているためです。
妊娠中でも飲める代表的なハーブティーをご紹介しておきます。
ハーブティーの中には、妊娠中や授乳中の方のためにブレンドされた商品もあります。
例えばプレママのためのハーブティー、母乳ケアのハーブティーなど。
このような商品から選んでいただければ一番安心ですよ。
まとめ
今回は、ハーブティーとは?という観点で色々とお伝えしてきました。
改めて要点をまとめておきます。
[box01 title=”今回のおさえておきたいポイント”]
- ハーブとは人々の生活に役立つ薬用植物
- まずは手軽なティーバッグタイプから試してみると良い
- 多くのハーブティーはノンカフェイン、しかし副作用はある
- 日本の健康茶だってハーブティーの仲間
- 効能はリラックス、デトックスなど種類によりさまざま
- 多くのハーブティーはノンカロリーである
- マイボトルで持ち運びOK
- 妊娠中に飲めるハーブは限られている
[/box01]
ハーブティーは実に多くの種類があり、香りや味もバラエティーに富んでいます。
はじめはポピュラーなところから気になったものを試してみましょう。
[chat face=”chap1.png” name=”茶ルパカ博士” align=”left” border=”green” bg=”green”]ミント系やジンジャー(しょうが)系など、味をイメージしやすいところからチョイスしてみるのもおすすめ。
近年話題のルイボスもお茶風味で飲みやすいですよ。 [/chat]
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