ヒースティーの効果・効能や味とは?正しい作り方やオススメ入手法も徹底解説!

ハーブティー図鑑
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ヒースとはヨーロッパや南アフリカなどを原産地とするツツジ科の一種の常緑低木です。
和名はギョリュウモドキと言い、ピンク色の小さい花を咲かせるのが特徴。

ハーブティーにはこの花の部分を使います。
古くからは染料や燃料、薬用として使われていました。

ヒースティーは薄味でクセもなく、香りもごくほんのりと花の香りがするくらいで飲みやすいハーブティーです。

今回は、

  • ヒースティーの効果・効能や味について
  • 正しい飲み方・オススメ入手法

について徹底的に解説致します。

ヒースティーの効果・効能


ヒースの主成分は以下の4つです。名前と主な効果を下にまとめました。

成分名効果・効能
アルブチン美白効果、シミ予防、利尿作用
カロテン抗酸化作用、免疫力アップ
ミネラル抗酸化作用、疲労回復
フラボノイド抗酸化作用、鎮静作用

アルブチン

この成分は、ハイドロキノンと呼ばれる成分にブドウ糖が結合してできたものです。

  • シミやくすみの元になるメラニンが活性化する際に起こる酵素チロシナーゼを抑える働きがあるので、シミ予防の効果がある
  • 利尿作用や殺菌効果を持っているので、尿路感染症を予防する

などの作用があります。

カロテン

この成分は、カロテノイドの一種です。

  • 抗酸化作用があるので、動脈硬化の予防になる
  • 粘膜を丈夫にする働きがあるので、免疫力を高める

などの作用があります。

ミネラル

この成分は、栄養学上の成分中の無機質なものを指します。

  • 免疫力や抗酸化力を向上させる。
  • 精神、肉体面の強壮や疲労回復に効果がある。

などの作用があります。

フラボノイド

この成分は、ポリフェノールの一種です。

  • 精神・肉体面の強壮や疲労回復にも役立つ。
  • 鎮静作用があるので、不眠の緩和に役立つ。

などの作用があります。

ヒースティーの全体的に期待される効能

美白作用(色素沈着の予防・回復)、抗酸化作用、鎮痛作用、鎮静作用、利尿作用、抗菌作用があります。
膀胱炎や尿道炎、不眠、日焼け、シミ、ソバカス、老化予防、疲労回復に効果があると言われています。

ヒースティーの副作用について


ヒースティーは、過剰摂取をせずにお茶として適量な量を飲用する分には特に問題ないと言われています。

ヒースティーの味と香りについて

ヒースティーの香りは、ごく控えめにふんわりと花の香りがするくらいです。
味もクセがなく薄味で、ほんのりとさくらもちのような味がします。単体で飲むよりは、他のハーブティーとブレンドして飲む方がオススメです。

ヒースティーを美味しく飲む方法と作り方


ヒースティーを美味しく飲むための方法についてお話します。

基本の作り方

ティーポットに大さじ1杯のヒースティーを入れ、お湯を注ぎ7~8分蒸らせば完成です。

ブレンドティーレシピ

ヒースティは控えめな味わいが特徴でブレンドしやすいハーブの一つです。
オススメのブレンドをご紹介します。

ローズヒップティーローズヒップティーにはシミやシワ、メラニンを抑えるビタミンCが多く含まれています。抗炎症作用や皮脂を抑える作用もあるので、ニキビ予防にもなります。また、アンチエイジング効果もあります。ヒースティーとブレンドして飲むことによって「美肌効果」の作用があります。
ジャーマンカモミールティージャーマンカモミールティーには心身をリラックスさせる効果があります。また、貧血や冷え性を改善する効果もあります。アンチエイジング効果や不眠症への効果も。ヒースティーとブレンドして飲むことによって「美肌効果」や「安眠効果」の作用があります。
ハトムギハトムギ茶には、利尿作用、むくみ改善やデトックス効果、美肌効果、便秘解消、鎮痛作用、代謝促進などの作用があります。味はクセがなく、香りは香ばしい香りがします。ヒースティーとブレンドして飲むことによって、香りが出て飲みやすくなり「美肌効果」や「利尿作用によるむくみ改善」の作用があります。
*妊娠中は子宮収縮の恐れがあるので、ヒースティーとハトムギをブレンドして飲むのは控えて下さい。
エルダーフラワーティーエルダーフラワーティーは利尿作用と発汗作用に優れているので体内に溜まった毒素の排出を助けてくれます。また、神経の緊張をほぐす効果もあるので安眠作用もあります。ヒースティーとマスカットのような香りがするエルダーフラワーティーをブレンドすることで、体内から綺麗になり質の良い睡眠をとることができます。
マルベリーリーフ(桑の葉茶)マルベリーリーフティーにはリラックスやストレス軽減の作用があります。また食物繊維が多く含まれているので便秘予防や腸内環境改善を整える作用があります。糖質の吸収・血糖値の上昇を抑える効果もあるので、ダイエットサポートにも効果的です。他にも抗酸化物質を豊富に含むので、美肌保持やアンチエイジングの作用もあります。ヒースティーとブレンドすることで美容に効果的です。
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ヒースティーに合うお菓子・食事


ヒースティーは美肌効果のあるハーブティーなので、葛餅のような美肌に効果的なスイーツと一緒に食べるのがオススメです。
葛餅に使われている葛粉自体に身体から余分な熱を取り、身体を潤わせる効果があり、一緒に添えて食べる黒蜜にも黒砂糖の身体を温める効果があります。

ヒースティー自体もほんのりと香る薄味なので、葛餅の味の邪魔をせず美味しく食べることができます。

食事もルッコラとトマトのサラダというようなカロテンやビタミンを多く含んだ食材と一緒に飲むことによって美肌や免疫力の向上に効果的です。

そのまま飲んでも、ブレンドしても美味しくいただけるヒースティーですが、ここではヒースティーを使ったレシピを紹介していきます。

ヒースティーを使ったゼリー

(手順)

  • ヒースティーやローズヒップティーなど、お好きなハーブをブレンドしてお湯を注ぎ5~6分程蒸らしてハーブティーを作る
  • ハーブティーをボウルに移し、水でふやかしたゼラチンとレモン果汁、はちみつ(お好みで)を加え混ぜる
  • 粗熱がとれたら容器に移し替え、冷蔵庫で冷やし固まったら完成

美肌効果がある上に、冷たくて食べやすく美味しいです。

ヒースティーのオススメ入手法と買い方


ヒースティーはヨーロッパやアフリカからの輸入品がほとんどなので、ハーブティーの専門店で買うことをオススメします。




取り扱う店によって内容量が異なったり値段に差があったりします。またヒースの花のみの物と、花と葉っぱを一緒にしてある物があります。
enherbで取扱いしているヒースティーは花のみなので、飲む以外にもハーブバスとしての使用が可能です。

まとめ


[box01 title=”ヒースティーの要点”]

  • 抗菌作用、利尿作用があるので膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系の感染症の症状を緩和する作用がある。また、結石の予防にも効果的。
  • メラニンを生成するのを抑制する作用があるアルブチンを含んでいるので、シミやソバカスの色素沈着の改善や予防に効果的。
  • 過剰摂取をせずに、適切な量を摂取するにあたっては特に副作用はない。
  • クセのない薄味で、香りもほのかなのでブレンドに適している。

[/box01]

ほのかに香るクセのない優しい味のハーブティーなので、自分の好みに合うブレンドを見つけるのも楽しいですよね。
美味しく飲んで美肌になれたらもっと嬉しいですよね。

個人的には、ローズヒップティーとのブレンドティーがオススメです。

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