ラベンダーティーの気になる味は? 効果・効能、飲み方を解説! 副作用や妊娠時の心配事は?

ハーブティー図鑑
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ラベンダーは地中海沿岸やインドなどが原産地とされる、シソ科の半木本性植物です。
紫色の花が有名ですが、他にピンクや白の花も咲かせます。

「気持ちを落ち着かせ、ストレスを和らげる」効果を持っているとされるハーブです。
ハーブの中でも、知らない人はいないというくらい有名ですね。

花を乾燥させたもので淹れるラベンダーティーは、ラベンダーの華やかな香りと、控えめな甘さの中に少し苦みのある味が特徴的なハーブティーです。

この記事では、

  • ラベンダーティーの効果・効能
  • ラベンダーティーの正しい作り方やおススメ入手法

について詳しくお話しますね。

ラベンダーティーの効果・効能


ラベンダーは、古代エジプト、ギリシャ、ローマなど遥か昔の時代から、薬用として使われたり、料理の香りづけに利用されたりしてきました。

日本では昭和期に香料として用いられ、北海道富良野地方を中心に栽培されるようになりました。
現在でも、北海道富良野のラベンダー畑は観光地として有名ですね。

ラベンダーティーの主成分について表にまとめました。

成分名 効果・効能
酢酸リナリル 精神を安定させる、不眠の改善、ストレスからくる不調の改善
リナロール 気持ちを落ち着かせる、風邪などの感染症予防
クマリン 血流をよくする、むくみ改善
タンニン 美容・美白効果、下痢の改善

ラベンダーティーの効果・効能について、成分別に見ていきます。

酢酸リナリル

ラベンダーの華やかで甘い香りのもとになっている成分で、神経を落ち着かせる働きがあります。

  • 心身をリラックスさせ、ストレスを和らげる
  • 心身をリフレッシュさせ、気分の落ち込みを防ぐ
  • 眠りにつきやすくさせ、不眠を改善する
  • ストレスが原因の消化不良や、不整脈、高血圧、頭痛などの症状を和らげる
  • 風邪を予防する

などの効果が期待出来ます。

リナロール

これもラベンダーの香りの元になる成分です。
酢酸リナリルと同じく、鎮静効果があります。

  • 心身をリラックスさせる
  • 不安やイライラといった不安定な気持ちを落ち着かせる
  • 風邪やインフルエンザといった感染症を予防する

といった効果が期待できます。

クマリン

これはポリフェノールの一種に分類される、香り成分です。

  • 血流を良くさせて、冷え性やむくみを軽くしていく
  • 血栓が出来るのを防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞といった生活習慣病を防ぐ
  • 体内に入った細菌を減らす

などといった効果が期待出来ます。

タンニン

これもポリフェノールの一種で、ラベンダーティーの苦みのもとになっている成分です。
抗酸化作用がある為、美容にも良いとされています。

  • 肌を引き締め美しく見せる
  • シミの原因となるメラニンが増えるのを抑える
  • 下痢の改善
  • 細胞の酸化を防ぎ、生活習慣病を予防する

という効果が期待出来ます。

ラベンダーティーの副作用について


ラベンダーティーは、基本的に適量であれば安全に楽しむことが出来ます。

ただし、妊娠中の方は飲用を避けましょう。
お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるとされている為です。

また、以下の方もご注意ください。

  • 小さなお子さん
  • 授乳中の方
  • 病気を治療中の方
  • 薬を服用中の方

ラベンダーティーの味と香りについて


ラベンダーティーは、何と言ってもその華やかで甘い香りが特徴的です。
少し苦味がありますが、意外にも甘さは控えめ。

また花のイメージから紫のお茶をイメージしがちですが、実際のラベンダーティーは薄茶色をしています。

ラベンダーティーを美味しく飲む方法と作り方


ラベンダーティーを美味しく飲む方法についてお伝えします。

基本の作り方

カップ一杯分につき、ティースプーン一杯のラベンダーティーをティーポットに入れます。

お湯を注いだら、フタをして蒸らします。
蒸らし時間はだいたい3分~7分です。
濃くすればするほど苦みが増すので、苦手な方は蒸らし時間を短めにしましょう。

茶こしを通してカップに注いで出来上がりです。
はちみつを足しても美味しくいただけますよ。

オススメブレンドティー


ラベンダーティーは、香りが強めですので、この香りと合う香りのハーブとのブレンドがオススメです。

カモミール ラベンダーと同じく、リラックス効果のあるカモミールとのブレンド。

カモミールの香りはラベンダーと相性が良く、またカモミールの甘さでラベンダーの苦みを和らげてくれる為、とても飲みやすい味になります。

このブレンドティーを就寝前に飲むことで眠りに入りやすくなります。

ローズマリー ミントのようにスーッとした香りとすっきりした味わいのローズマリーとのブレンド。

どちらも香りの強いハーブなので、混ざり合うことで香りがちょうどいい強さになります。

ラベンダーのリラックス効果と、ローズマリーの美容効果、脳を活性化させる効果が期待出来ます。

レモンバーム レモンの香りとすっきりと飲みやすいレモンバームとのブレンド。

レモンバームをブレンドすることで、ラベンダーティーがとても飲みやすくなります。

レモンバームの精神安定効果や消化促進効果も期待出来ます。

ラベンダーティーに合うお菓子、食事


ラベンダーティーは、香りが強くわずかに苦みがある為、どちらかというと濃い味付けの洋食に合います。
イタリアンなどとも相性抜群です。

自分の好きな料理と一緒にラベンダーティーを飲めば、よりストレスを和らげることが出来ますね。

ラベンダーティーのおススメ入手法と買い方


ラベンダー自体はとても一般的なハーブですが、ラベンダーティーはスーパーでは中々見つけることが出来ません。

しかし、ハーブ専門店やネット通販で手軽に手に入れる事ができますよ。




お試しサイズの少量のものと、日常的にストレスを感じている方の為に大容量サイズのものをご紹介いたしました。

まとめ


[box01 title=”ラベンダーティーの要点”]

  • 最大の特徴は、心身をリラックスさせストレスを和らげること
  • ストレスが原因の消化不良や高血圧などの症状も改善できる
  • 風邪やインフルエンザなど感染症予防も期待できる
  • 注意点は、妊娠中の方は飲用を避けること
  • ラベンダーの華やかで甘い香りと、少し苦みのある味わいが特徴的
  • カモミールやローズマリー、レモンバームとのブレンドがおすすめ

[/box01]

以前からラベンダーの香りは落ち着くと思っていました。
リラックス効果だけでなく、様々な体の不調の改善や風邪予防効果まであることは驚きました。

アロマとして香りを楽しむだけでなく、ハーブティーとして体内に取り込むことでより大きな効果が期待出来そうですね。
これからはラベンダーティーを飲んで、ストレスから解放された日々を送っていきたいものです。

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