ジュニパーティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法も徹底解説!

ハーブティー図鑑
この記事は約7分で読めます。


ジュニパーはヨーロッパや北米などにある針葉樹(ヒノキ科)です。
その実はジュニパーベリーと呼ばれています。

主に実を乾燥させてスパイスとして肉料理や、アロマオイルとして使用されています。

あまり馴染みのない人も多いと思いますが、お酒の「ジン」の香りづけとして使われています。

さらに、聖書にも登場し、古くから、魔よけや、入浴剤などとして親しまれてきました。

ヨーロッパでは昔、空気を浄化させるため、病院や学校でジュニパーの枝木などを燃やす習慣があったと言われています。

今回は

  • ジュニパーティーの効果効能
  • ジュニパーティーの正しい作り方やオススメ入手法

についてご紹介します

効果・効能について


主成分については以下の通りです。

成分名 効果・効能
α-ピネン 空気を浄化する働き
カンフェン、テルピネン-4-オール 免疫アップ

a-ピネン

a-ピネンは、ファイトケミカルという植物のみに含まれる栄養素の1つ。
活性酸素を除去し、がんを予防する成分として注目を集めています。
主に期待される効果は下記の通り。

  • 生活習慣病の予防
  • 消化促進
  • 眠気を覚ます
  • 血行促進
  • 風邪の予防

カンフェン、テルピネン-4-オール

テルピネン4オールは精油に含まれる芳香成分の一つ。
抗菌や抗炎症など免疫系の効果が期待されています。

また、カンフェンも精油の成分の一つです。
同じく抗菌作用があります。

期待される効果効能

デトックス効果

ジュニパーには利尿作用があり、体内に溜まった老廃物や毒素を体外へ排出する働きがあります。
腎機能の低下に働きかけてくれます。また、余分な水分を排出するため、むくみの改善が期待できます。

また、痛風、関節炎、リウマチの症状の緩和に効果があると言われています。

消化不良の改善

ジュニパーには健胃作用があります。
また、お腹に溜まったガスを排出し、消化不良や食欲不振の改善に役立ちます。

殺菌、抗菌作用

ジュニパーの香りに含まれる成分により、空気中のウイルスに対して殺菌効果が期待できます。
インフルエンザや風邪が流行る時期にはぜひ取り入れたいです。

ジュニパーティーの副作用・気をつけるべきこと


小さいお子様や薬が飲めない妊婦や授乳中の方はぜひジュニパーの力で風邪など予防や免疫力アップを図りたいところですが、ジュニパーをお茶として摂取するには注意が必要です。

長期使用はやめてください。
ジュニパーは、腎機能に働きかけるので、1ヶ月以上続けて飲用しないでください。

さらに次の方は使用を控えて下さい。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 腎機能に疾患のある方

あくまで、ハーブは「薬」ではないので大量・過剰摂取はやめ、適度にジュニパーティーを楽しんでください。

ジュニパーティーの味と香り

ジュニパーは針葉樹を思わせる、ウッディな香りが特徴です。
色はほぼ透明で、はじけるような生き生きとした香りとすっきりとした後味です。

苦み、渋みも少ないですが、酸味はやや強めです。

ジュニパーティー美味しく飲む方法と作り方


ジュニパーティーそのままでも、ブレンドをしても美味しく飲むことができます。

基本的な作り方

ジュニパーベリー(お湯200ccに対して3g・約ティースプーン1杯ほど)を準備します。
沸騰させたお湯を急須へ注ぎ入れ、約7~10分ほどかけてじっくり待ちます。

※精油を入れるのはやめましょう。

ほかのハーブの茶葉とブレンドする場合
ジュニパーベリーをあらかじめ軽く砕いておくと香りが出やすくなります。
抽出時間を長くすると、ほかの茶葉の苦みや渋みが出る場合があるので先に砕いておくことをおすすめします。
ジュニパーは香りが強いので、ブレンドする場合は、3~4粒くらまでにすると、ほかのハーブも楽しめます。

おすすめのブレンドティー

+スイートクローバー
ダンデライオンリーフ
ネトル
アルファルファ(各大さじ1杯)
デトックスやむくみの改善に。
ほんのり苦みの中に、ジュニパーベリーのスパイスが効いたお茶です。
むくみや老廃物が溜まりやすい原因のひとつに、腎機能の低下が考えられます。アルファルファは代謝を促し、甲状腺の機能回復に役立ちます。ミネラルやビタミンを豊富に含むハーブたちで、利尿作用を促進させて余分な水分をや老廃物をからだの外に排出をしましょう。
レモングラス
ペパーミント(各大さじ1杯)
消化不良の改善に。
レモンのような香りとミントのスーとして香りに少しツーンとウッディなスパイスが香るお茶です。
レモングラスにもジュニパーベリーと同じ、乱れた胃を整えてくれる作用があります。ペパーミントはメントールの香りでムカムカを落ち着かせてくれます。
さらに、腸の働きをするので、胃もたれときにはおすすめのブレンドです。
ネトルティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法
ネトルは、ユーラシア大陸が原産です。 今日では、世界各地に生育していて、ヨーロッパでは古くから親しまれています。 日本ではあまりメジャーではありませんが、イラクサと呼ばれている植物です。 ハーブティーとして用いられるのは葉の部分になります。...
アルファルファティーの効果・効能や味とは?正しい作り方やオススメ入手法も徹底解説!
アルファルファは、ルツェルン、バッファローハーブ、ムラサキウマゴヤシとも呼ばれるマメ科のハーブ。 漢方薬やアーユルヴェーダにも使用されています。 アーユルヴェーダとは、5千年もの歴史をもつ、インド・スリランカ発祥の伝統医療の事です。 スプラ...
レモングラスティーの気になる味は?効果・効能、飲み方を解説!副作用や妊娠時の心配事は?
レモングラスは、リフレッシュ効果や風邪予防、食欲ないときのサポートになるハーブです。 レモングラスはイネ科の植物で1mほどの高さになります。 インドかスリランカあたりが原産といわれている植物で、インドでは数千年も前から使われている薬草です。...
ペパーミントティーの効果・効能や味とは?正しい作り方やオススメ入手法も徹底解説!
ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草でヨーロッパが原産です。 和名はセイヨウハッカと言い、アロマテラピーやガムなどの菓子類、歯磨き粉などに使用されています。 とても身近な植物ですよね。 ペパーミントティーにはメントールが含まれています。 ...

ジュニパーティーと食べたいお勧めのお菓子


生クリームをたっぷり添えたシフォンケーキはいかがでしょうか?シフォンケーキはふんわりととろけるような食感で、お味はシンプルで素材の味が引き立つお菓子です。そこに、スパイスが少し効いたジュニパーティーでアクセントをプラスしてあげると、より充実したティータイムになります。後味がすっきりしているので、ケーキを食べ過ぎて、気持ち悪いときの食後にもおすすめです。

ジュニパーティーのおすすめの入手方法


ジュニパーベリーの乾燥の実を使用してお茶を作りましょう。


また、店舗で買う場合は、食用のスパイスとして輸入食品を取り扱うお店にはおいてあるかもしれません。

まとめ


[box01 title=”ジュニパーティーの要点”]

  • デトックス効果
  • 消化不良の改善
  • 殺菌効果

[/box01]

などに効果的なハーブです。

ジュニパーはお茶だけでなく、アロマでも同様の効果が期待できます。

寒い冬には、ジュニパーベリーでインフルエンザや風邪を予防して健康的な毎日を送りたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました