胃のシクシク、腸のゴロゴロ、気になりますよね。
特に胃腸は体の中でも痛みが出やすいところ。
慢性的な痛みにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ほかにも便秘による不快感など、胃腸にまつわるトラブルは人それぞれ。
必要に応じて病院に行くことも大切ですが、日々の生活でセルフケアできれば嬉しいですよね。
そんな時、助けになってくれるのがハーブティー。
ハーブティーには胃や腸をきれいに、健やかにしてくれる嬉しい働きを持つものがあるのです!
まずはお休みの日の一杯に、そして夜のおやすみ前のひと時に。
そして毎日の飲み物として、少しずつトライしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、
- ハーブティーが持つ、胃や腸をきれいにする働き
- 胃や腸をきれいにするハーブティー7選
- おすすめのブレンドハーブティー
についてご紹介します。
ハーブが持つ、胃や腸をきれいにする働きとは?
まずはハーブが持つ胃腸をきれいにする働きについて、主なものを解説致します。
抗炎症作用で胃腸の炎症をおさえる
抗炎症作用とは、体に起こる様々な炎症を抑える作用のこと。
特に消化器系の炎症に良く働いてくれるハーブであれば胃腸には効果的です。
胃は荒れてしまうとキリキリ、シクシクとした痛みが出てツラいですよね。
「病院に行くほどではないが、時々痛くなる。」
「病院の診察を受けているが、どうも慢性化している」
こんな時こそ、ハーブティーの出番かもしれません。
胃腸に穏やかに作用して、症状の改善をサポートします。
消化促進作用で不快感スッキリ
もう1つの働きが、ハーブの持つ消化促進作用。
消化を助けて、不快感のある胃もたれや消化不良を改善してスッキリ。
ところで似たような用語に「健胃作用」というものもあり、こちらももちろん胃には有効。
両者とも共通して「疲れた胃に作用して元気にする」という、とても近い意味合いで用いられています。
緩下作用でお通じスルスルデトックス
3つ目の働きは緩下作用といって、排便を促す作用です。
ハーブティーにはお薬のような即効性はないものの、穏やかにお通じの改善をサポートするものがあります。
ちなみに「整腸作用」という用語もありますが、こちらは腸内環境を整えて便秘や下痢などのトラブル全般を改善する意味合い。
いずれも腸に良く作用してくれるのでおすすめ。
お通じが順調だと腸内はスッキリと健康的に保たれますし、同時に体内の老廃物も排出してくれるのでデトックス効果も期待できます。
利尿作用がプラスされればさらに優れたデトックスティーになります。
ハーブティーに限らず、本格的にお通じを良くしたい場合はどっさり茶を利用するのがおススメです。
胃腸をきれいに!おすすめハーブティー7選
ここからは、胃腸をきれいに健康的にしてくれるおすすめハーブを7つご紹介。
上でお伝えしたような主な働きのほか、粘膜保護作用や駆風(ガスを排出する)作用など、体に嬉しい効能が勢ぞろい。
ではランキング形式で1位から発表いたします!
第1位:どくだみ
どくだみは日本では古くから外用にも内用にも用いられてきた薬草。
和のハーブの代表格とも言える実力派です。
どくだみはお腹の動きを活発にして腸内環境を整える働きに優れています。
利尿作用も持ち合わせているため便秘にもむくみにも良く、効率的に体内の余分な老廃物を排出してデトックス。
それから高い抗炎症作用を持つのがどくだみの強み。
胃の痛みや胃炎にとても効果的です。
どくだみという名前のイメージとは裏腹に、粘膜に優しいお茶なのです!
―副作用―
- 過剰摂取あるいは体質により、下痢になることがあります。
- 腎臓・肝臓系疾患をお持ちの方は負担がかかるおそれあり。
- 子宮収縮作用が示唆されるため、特に妊娠初期はお避け下さい。
第2位:アロエ
アロエは見たことはあっても「お茶に?」と驚かれるかもしれません。
しかし実はお茶にして飲むと、胃炎や胃のむかつきなどのトラブルに効果的。
二日酔いからの回復を早めるとも言われていますよ。
そして緩下作用で便秘を解消して毒素を排出。
優れたデトックス力も持ち合わせており、胃腸がきれいになること間違いなし。
味には確実に苦味があるのと、緩下作用による刺激を和らげるためにもブレンドティーで飲まれることをおすすめします。
―副作用―
- 子宮収縮作用があるため妊娠中は控えめに。
- 強めの緩下作用を持つため少量から使用し、長期常用はお避け下さい。
第3位:ハブ茶
ハブ茶はその香ばしい風味から多くの健康茶にブレンドされる人気者です。
緩下作用のあるアントラキノン誘導体が含まれているため、お通じを良くしてお腹スッキリ。
デトックスやダイエットにも期待が高まります。
さらに弱った胃の元気を取り戻してくれる働きも。
消化器系全般に良く働き、その上あっさりと飲みやすいのでどなたにもおすすめしたいお茶です。
―副作用―
- 過剰摂取あるいは体質により、下痢になることがあります。
- 下剤成分が含まれるため長期常用はお避け下さい。
- 妊娠中も刺激につながるおそれがあるため控えめに。
第4位:バードック
バードックとは和食食材としてもおなじみの「ごぼう」のこと。
健康茶としては「ごぼう茶」として、スーパーなどでも比較的入手しやすい人気のお茶です。
バードックはお通じを良くする緩下作用で便秘を改善。
さらに利尿作用でむくみも解消。
体内の毒素や老廃物を排出し、高いデトックス効果が期待できます。
また消化促進作用を持ち、胃にも優しい一面も。
胃もたれや消化不良など、不快な症状からの回復をサポートしてくれます。
―副作用―
- 子宮刺激作用があるため妊娠中は控えめに。
- アレルギー症状(キク科アレルギー)が出るおそれあり。
第5位:フェンネル
葉や茎、そして種子と色々な部位がお料理のスパイスやハーブティーとして用いられ、利用価値の高いフェンネル。
ハーブティーとしては一般に種子の部分が用いられます。
フェンネルは健胃整腸に役立つハーブ。
胃もたれや食欲不振を改善して胃を元気にしてくれます。
また腸の動きも良くなるため便秘解消はもちろんのこと、おなかにたまったガスも排出しておなかスッキリ。
ほのかに甘みのあるスパイシーな香りはリラックス作用もあるため、ストレスからくるおなかの不調にも有効です。
その他には女性ホルモン様作用や血流を良くする働きで母乳育児用のハーブティーにも採用されていますよ。
―副作用―
- 女性ホルモン様作用があるため、妊娠中や婦人科系疾患のある方は控えめに。
- 子供の使用は避けて下さい。
- アレルギー症状(セリ科アレルギー)が出るおそれあり。
第6位:ペパーミント
シングルハーブティーでもブレンドティーでも入手しやすく、男女問わず大人気のペパーミント。
独特のスーッとする香り成分によるリラックス作用やリフレッシュ作用には定評があります。
そのため食べ過ぎ飲み過ぎによる胃もたれだけでなく、精神的なストレスから来る胃の不調にも効果的。
さらには乗り物酔いの吐き気を抑える働きも。
加えて腸に対しては駆風作用を持つため、おなかにガスが溜まって張りやすい方にもおすすめです。
―副作用―
- 母乳を抑制するため、授乳時はお避け下さい。
- 血圧を上昇させるおそれあり。
- 刺激がありますので乳幼児はお避け下さい。
- 過剰摂取により下痢や子宮収縮を引き起こすことがあります。
第7位:マーシュマロウ
マーシュマロウはその名から連想される通り、かつてはお菓子のマシュマロの原料であった歴史を持つハーブ。
自然由来の優しい甘みがあります。
効能面での特徴は、何と言っても豊富な粘液質による粘膜保護作用。
荒れた粘膜を優しく保護してくれるため、胃腸炎をはじめとしてのどの痛みや口内炎にも役立ちます。
それから水溶性食物繊維ペクチンなどの働きで、腸内フローラを活性化させる働きも持っています。
腸の調子を整え、穏やかに便秘改善を目指します。
―副作用―
- 薬の吸収を妨げるおそれがあるため、一緒に飲むことはお避け下さい。
- 妊娠中・授乳中の安全性はまだ確立されていません。
胃や腸をきれいにするオススメのブレンドティー
ここまでお伝えしてきたハーブ達を無理なく取り入れることができる、美味しいブレンドティーをご紹介致します。
まずはこちら、きれいな空気と清流が流れる熊本県阿蘇からお届け、マルシェピュアの「24種の恵茶」。
どくだみ・アロエ・ハブがブレンドされています!
とは言え24種も入っていますので、美容と健康のトータルケアに。
そして次にご紹介するのはpukka(パッカ)のリラックスハーブティー。
フェンネルやマーシュマロウがブレンドされ、カモミールの香りが効いた飲みやすい一品。
実はカモミールは飲みやすいだけでなく、胃腸トラブルにも優しく作用する優秀ハーブですのでとってもおすすめです。
胃腸をきれいにするハーブティーまとめ
今回は、胃や腸をきれいにするハーブティーについてお伝えしてきました。
改めてご紹介したハーブティーを一覧にまとめておきます。
- 1位:どくだみ
- 2位:アロエ
- 3位:ハブ茶
- 4位:バードック
- 5位:フェンネル
- 6位:ペパーミント
- 7位:マーシュマロウ
どれも胃や腸をきれいにするという共通の効能を持ちながら、それぞれの個性もキラリと光るハーブ達でした。
最もイチオシはやはり1位のどくだみ。
炎症を抑え、デトックスを促してくれる頼りになる和のハーブです。
是非お試しになってみて下さい!
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