ハーブティー図鑑

カルダモンティーの効果・効能や味とは? 正しい作り方やおススメ入手法

カルダモンは、『最古のスパイス』『スパイスの女王』と呼ばれるほど歴史のある、ショウガ科の多年草です。

実の中に入った種子をスパイスとして使いますが、実から種子を出すとすぐ香りが飛んでしまうため、実の状態のまま(ホール)で扱われることが多いです。

清涼感のある爽やかな香り、ピリッとした辛味、ほろ苦さがあります。

疲労回復効果、リラックス効果、整腸作用、口臭予防効果があるとされています。

臭み消しや甘いお菓子・飲み物の風味付けに使われ、特に種子や種子が入っていたさやを煮出した湯で淹れて風味づけしたカルダモンコーヒーが有名です。チャイにも使われます。

この記事では

  • カルダモンティーの効果・効能について
  • カルダモンティーの正しい作り方やおススメ入手法

についてご紹介します。

カルダモンティーの効果・効能について


主な有効成分について、表にまとめてみました。

成分名効果・効能
1.8シネオール抗酸化作用、抗炎症作用、咳や痰を鎮める作用、抗ウイルス作用、免疫調整作用、リラックス効果、口臭予防効果、呼吸器のトラブルにも効くとされる
α-テルピネオール抗炎症作用、抗アレルギー作用、ぜん息緩和作用、鎮咳作用、収れん作用、胆汁分泌促進作用、リラックス効果、催眠作用
酢酸テルピニル胃酸分泌促進、唾液分泌促進、消化促進
リナロール鎮静効果、リラックス効果
ピネン気管支拡張効果、アポトーシスを促す
サビネン鎮咳作用、殺菌作用
リモネンリラックス作用、抗不安作用
ミルセン鎮静効果、睡眠誘導効果、筋弛緩作用
ケルセチン抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用
ビタミンB群疲労回復効果
ビタミンC抗酸化作用

カルダモンティーの効果・効能について、成分別に見ていきます。

1.8シネオール

  • これはカルダモンの香りを構成する成分のひとつです。
  • 抗炎症作用で感染症にかかった喉を沈め、咳や痰を切る
  • 抗ウイルス作用や免疫調整作用で感染症に強くなる
  • その香りで口臭予防
  • リラックス効果
  • 肺に血液を集めて呼吸系のトラブルを防ぐ

等の効果があるとされています。

α-テルピネオール

これもカルダモンの香りを構成する成分のひとつです。

  • 抗炎症作用と追うアレルギー作用で鎮咳、喘息緩和
  • 胆汁分泌促進をして消化促進効果
  • リラックス効果からくる催眠作用

などの効果があるとされています。

酢酸テルピニル

これは基本的に消化液を出す効果があります。

  • 胃酸分泌促進
  • 唾液分泌促進
  • 消化促進

効果があるとされています。

リナロール

これはラベンダーやベルガモットの香りとなる成分で、

  • 鎮静効果
  • リラックス効果

があるとされています。

ピネン

松脂などに多く含まれる香り成分で、

  • 気管支拡張効果
  • アポトーシスを促す

効果があることから、喘息を治すだけでなくがんへの効果が期待されています。

サビネン

森林の香りとして含まれる成分で、

  • 鎮咳作用
  • 殺菌作用

から、感染症への効果が期待できます。

リモネン


これは柑橘系の果皮に含まれている香り成分の代表的なものです。

  • リラックス作用
  • 抗不安作用

があると言われています。

ミルセン

様々な香料のもととなる成分です。

  • 鎮静効果
  • 睡眠誘導効果
  • 筋弛緩作用

を持ち、睡眠にいざなってくれるのではないかと言われています。

ケルセチン

生活習慣病を予防してくれる様々な効果を持っています。

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 抗動脈硬化作用
  • 脳血管疾患の予防
  • 抗腫瘍効果
  • 降圧作用
  • 強い血管弛緩作用

これらで血管の疾患を防ぎ、血流を改善し、体を温めてくれます。

ビタミンB群

脂質や糖質の代謝を正常にし、疲労回復に役立ちます。

ビタミンC

優れた抗酸化力で細胞や血管の傷を修復します。

その他に期待される効果効能


他に、どの成分がどう関わっているかはわかりませんが、

  • 吐き気抑制
  • 便秘改善作用
  • 感染症の予防
  • 発汗作用
  • 解熱作用
  • 去痰作用
  • 利尿作用
  • 心臓保護作用
  • 頭痛緩和
  • PMS緩和
  • 鎮痙作用
  • 肝機能を高める
  • 脳機能を高める(前頭葉の酸素消費量が上がる)
  • 血糖値を下げる
  • 抗うつ作用
  • しゃっくりを止める
  • 免疫力を高める

などの効果があるとされています。

カルダモンティーの副作用


まず、過剰摂取により逆に消化を阻害する可能性があります。
胆石や胆嚢疾患がある人の場合、悪化させる危険があります。

また、抗うつ剤、抗凝固剤、アスピリン、胆石薬、過敏性腸症候群の薬と相互作用する可能性があるので服用している人は飲用前に医師に相談すべきです。

妊娠中・授乳中のカルダモンティーの大量摂取も避けるべきです。
安全だと言えるだけのデータの蓄積がありません。

消化を阻害する可能性があるので小さな子も過剰摂取は駄目です。

カルダモンティーの味と香り


ユーカリ+レモンと形容されるような、清涼感のある爽やかな香りがあります。
その後にピリッとした辛味、ほろ苦さがきます。

カルダモンティーを美味しく飲む方法と作り方

基本の作り方

カルダモン4粒を軽く砕いて実から種を出し、これを熱湯300mlに加え、8~10分ほど弱火で煮て濾せば完成です。ブラウンシュガーなどを使って甘くするとおいしいです。

オススメアレンジ

カルダモンミルクティー

生姜スライス+軽く砕いたカルダモン+茶葉(セイロンがよい)に熱湯を注いで紅茶を作り、牛乳を加えてミルクティーにします。
体がとても温まる飲み物です。

カルダモンコーヒー

小さい鍋にコーヒー豆粉と細かく砕いたカルダモンを入れます。
中火で沸騰させ、弱火で30秒煮立たせて香りを出してからフィルターで漉して完成です。
カルダモンをコーヒーで楽しむ際の定番です。

カルダモンレモネード

カルダモンを煮出した湯でレモネードを作ります。
暖かくても冷たくてもおいしいです。

マサラチャイ

<用意するもの>
  • 黒こしょうひとつまみ
  • カルダモン1
  • しょうがひと欠け
  • シナモンスティック
  • クローブ8
  • 紅茶葉小さじ2杯
  • 黒糖またはメープルシロップ
  1. 水2カップと牛乳2カップをあわせて鍋に入れてスパイス類をすべて入れ、沸騰させます。
  2. 沸騰したら、茶葉を加えて鍋に蓋をし、10分蒸らします。
  3. これを濾したものに黒糖かメープルシロップで甘みをつければ出来上がりです。

オススメブレンドティー

紅茶ミルクなし、甘みなしでもカルダモンは紅茶と合います。レモンスライスをそえてもおすすめです。
黒こしょうの実+クローブシナモン+しょうがとにかく体を温め、風邪よけをしたい時のお茶です。
ローズペタル+スペアミント+紅茶エキゾチックな味を楽しみたい時の紅茶です。
マリーゴールド+ペパーミント殺菌作用のあるハーブを混ぜて、口臭の原因の殺菌の増殖を防ぎます。
フェンネルシード+紅茶(ダージリン)フェンネルシードも口臭予防に効果的です
フェンネルアニスシードアニスシードも口臭予防により効果的です
緑茶+オレンジピールオレンジピールは口臭予防、そしてリラックスに効果的です。カルダモンと意外にも合います。
緑茶+シナモン+クローブ+オレンジピールオレンジピールはカルダモンを始めとしたスパイス類に合います。
緑茶+クローブ+レモン汁これは甘くしても冷やしてもおいしいです。
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カルダモンティーに合うお菓子、食事


にんにくやスパイスを大量に用いた料理、肉料理など、匂いの強い料理の後に飲むと口臭予防に効果的です。

カルダモンの風味はフルーツ系にも合うので、ゼリーやコンポートのお供にもいいでしょう。

チャイ系のカルダモンティーに合わせるには、ケーキラスクやビスケットなどの軽いものをおすすめします。

カルダモンティーのオススメの入手法と買い方

スーパーのスパイスコーナーで入手したり、ネット通販で購入したりすることができます。
香りの飛びやすいパウダーではなくてホール(実の形のまま)がオススメです。


Amazon、楽天で多数の出品があります。

まとめ

カルダモンティーの要点
  • カルダモンは清涼感がある香りとピリッとした辛さ、ほろ苦さが特徴
  • 消化促進、抗炎症作用、抗酸化作用がある
  • 鎮静効果、リラックス効果、体を温める作用がある
  • 抗ウイルス効果、殺菌効果から、感染症予防や口臭防止にも効く
  • 多くの茶、牛乳、スパイス、ハーブに合う
  • カルダモン単体のティーでは肉料理などに匂いの強い料理の臭み消しにあう
  • カルダモン+ミルクの組み合わせは口当たりが軽いお菓子が合う

カルダモンはホールが一瓶あるだけでずいぶん使えます。

お菓子にも料理にも使えますし、お家のスパイス棚に一瓶揃えてはいかがでしょうか。

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