「夜になってもよく眠れない」
「何をやってもやる気が出ない」
そんなときはストレスで心が疲れているサインかもしれません。
必要に応じて病院を受診することも必要ですが、まずは自分で出来ることとして、ハーブティーが精神安定に役立ってくれます。
今回の記事では、ストレスからくる心と体の不調をケアしてくれるハーブティーを集めました。
- 高い精神安定作用が期待できるハーブ4選
- ハーブのプロによる市販ブレンドティー4選
についてご紹介します。
飲むタイミングなどの飲み方アドバイスも記載しましたので、是非最後までご覧になってみて下さい!
精神安定・ストレス対策に!シングルハーブ部門4選
ではまずシングルハーブから。
高い精神安定作用が期待できる、代表的なハーブ達を4点ご紹介します。
1位:セントジョーンズワート
気分が沈んでしまう、何も楽しいと思えない、といったうつ症状に用いられ、「天然の抗うつ剤」とも呼ばれるハーブ。
実際にドイツでは医療の現場で処方されており、日本の心療内科でも少しずつ広まりつつあります。
味はまさに薬草といった趣きで渋みもあるため、好みのハーブとブレンドして使いましょう。
- ブレンドにおススメなのは?
ジャーマンカモミール、レモンバーム、パッションフラワーなど
体質により逆に不眠を引き起こす、胃腸への刺激、日光への過敏症状といった副作用が報告されているため継続的な長期使用は避けて下さい。また他の医薬品との相互作用についても注意が必要です。
妊娠中、授乳中の方は使用をお避け下さい。
(引用:厚生労働省/セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)と医薬品の相互作用について)
2位:バレリアン
「天然の睡眠薬」と呼ばれ、体をリラックスさせて安眠に導いてくれるハーブ。
筋肉の緊張をほぐしてくれるため、緊張性の腹痛や頭痛にも有効。
そして女性特有の更年期やPMS(月経前症候群)による気分のアップダウンにも用いられます。
バレリアンはクセのある強めの香りと、苦味のある木のような味が特徴。
甘いハーブや爽やかなハーブとのブレンドがおすすめです。
- ブレンドにおススメなのは?
ジャーマンカモミール、リンデンフラワー、オレンジブロッサムなど
-注意事項-
頭痛、興奮、動悸、胃腸トラブルなどの副作用が起きることがあるため、くれぐれも適量に留めるようにしましょう。
妊娠中、授乳中の方は使用をお避け下さい。
3位:パッションフラワー
「植物性のトランキライザー(精神安定剤)」と呼ばれるほど高い鎮静作用を持つハーブ。
神経が高ぶって眠れない、不眠がちな方に用いられます。
また心理的ストレスからくる頭痛や胃痛などの不調にも有効。
風味はクセが少なめではありますが、薬草的な香りや渋みがあります。
華やかな香りを持つリラックスハーブとのブレンドがおすすめです。
- ブレンドにおススメなのは?
ラベンダー、ローズ、ジャーマンカモミールなど
-注意事項-
毒性のある青酸配糖体を含む可能性が否定できないため、くれぐれも適量に留めるようにしましょう。
妊娠中、授乳中の方は使用をお避け下さい。
4位:リンデンフラワー
リンデンは日本では菩提樹(ぼだいじゅ)と呼ばれる大きな木で、ヨーロッパでは街路樹として植えられ大変ポピュラーな存在です。
ハーブとして使われるのは西洋ボダイジュという種類。
高い鎮静作用を持ち、キリキリした神経を和らげてリラックスに導きます。
風味は自然な甘みがあり、優しい飲み口。
緊張続きの後のリラックスティーに最適です。
-注意事項-
特にありません。
ハーブのプロがブレンド!市販ブレンドティー部門4選
ここからは市販のブレンドハーブティーのご紹介です。
効能だけでなく味も整っていて、飲みやすいのがメリットです。
1位:ヨギ/ベッドタイム
甘草とカモミールのふんわりとした甘さをベースに、スーッと爽やかなミントを効かせたハーブティー。
ミントは比較的穏やかな清涼感を持つスペアミントを使用。
精神安定作用に優れたバレリアンやパッションフラワーを含み、心地よい眠りへと誘います。
-注意事項-
妊娠中、授乳中の方やお薬を服用中の方は、事前に医師または薬剤師にご相談下さい。
2位:パッカ/ナイトタイム
(引用:Pukka Herbs公式−ナイトタイム)
こちらも甘草の一種であるリコリスがベース。
カモミール、ラベンダー、リンデンがブレンドされ夜のひと時にぴったりの優しい味わいにまとまっています。
天然の睡眠薬バレリアン含有。
-注意事項-
食品の扱いになりますので治療を目的に使用しないで下さい、との記載があります。
3位:グリーンフラスコ/スリープブレンド
(引用:グリーンフラスコオンラインショッピング−スリープブレンド)
アロマテラピー&メディカルハーブに関する書籍の執筆も多い、林真一郎氏が手がけるオリジナルレシピ。
セントジョーンズワートと、植物性の精神安定剤と呼ばれるパッションフラワーをブレンド。
風味の良いフェンネルで味を整えています。
-注意事項-
特にありませんが過剰摂取だけお気をつけ下さい。
・グリーンフラスコオンラインショッピング
メディカルハーブブレンド スリープブレンド
内容量10g(5ティーバッグ) \540(税込)
商品ページはこちら
4位:カフェ・ド・サボン/スイートスリープ
通販で人気のアロマ&ハーブ関連ショップ「カフェ・ド・サボン」が提案するオリジナルハーブティー、スイートスリープ。
リラックス作用を持つ人気の定番、カモミールとレモンバームをベースに、ラベンダーでフローラルな香りをプラス。
パッションフラワー含有で高い精神安定作用が期待できます。
-注意事項-
キク科アレルギーの人は注意してください。
胆道閉鎖、胆のう炎、腸閉塞の人は飲用しないで下さい。
精神安定・ストレス対策ハーブティーの飲み方
ここまで、精神安定・ストレス対策に役立つハーブティーについてご紹介してきました。
次にこれらのハーブティーの飲み方についてお伝えします。
飲むタイミングは?
まず、飲むタイミングについて。
ハーブティーの基本の飲み方としては、朝・昼・夜と数回に分けて飲む方が効果的とされています。
ですが今回ご紹介したハーブティーは眠りを誘う成分も多く含まれますので、どちらかと言えば夜をメインにお飲みいただくことをおススメします。
飲んで心地よいと思えることが大切
どんなハーブティーでも、飲んで心地よい・美味しいと思えることが大切。
心地よいと感じるハーブティーこそが、その時の体調に合っているとも考えられるからです。
それからハーブティーを淹れて色や香りを楽しみ、飲んで風味を楽しむといった時間そのものも大切です。
このゆったりとした時間が心身の緊張をリセットし、リラックスへと導いてくれることでしょう。
精神安定・ストレス対策におススメのハーブティーまとめ
今回は、精神安定・ストレス対策におススメのハーブティーについてお伝えしてきました。
おススメのハーブティーについて改めて挙げておきます。
―シングルハーブ部門―
- 1位:セントジョーンズワート
- 2位:バレリアン
- 3位:パッションフラワー
- 4位:リンデンフラワー
―市販ブレンドハーブティー部門―
- 1位:ヨギ/ベッドタイム
- 2位:パッカ/ナイトタイム
- 3位:グリーンフラスコ/スリープブレンド
- 4位:カフェ・ド・サボン/スイートスリープ
「ベッド」「ナイト」「スリープ」。
睡眠系の単語ばかりが並びました(笑)
精神安定のためにはやはり睡眠が大事ということでしょうか。
ぐっすり安眠のために、ハーブティーを取り入れてみませんか。
コメント