ハーブ選びの際、同じハーブでも原産国が違うものがあり、困ってしまうことがありませんか?
今やハーブは世界中で広く栽培されています。
原産国も、ヨーロッパ産やアメリカ産、南米産、果てはアジアや日本産のものも。
どの原産国のハーブが一番いいのか、これでは選ぶのも一苦労ですね。
更に原産国が違うだけでハーブティーの味や香りにも違いが出てくる為、適当に選ぶことは出来ません。
では美味しいハーブティーを作る為には、どの国のハーブを選べばいいのでしょうか。
この記事では、
- ハーブティーの原産国が違うと味や香りも違う理由
- 美味しいハーブティーの選び方
- 原産国にこだわりたいハーブティー
- 国産でも美味しく飲めるハーブティー
について詳しくご紹介します。
ハーブティーは原産国が違うと味や香りにも違いがあった!
実はハーブティーは使用するハーブの原産国が違うだけで、味や香りにも違いが現れます。
その理由は、ハーブが育つ気候や風土が国によって全く違うこと。
育つ環境が違えば、味や香りが変わってくるのは当然のことと言えますね。
同じハーブティーを飲んでも、まずかったり美味しかったりしてしまうのは、ハーブの原産国の違いによるのかもしれません。
せっかくハーブティーを飲むなら、一番美味しいハーブで淹れたお茶を味わいたいもの。
美味しいハーブを選ぶための重要なポイントとは何なのでしょうか。
最も美味しいハーブティーの選び方
最も美味しいハーブティーを味わうには、どのような基準でハーブを選べばいいのでしょうか。
基本的には、「そのハーブの元々の原産地で育ったもの」を選ぶと外れがありません。
何故かというと、原産地というのはそのハーブが生き生きと育つ条件が一番揃った環境になっている為です。
よって、原産地で育ったハーブを使ったハーブティーが一番美味しくなると言えるでしょう。
または、現在最も多く世界に輸出している産地のハーブを選ぶのもいいでしょう。
世界中に多く輸出しているということは、その産地のハーブの需要が最も高いということ。
それだけ人気があり、美味しいハーブです。
ただし、それが日本でも広く栽培されているハーブであれば、国産のものでも美味しく頂くことが出来ます。
原産地のハーブを使ったハーブティーと飲み比べて、味の違いを楽しんでみるのも楽しそうですね。
原産国にこだわりたいハーブティー5選!
まずは、買うときに必ず原産国をチェックしたい、原産国にこだわりたいハーブティーを5つご紹介します。
ルイボスティー
近年、人気のお茶の仲間入りを果たしたルイボスティー。
綺麗な赤茶色で、ほのかに甘みがありすっきりとした味わいのハーブティーですね。
美容効果を始め、むくみや冷え性改善、生理痛や更年期症状緩和など、女性に嬉しい効能があることで知られています。
そんなルイボスですが、実は南アフリカの一部の場所でしか栽培できないとされています。
つまり、南アフリカ産以外のルイボスはルイボスと呼べないことになります。
もし、南アフリカ産以外のルイボスティーがあった場合は避けるようにしましょう。
ローズヒップティー
薄く柔らかな赤色に色付いたローズヒップティーは、ほのかなバラの香りと、甘酸っぱさが特徴。
ハイビスカスとブレンドされることも多いハーブティーで、美容効果が期待出来ます。
原産国は南米のチリで、現在も世界に流通しているローズヒップの9割はチリ産のものだと言われています。
圧倒的な流通量を誇るということは、それだけ人気があるということ。
チリ産のローズヒップなら絶対に外れないと言えそうですね。
ハイビスカスティー
鮮やかなルビー色と甘酸っぱい味が特徴的なハイビスカスティー。
疲労回復や美容効果が高いことから、特に女性に人気のあるハーブティーとして知られています。
原料になるローゼルは、西アフリカ原産と言われていますが、アジアでも古くから栽培されています。
日本でも沖縄など温暖な気候の場所で育てられていますよ。
しかし、一番おすすめなのはエジプト産のハイビスカスティーです。
実はエジプト産のハイビスカスティーは世界最高品質とされ、エジプトの定番土産になっているほど。
ハイビスカスティーを購入する際は、是非エジプト産のものを選んでみてください。
エルダーフラワーティー
エルダーフラワーティーは、マスカットのような甘い香りが特徴的。
味もほのかに甘みがあるクセのないハーブティーで、風邪予防や花粉症対策に効果的とされています。
エルダーフラワーは、ヨーロッパが原産のハーブです。
現在は世界各地で栽培されていますが、日本ではあまり行われていない様子。
エルダーフラワーティーを選ぶ場合は、最も栽培が盛んで、昔から利用されてきたヨーロッパ産のものがおすすめです。
マルベリーティー
桑茶として知られるマルベリーティー。
濃い緑茶のような味で飲みやすく、糖の吸収を抑える効果があります。
桑は日本原産の植物。
よってマルベリーティーも日本産以外の選択肢はない、と言ってもいいでしょう。
国産でも美味しく飲めるハーブティー5選!
原産国にこだわりたいハーブとは反対に、日本産ハーブでも美味しく飲めるハーブティーも存在します。
国産は安心感がある上に、輸入品よりも安く手に入ることもあり、手軽に取り入れやすいという利点がありますね。
国産でも美味しく飲めるハーブティーには、どのようなものがあるのでしょうか。
ラベンダーティー
心安らぐ華やかな香りが特徴のラベンダーティー。
リラックス効果があり、人気のハーブティーの一つとして知られています。
ラベンダーの原産地は地中海沿岸やインド、北アフリカなど。
ラベンダーの栽培地として最も知名度が高いのは、南フランスのプロヴァンス地方です。
また現在、ラベンダーは日本国内でも広く栽培されています。
国内では、北海道富良野地方のラベンダー畑が有名ですね。
南フランス産と日本産のラベンダーティーを、それぞれ飲み比べてみるのも楽しそうです。
カモミールティー
ハーブティーの中で人気ナンバー1のカモミールティー。
リンゴに似た甘い香りで飲みやすく、安眠効果がある為おやすみ前の一杯におすすめです。
カモミールの主な原産地はヨーロッパですが、現在は世界中で広く栽培がされています。
日本国内でも国産のカモミールティーを見つけることが出来ますよ。
レモングラスティー
爽やかなレモンの香りがする、レモンティーのような味わいのレモングラスティー。
さっぱりとしていてとても飲みやすい為、初心者でも挑戦しやすいハーブティーです。
主に消化を促進する効果が期待出来ます。
レモングラスの原産地は東南アジア。
育てやすいハーブの為、日本でも栽培されており、ネット通販では国産のレモングラスティーが多く流通しています。
ペパーミントティー
ペパーミントティーは、清涼感あるミントのスーッとした香りが特徴的なハーブティー。
主に胃腸の調子を整える働きがあります。
ヨーロッパが原産地のペパーミントですが、現在は日本でも広く栽培されています。
その為、国産のペパーミントティーも簡単に見つけることが出来ますよ。
ブルーマロウティー
別名コモンマロウティーとも呼ぶブルーマロウティーは、美しい水色のハーブティーです。
レモンを加えると、色が紫色に変化することでも有名。
味はほとんどなく、ほのかに花の香りが香る程度です。
咳やのどの痛みを鎮める効果があり、風邪の引き始めによく飲まれています。
ブルーマロウの原産地はヨーロッパ。
現在は日本でも栽培をしている場所があり、信州産や岡山産のものが見つけられました。
まとめ
ハーブティーは、原産地が違うと、味や香りにも違いが現れることが分かりました。
最も美味しいハーブティーを作るには、原産地で育った、もしくは世界的に流通量の多いハーブを選ぶことが重要です。
その中でも原産国にこだわりたいハーブティーは、
です。
国産でも美味しく飲めるハーブティーは、
です。
ハーブを購入する際は原産国もチェックして、より美味しいハーブティーを作りましょう。
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