味噌汁、漬け物、魚の干物、ラーメン、スナック菓子など、塩分の多い食べ物は、色々あります。
塩分は人の身体に必要なものですが、取りすぎは健康によくありません。
わかってはいても美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまう…なんてことはありませんか?
そんな取りすぎた塩分を飲むだけで、身体から排出してくれるお茶があったら知りたいですね。
バーブティーには、飲むだけで身体から塩分の排出を促すお茶があります。
血圧を低下させてくれるハーブもあり、おすすめです。
ここでは、塩分とりすぎの人におすすめのハーブティーについて詳しく説明していきます。
塩分とりすぎの人におススメのハーブティーの成分とは?
塩分はミネラルであり、血液検査ではナトリウムとして存在します。
体内では、ナトリウムとカリウムのこの二つが一定の濃度を保ち、体の生理機能を調節。
塩(ナトリウム)を多くとった場合、身体はナトリウム排出しようとしますが、ナトリウムと一緒にカリウムも排出されます。
結果、体内のナトリウムの量が多くなり、体はナトリウムの濃度を薄めようとして水分を取り込もうとします。
のどが渇くのは、知らないうちに体が血液内の塩分の濃度を調整したいと動いているからなんですね。
塩分を取り過ぎると、高血圧やむくみとして症状がでてくることになります。
最悪、心臓病などの恐ろしい疾患につながることも・・・。
カフェインは交感神経を刺激して血管を拡張させるため尿を作る腎臓への血液量が増加します。
また、ナトリウムの体内への再吸収も抑えられるため排尿とともにナトリウムも体外へ出してくれるんですよ。
ズバリ、塩分取りすぎの人に効果的なハーブティーは利尿作用のあるものが有効です。
カリウムやカフェインの作用による利尿作用以外にも塩分の取りすぎで上がりがちな血圧を下げる効果を持つものもあります。
塩分とりすぎの人におススメのハーブティー5選
塩分とりすぎの人におすすめのハーブティーについて、説明していきます。
それぞれの効果や味を参考にし、自分に合いそうなハーブを探してくださいね。
コーンシルク
トウモロコシのひげの部分をお茶にしたものです。
- 選んだポイント・効果効能
カリウムを含むため、体内のナトリウムを排出してくれます。利尿作用やむくみの軽減、血圧を下げる作用があります。 - 副作用
注意すべき副作用はありませんが、イネ科アレルギーのある人や授乳中の人、小児など利尿作用により脱水になる可能性が高い人は飲むのを控えましょう。 - カフェインの有無
カフェインを含んでいないので、妊娠中でも飲むことができます。
緑茶
日本で昔から親しまれているお茶のひとつです。
- 選んだポイント・効果効能
カフェインによる利尿作用とカテキンなどによる血圧上昇抑制作用があり、塩分の排出の他にも高血圧の予防もしてくれます。 - 副作用
昔から親しまれているお茶なので、注意すべき副作用はありません。しかし、過剰摂取をするとタンニンの作用で貧血が悪化することやカフェイン摂取で眠れなくなり寝不足になることもあるので大量に摂取はしないようにしましょう。 - カフェインの有無
カフェインを含むお茶です。紅茶やコーヒーなどの中でも緑茶は、カフェインが多く含まれる飲み物です。
杜仲茶
独特な香りと風味がありますが、渋みがなくさっぱりしていて飲みやすいお茶です。
- 選んだポイント・効果効能
カリウムを含んでいるため利尿作用があり、その他にも血液をさらさらにして血圧降下作用をもっています。 - 副作用
副作用の少ないお茶です。ただし、カリウムを含んでいるため腎臓病をわずらっている人は医師に相談しましょう。 - カフェインの有無
カフェインは含まれていないので、子どもでも飲むことができます。
タンポポ茶
栄養分が豊富に含まれており、健康的に塩分を排出することができます。
- 選んだポイント・効果効能
強い利尿作用のほかに、血液の流れをよくして血圧を下げ、また代謝が上がり冷え性にも効果があります。 - 副作用
キク科アレルギーのある人は、飲むのを控えましょう。飲みすぎると低血圧を起こすこともあるので、気をつけましょう。 - カフェインの有無
カフェインが含まれていないお茶です。
マリーゴールド
オレンジ色の花がきれいな見た目にも楽しく、くせのない味での飲みやすい味のお茶です。
- 選んだポイント・効果効能
血流を促進させて、体内の毒素を排出する効果があり、血液循環により利尿作用を促します。 - 副作用
子宮出血を誘発する恐れがあるので妊娠中の人は、飲まないようにしましょう。また、キク科アレルギーのある人は飲むのを控えましょう。 - カフェインの有無
ノンカフェインのお茶になります。
塩分とりすぎの人におススメのハーブティーの効果的な飲み方
カフェインの入っているお茶の利尿作用は即座に効果が現れますが、ハーブティーは基本的に毎日飲むことでゆっくり体質を変えていくものが多いです。
毎日飲む場合は、一日に2~3杯くらいを飲むのがおすすめ。
どうしてもハーブティーが飲みにくい場合は、砂糖やはちみつなどを入れて味を調節してみたり、ブレンドティーとして飲んでください。
自分にあったハーブティーを見つけて、塩分の取りすぎを改善しましょう。
塩分とりすぎの人におススメのハーブティーのオススメブレンド
塩分取りすぎの人に効果的なハーブティーのおすすめブレンドティーを紹介します。
飲みやすいブレンドをみつけて楽しく塩分とりすぎを改善しましょう。
コーンシルク+はと麦 | はと麦もカリウムを含んでいるお茶のため、余分な塩分を身体から排出してくれます。また、お茶に甘みが出て飲みやすくなります。 |
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杜仲茶+ルイボス | ルイボスもノンカフェインのお茶なので妊娠中でも飲むことのできるブレンドです。 |
マリーゴールド+シナモン | マリーゴールドとシナモンの風味があい飲みやすくなります。血流改善作用を増加する効果も期待できるブレンドです。 |
まとめ
- ナトリウム(塩)とカリウムが体内にて、一定の濃度を保ち、体の生理機能を調節している
- ナトリウムの量が多くなると濃度を薄めるため水分をとり、血液量が増加
- 血液量の増加に伴い高血圧、むくみなどの症状が出現する
- 塩を排出するため利尿作用のあるものが効果的
- コーンシルクは、利尿作用をむくみの軽減する
- 緑茶は、利尿作用のほかにカテキンによる血圧上昇抑制作用がある
- 杜仲茶は、利尿作用がありノンカフェインのため妊娠中でも飲みやすい
- タンポポは、塩分排出のほか栄養価が高く健康的
- マリーゴールドは、利尿作用や冷え性にも効果的
- カフェインの利尿作用は即効性がある
- 毎日飲む場合は、一日に2~3杯くらいを飲むのがオススメ
お菓子やラーメン、お味噌汁など私たちの周りには塩分を含む食べ物が多く存在します。
普通に食事をしているだけでも塩分を取りすぎることはあるので、塩分を意識しながら食事をすることも大切です。
ハーブティーが少しでも塩分とりすぎの改善に役立てば幸いです。
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