ジリジリ蒸し暑い日本の夏。コンクリートから照り返され、日焼けも気になります。
いくら日焼止めを塗って日傘をさしていても、日焼けしてしまう方もいるのではないでしょうか。
そんなとき、内側からも日焼けのケアが出来たらいいですよね。
また、冷房ガンガンの室内と猛暑の外の寒暖差に身体が参ってしまいます。
特に営業で外回りをされる方は、水分補給をしていても、気が付いたら夏バテしていた当経験もあるでしょう。
もし、夏バテ対策が冷たく、美味しい飲み物でセルフケアできれば嬉しい!
そんな時、助けになってくれるのがアイスハーブティーです。
ハーブティーには、紫外線により肌の老化が促進されるのを防ぐ抗酸化作用を持つものやビタミンやミネラルが豊富で、夏バテ対策できるものがあります!
暑い夏に飲みたい、冷たくて美味しいアイスハーブティーにトライしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、
- アイスハーブティーの作り方
- 夏にオススメのハーブティー
についてご紹介します。
アイスハーブティーの作り方
ハーブティーは水出しできるの?
ハーブティーといえば温かい飲み物として淹れることが多く、アイスで飲みたいのにわざわざ温かく淹れて冷やすのは面倒と感じますよね。
結論からいえば、ハーブティーは水出しすることが可能です。
しかし、水出しでハーブティーを作るのには時間がかかります。
ハーブの持つ有効成分が抽出されにくいためです。
また熱湯を使っていないため菌が繁殖しやすいというデメリットもあります。
作ったらできるだけ早く飲み切る事をオススメします。
ハーブティー専門店でも水だしハーブティーを作った際にはその日のうちに飲み切るようオススメされています。
アイスハーブティーの作り方
アイスハーブティーの作り方は水で作る方法とお湯で作る方法の2通りあります。
- 水で抽出する場合:
アイスハーブティーを水出しする場合は、水500ml~1ℓあたり約4gのハーブをいれ、冷蔵庫に入れて4時間以上抽出します。
水筒などにいれて常温で抽出する場合は2時間ほどで抽出しますが、真夏は特に腐敗に注意しましょう。 - お湯で抽出する場合:
ハーブティーをお湯で淹れて氷で冷やす場合は、カップに約2~3gのハーブを入れ、200mlのお湯を注ぎ、4~5分蒸らします。
氷の入ったコップやサーバーなどの耐熱容器に注ぎ入れ、冷やしてから飲みます。
氷で少しハーブティーが薄まりますので、少し濃い目にいれるのがポイント。
夏にオススメするハーブの働きとは?
夏にオススメするハーブの働きは、
- 抗酸化作用
- 体を冷やす作用
等の効果が期待できます。
また、熱疲労回復をサポートする栄養素があるとなお良いでしょう。
各々の作用について詳しく解説していきます。
抗酸化作用で日焼け肌のインナーケアに
抗酸化作用とは、酸化を抑える作用のことです。
私たちが紫外線を浴びることにより体内には活性酵素が発生し、それが細胞を酸化させれば、細胞の酸化(老化)が促進されます。
細胞が酸化すると、肌のシミ、シワやたるみの原因に。
抗酸化作用のあるハーブティーを取ることで、この活性酵素の発生源が抑えられます。
つまり、肌の細胞の老化が防げるということですね。
私たちの身体は基本的に体内に摂取したものから出来ているので、抗酸化作用のあるハーブティーを取ることで内側からも日焼け肌のインナーケアができます。
栄養補給をして夏バテ対策
ハーブには熱疲労から回復するミネラルなどの栄養素が含まれているものがあります。
人間は汗をかくことによってミネラル成分も失いますが、これらはヒトが健康な体を維持していくために必要不可欠な栄養素です。
そのため、カリウムやマグネシウムといったミネラル成分が含まれるハーブティーを取り栄養補給することで、夏バテ対策をすることができます。
また、クエン酸は、エネルギー代謝を促し、熱疲労によって弱った肉体の回復を早めます。
さらに、それをビタミンCが含まれるハーブティーとブレンドすることで相乗効果が得られ、さらに肉体疲労の効果は高まります。
体を冷やす作用で体内の熱を取る
夏バテの原因の一つに、熱が放出されず体内にこもることがあげられます。
薬膳の観点では、体の中にこもった熱を取り除いてくれる、体を冷やす作用のあるお茶があると言われています。
夏野菜にもこのような作用があると言われており、夏にきゅうりやなすを食べるのは体にこもった熱を取り除くためにもよいとされています。
日焼けや夏バテ対策に!夏にオススメのハーブティー8選
ここからは、日焼けや夏バテ対策にもなる、夏にオススメのハーブティーを8つご紹介します。
上でお伝えしたような主な働きのほか、緩下(排便を促す)作用や粘膜保護作用など、体に嬉しい働きが勢ぞろいです。
ではランキング形式で1位から発表いたします!
1位:ローズヒップ
ローズヒップは天然のビタミンCをレモンの20~40倍も含み、「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれます。
日焼け後の老化防止や炎症、肉体疲労の回復によいビタミンCを効率的に補給できるハーブです。
ビタミンCとともに、フラボノイド(ポリフェノールの一種)も豊富なので抗酸化作用にも優れています。
お腹の動きを活発にして腸内環境を整える働き(緩下作用)もあります。
体内から不要物を排出し、あらたに健康な肉体を作るのに役立つ、夏にもっともオススメのハーブです。
副作用は特になく、妊娠中もお飲みいただけます。
第2位:ハイビスカス
真っ赤なお花のがくの部分をハーブとして飲用するハイビスカスは、ティーも真っ赤な色をしています。
クエン酸や鉄、カリウムといった栄養素が豊富。
肉体疲労を回復させるクエン酸は、ビタミンCとブレンドすることで相乗効果が得られ、さらに効果が高まります。
そのため、ほとんどの「ローズヒップティー」にはハイビスカスもブレンドされています。
ハイビスカスにも緩下作用による便秘を解消や、利尿作用による毒素を排出する働きもあり、優れたハーブなのでオススメ。
副作用は特になく、妊娠中もお飲みいただけます。
第3位:ルイボス
ルイボスは南アフリカに自生しているハーブで、糖尿病を予防する効果や美肌効果など数々の健康効果が期待されています。
強力な抗酸化力を持つフラボノイドが豊富に含まれており、リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの主要なミネラル類も多く含んでいます。
ルイボスの活性酸素を除去する作用だけではなく、体内に備わっている抗酸化力を持った酵素であるSOD酵素を活性化させる作用も持っています。
発酵させたルイボスは「ルイボス・レッド」と呼ばれ、香ばしく紅茶のような味わい。
未発酵のルイボスは「ルイボス・グリーン」と呼ばれ、緑茶のようなスッキリとした味を楽しめます。
レッドよりもフラボノイドが豊富で、メタボリックシンドロームの予防に効果的であるという研究もされています。
抗酸化作用、デトックス作用の高さから慢性的な体質の改善に優れており、アレルギー体質の改善に効果が期待できるハーブです!
副作用は特になく、レッドもグリーンもノンカフェインなので妊娠中もお飲みいただけます。
第4位:ペパーミント
ペパーミントはスーッとするメントール成分が特徴のリフレッシュハーブです。
- 体を元気にさせたのちリラックスさせる
- 消化を促す一方で過敏性腸症候群などの下痢によい
と、一見矛盾するような効果がありますが、とても薬効があるハーブです。
抗酸化作用も高く、食べ過ぎ飲み過ぎによる胃もたれや精神的ストレスから来る胃の不調など消化機能にも効果が期待されます。
さらには乗り物酔いや妊娠初期の吐き気を抑える働きも。
腸に対しては駆風作用を持つため、おなかにガスが溜まって張りやすい方にもオススメです。
―副作用―
- 母乳を抑制するため、授乳時はお避け下さい。
- 血圧を上昇させるおそれがあります。
- 刺激がありますので乳幼児はお避け下さい。
- 過剰摂取により下痢や子宮収縮を引き起こすことがあります。
第5位:レモングラス
レモングラスはレモン調の香りのするタイ料理に欠かせない爽やかなハーブティーです。
ストレス解消や食欲増進、消化不良、胃腸炎に効果があます。
また、強力な抗菌作用を持ち、感染症予防に効果的とされています。
発熱、局所の炎症の緩和にも効果が期待されるなど、熱疲労で疲れた心と体両方ともに元気を与えるハーブです。
ペパーミントなどの爽やかなリフレッシュ系のハーブとよく合いますが、スッキリした味の緑茶や中国茶、ルイボス・グリーンとも合うハーブです。
―副作用―
- 作用が強力なことから、子宮出血を誘発する場合がありますので妊婦中や授乳中の方は多量の飲用は控える必要があります。
第6位:緑茶
緑茶は日本人なら誰もが飲んでいる国民茶です。
がんや生活習慣病予防に効果的と言われるのも、やはり緑茶の成分の抗酸化作用が強いためです。
特定保健用食品のお茶が売られているように、お茶の渋味成分タンニンは、脂肪を分解する酵素の働きを高めてくれるため、脂っこい食事の後に飲むのがオススメです。
―副作用―
- カフェインが含まれているため(特に玉露)、妊娠中は過剰摂取に注意してください。
第7位:プーアル茶
プーアル茶は緑茶葉を微生物の中で発酵させて作る為、独特なにおいがある中国茶。
発酵の過程で脂肪分解酵素であるリパーゼが発生し、またそれを活性化するアミノ酸や鉄なども含んでいます。
そのため、余分な脂肪を分解し排出する働きがあり、ダイエット効果が期待されています。
さらに、プーアル茶に含まれる熟成茶重合カテキンは脂肪吸収を抑える効果を持っているため、より高いダイエット効果が期待でしょう。
重合カテキンは炭水化物の分解酵素を妨害する働きもあり、食時中に飲むことで糖に変化しにくくなり血糖値上昇を防ぐ働きもあります。
―副作用―
- カフェインとシュウ酸が含まれるため、妊娠中は過剰摂取に注意してください。
シュウ酸は、身体の中でカルシウムと結合して尿路結石を引き起こす原因になる事があります。
第8位:マロウブルー
マロウブルーは真っ青な色を持つ爽やかさを感じるハーブティーです。
この青さはアントシアニジンという抗酸化作用や眼精疲労解消作用のある成分によるもの。
このほか、粘膜保護作用もあるので、強すぎる冷房により夏風邪をひいて喉が痛くなった際にもオススメです。
また、マロウブルーを夏のアイスハーブティーにオススメする理由は、レモンを加えることでピンク色に変化するためです。
レモン汁を氷にいれて作りハーブティーに入れると、氷が溶けるにつれてピンク色になっていく幻想的なアイスハーブティーを飲むことができます。
副作用は特になく、妊娠中もお飲みいただけます。
夏にオススメのブレンドティー
ここまでお伝えしてきたハーブ達を無理なく取り入れることができる、美味しいブレンドティーをご紹介致します。
まずは水出しハーブティーなら、ハーブ専門店でもある生活の木の「水出しできるハーブティー」シリーズです。
ローズヒップやハイビスカスが含まれており、リンゴの香りで飲みやすくなっています。
そして次にご紹介するのはナチュラルショップなごみのリフレッシュハーブティーです。
ルイボスやレモングラス、ペパーミントがブレンドされ、お仕事中のブレイクタイムにぴったりの爽やかな風味のハーブティーです。
夏にオススメ!美味しいアイスハーブティーまとめ
今回は、日焼けや夏バテ対策になる夏にオススメのアイスハーブティーについてお伝えしてきました。
改めてご紹介したハーブティーを一覧にまとめておきます。
抗酸化作用やミネラルなどの栄養素を豊富に含み、酸っぱいものから爽やかなものまで個性もキラリと光るハーブ達でした。
最もイチオシはやはり1位のローズヒップです。
日焼け時にも体力消耗時にも消費されるビタミンCが豊富に含まれ、夏の健康にも美容にも頼りになるハーブです。
是非、熱い日にはアイスハーブティーにてお試しになってみて下さい!
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