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ローズヒップティーは、美肌・美白や便秘改善に役立つお茶です。
ローズヒップとは、ドッグローズという品種のバラ科植物からとれる赤い果実(偽果)。
ドッグローズのほか、ハマナスの果実が用いられることもあります。
ちなみにヒップという言葉だけで『バラの果実』という意味があるんですよ。
ローズヒップはビタミンCがレモンの約20倍!
その上ビタミンEやカロテノイドなどの相乗効果で、抜群の抗酸化力を発揮します。
「いつでもキレイなタマゴ肌でいたい!」
「ずっと若々しく、血液サラサラでいたい」
そんな女性を中心に、美容と健康のサポートティーとして大人気!
さらに腸の働きをスムーズにするスッキリ作用にも注目です。
風味はというと、果実らしい酸味とほのかな甘みが特徴です。
この記事では、
- ローズヒップティーの効果効能と副作用、ティリロサイドって何?
- ローズヒップティーの正しい作り方やおススメ入手法
について詳しく解説していきます。
ローズヒップティーの効果・効能
ローズヒップティーは美肌や整腸作用に優れたお茶です。
特にビタミンCが豊富なのが大きな特徴。
その量はレモンの20倍ともいわれ、『ビタミンCの爆弾』とも称されています。
注)↑これは生の果実で比較した場合です。
ローズヒップティーの主な有効成分と、その効果について表にまとめました。
成分名 | 効果・効能 |
---|---|
ビタミンC | 美肌・美白作用、抗がん作用、免疫力アップ、ストレス耐性アップ、骨粗しょう症予防、抗アレルギー作用 |
ビタミンE | 抗酸化作用、ホルモンバランス調整 |
カロテノイド(βカロチン、リコピン、ルテインなど) | 抗酸化作用、免疫増強、目の健康維持 |
ペクチン | 整腸作用、コレステロール低下作用 |
ティリロサイド | 体脂肪低減作用 |
ローズヒップティーの効果・効能について、成分別に詳しく見ていきましょう。
ビタミンC
これはアスコルビン酸という水溶性ビタミンで、美肌・美白に役立ちます。
- お肌にハリを与え、美白作用でシミを防ぐ
- がん細胞を弱める働きがあり、がんを予防する
- 免疫力アップで風邪などを予防する
- 自立神経を安定させ、ストレス抵抗力アップ
- カルシウムの吸収を助けて、骨粗しょう症を予防する
- ヒスタミンを減少させ、アレルギー症状を抑える
といった多くの効果が期待できます。
ビタミンE
これは抗酸化作用をもち『若返りのビタミン』と呼ばれる脂溶性ビタミンです。
- 体の内と外の両面からエイジングケア
- お肌の紫外線ダメージを予防する
- 女性ホルモンのバランスを整える
といった効果が期待できます。
カロテノイド(βカロチン、リコピン、ルテインなど)
カロテノイドとは植物などが持つ色素成分のことです。
主な働きは抗酸化作用で、アンチエイジングに欠かせません。
- βカロチン:抗酸化作用と免疫増強でがん予防
- リコピン:強い抗酸化力を持ち、がんや老化を防止
- ルテイン:特に目の老化を抑え、網膜を保護して眼病予防
などの効果が期待できます。
ペクチン
これは果物類に多く含まれる食物繊維の一種です。
- 便秘の解消など腸内をきれいにしてくれる
- コレステロールを下げる
といった効果が期待できます。
ティリロサイド
これはポリフェノールの一種です。
体脂肪を減らす働きが報告されており、大注目の成分です。
「ローズヒップ由来ティリロサイド」はペットボトル飲料やお菓子など、様々な機能性表示食品に使われています。
ただしこの成分、注意点として主にローズヒップの種子に含まれています。
ティリロサイドを効率的に摂りたい方は、「ローズヒップ由来ティリロサイドを含みます」と表示されたサプリメントや機能性表示食品を利用されると良いでしょう。
ローズヒップティーの副作用について
ローズヒップティーには、特に注意すべき重大な副作用はありません。
ノンカフェインで妊娠中でも飲むことができ、ビタミンCを豊富に含んでいるため風邪など感染症の予防にも最適なお茶になります。
ただし過剰摂取をすると以下のような副作用が懸念されます。
- 整腸作用が強すぎておなかが緩くなる
- ビタミンCの影響でだるさや胸焼け、吐き気や下痢、不眠などの症状
- 同じくビタミンCによる、医薬品やサプリメントとの相互作用
ですがお茶として適量を飲む分にはあまり神経質になる必要はないでしょう。
またアレルギーに関して、以下に当てはまる方は飲むのを控えましょう。
- バラ科アレルギーの方
- シラカバ、ハンノキにアレルギーがある方
最後に機能性成分として注目されているティリロサイドの副作用について。
これまで機能性表示食品として「ローズヒップ由来ティリロサイド」を含む商品が多数販売されてきました。
ですがティリロサイドによるものと考えられる健康被害は、特に見当たりません。
これからも安心してローズヒップティーを飲めそうですね!
ローズヒップティーの味と香りについて
ローズヒップティーを単体で淹れると、ほのかに甘い香りとフルーティーな酸味が感じられ、柔らかい口当たりのお茶になります。
では一体どこが『まずい』と感じるのでしょうか…?
- ーローズヒップティーのどこがまずい?口コミを検証ー
- 酸味が強い、すっぱくて苦手
- トマトをお湯に入れたみたいに味がボヤけている
ローズヒップのシングルティーは、
『柔らかい口当たり=味が若干ボヤけた印象』
があり、お茶の色もベージュ~ダイダイ色ですのであまりクッキリしません。
そこでティーバッグのタイプでは色や風味をハッキリさせるため、ハイビスカスを一緒にブレンドすることがほとんど。
あるいは香料や着色料で整えているものもあります。
すると今度は酸味がハッキリ出ますので、「酸っぱい」「梅干しみたい…」と敬遠される方が出てきてしまいます。
もちろん個人差があり人気も高いのですが、好みが分かれるところです。
解決策としては、酸味が気になる方にはハチミツを少量加えるのがオススメ。
ローズヒップティーを美味しく飲む方法と作り方
ローズヒップティーを美味しく飲む方法についてお伝えします。
基本の作り方
ティーポットかマグカップに、ローズヒップをティースプーン山盛り1杯(2g)入れます。
そこに沸騰したての熱湯を200~300ml注ぎ、3~5分間蒸らしたら完成。
マグカップの場合はそのまま飲めます。
ティーポットの場合はカップに注いでいただきましょう。
底に残ったローズヒップの実は、そのまま食べると美容効果UP!
ハチミツと混ぜたり、ヨーグルトのトッピングにすると食べやすいです。
ブレンドティーレシピ
+ハイビスカス | ハイビスカスのハッキリした酸味と、ローズヒップの柔らかな甘酸っぱさでバランスが良くなります。 鮮やかなルビーレッドの色合いもgood。 酸味が苦手な場合は、ハチミツを加えるとまろやかになります。 |
---|---|
+ルイボス | ルイボスのさっぱり風味とローズヒップのフルーティーな酸味が好相性です。 |
+ハチミツ | 酸味を抑えてくれる便利アイテム。 |
+ステビア | ハチミツの糖分が気になる方に。 甘みが加わってゴクゴクいけます。 ステビアはごく少量でOKです。 |
+紅茶 | お気に入りの紅茶にプラスすれば、フルーツティーのような安定の美味しさに。 |
補足ですが、ローズヒップティーはアイスティーにおすすめのお茶です。
お気に入りのブレンドでアイスにすれば、さっぱり美味しくいただけますよ。
ローズヒップティーに合うお菓子、食事
ローズヒップティーはチョコレートやココア系のお菓子とはあまり相性がよくありません。
ローズヒップティーの酸味が際立つためです。
そこでおすすめなのが、クッキーやシフォンケーキ、ドライフルーツなどの少し甘めのお菓子。
ローズヒップティーの酸味と程よい甘さが口の中をサッパリさせてくれます。
ローズヒップティーのオススメ入手法と買い方
ローズヒップティーはハーブティーの中でも大変ポピュラーですので、様々なところで入手が可能です。
ハーブ専門店はもちろんのこと、スーパーやカルディなどの輸入食材店でもティーバッグのタイプが販売されています。
まとめ
ローズヒップティーの要点
- 『ビタミンCの爆弾』レモンの20倍のビタミンC
- 抗酸化作用に優れ、エイジングケアに最適!
- お肌を美しく保ってくれる力がある
- 目の健康にも役立つ
- お通じを良くする働きがあるが、飲み過ぎには注意
- ティリロサイドは体脂肪を減らす→機能性表示食品に使われている
- ハイビスカスとブレンドされることが多い
- 酸味がキツい時は甘みをプラスしましょう
ローズヒップティーは妊娠中でも飲める上、美容にも効果的とあって女性を中心に大ブレイク、その後現在まで根強い人気を誇っています。
ティーバッグのブレンドティーなど本当にいろいろな商品に含まれていますので、良かったら一度試してみて下さいね。
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